2022年度 新年度持ちタイム(5000m) ~その2~

2022年3月31日(昨年度最終版)、2022年4月1日(今年度開始)における順位・持ちタイムを見ていきます。続いては4/1時点での持ちタイムが10~19位の9大学についてです。

大学名順位2022/3/31順位2022/4/1
日本体育大学12位13:56.8710位13:57.75
中央学院大学10位13:56.1411位13:59.29
國學院大學11位13:56.7112位13:59.45
創価大学14位14:00.2713位14:02.46
法政大学20位14:06.9014位14:05.46
日本大学16位14:03.9415位14:05.60
大東文化大学18位14:04.9716位14:06.13
神奈川大学15位14:01.8117位14:06.39
国士舘大学19位14:05.1218位14:08.89
10位:日本体育大学

前年度の12位から2つ順位を上げて10位となったのが日体大、13分57秒とダウンは1秒未満にとどまっています。13分32秒を持つエースの藤本を筆頭に13分台が5人おり、10番手でも14分5秒というハイレベルさです。その中に新入生も平島、山崎という実績もタイムも良い2人が割って入ってきています。自前の日体大記録会があることもあって、持ちタイムの良い選手は揃ってきているだけに、ここから抜け出て藤本に次ぐエース級となる選手が出てきてほしいところ。

11位:中央学院大学

前年度の10位から1つ順位を下げて11位となったのが中央学院大学、エースの栗原らが抜けたことによってタイムは3秒ほど下げることとなりました。13分台のベストを持つ選手が13分49秒の武川を筆頭に13分台が5人揃います。その一方で14分1桁は4人しかおらず、10番手が14分11秒となっています。新入生は持ちタイムでトップ10に入る選手はまだいませんが、ここから抜け出てくる選手もいるでしょうし、エース級以外がどれだけタイムを伸ばせるかが大事になってきそう。

12位:國學院大學

前年度の11位から1つ下げて12位となったのが國學院大學、藤木、木付らが抜けたことでタイムは3秒ほど下がりました。國學院は1万に比べると5千はそれほどタイムを狙わない印象がありますね。主力の1人である伊地知はトップ10にも入っていませんし。13分台は5人おり、新入生の上原も含まれています。さらに森田、吉浦と3人がトップ10入りを果たし、10番手は14分9秒となっています。3大駅伝表彰台に向けてはさらにスピードも磨いていきたいところかな。まだまだ上積みの余地は大きそうです。

13位:創価大学

前年度の14位から1つ順位を上げて13位となったのが創価大学、タイムのダウンは2秒ほどに留まっています。13分29秒を持つムルワが一人抜けていて続くのは14分2秒を持つ横山、新家が続き13分台の日本人選手は1人もいないんですよね。エースの嶋津は来年度もおり、28分台はズラッと揃いますから、いくらでもタイムは伸ばせそう。現時点では10番手が14分10秒、新入生では石丸が唯一トップ10に入ってきています。また記録を狙うチャンスがあれば、13分台がズラッと増えそうです。

14位:法政大学

前年度の20位から14位と6つも順位を上げてきたのが法政大学、27大学中最も順位を上げたのがこの法政大学ということになります。エースの鎌田が抜け、タイムも1.5秒ほど落としてはいるのですが、元々記録会にはあまり積極的に出場しないということで主力もそれほどタイムを有していないということ、そこに13分50秒を持つ大島を筆頭に清水、高橋とトップ5のうち3人が新入生を占めていることもあって順位をグッと上げてきました。


来年度は13分台が松本、大島の2人、10番手は14分15秒となっています。主力が記録を狙えばここからさらに順位を上げてくるでしょうが…法政はあまり狙わなそうかなあ。

15位:日本大学

前年度の16位から1つ順位を上げて15位となったのが日本大学、日大のHPを見ましたが主力を含めて10人以上は名簿から名前が消えていましたね。。。何が起きているのか私は知る由もないですが残念です。主力は新4年生で13分25秒を持つドゥングを筆頭に松岡、樋口と13分台が3人揃います。14分1桁は下尾しかおらず10番手が14分19秒ということで選手層が薄くなってしまったのも痛いですよね。


新入生では山内が唯一トップ10入りを果たしています。前年度の駅伝シーズンではタイムもチームとして伸ばせていましたし、今年度もトラックシーズンから自己ベストを更新していきたいところ。

16位:大東文化大学

前年度の18位から2つ順位を上げて16位となったのが大東文化大学、主力が4年生となって勝負の年となる今年度、13分46秒を持つワンジル、13分55秒を持つ倉田と13分台が2人、10番手でも14分15秒となっています。大東大も谷口、久保田、木山ら1万で28分台を持つ選手が5千では14分台ですし、5千の方がタイムはまだ伸ばせそうですね。新入生では入濱、渡邉と2人がトップ10入りを果たしています。

17位:神奈川大学

前年度の15位から2つ順位を下げて17位となったのが神奈川大学、呑村、川口、西方らが抜けたこともあって、タイムは5秒近く下げています。島崎の13分55秒がトップで13分58秒の中原が続いています。10番手が14分14秒ですが、この中にはエースの巻田はいませんし、神奈川も記録会に出ればタイムは伸ばせるであろう選手が多いです。あまり積極的に出場はしないと思いますが…新入生では、都大路でも活躍した宮本が早速トップ10に入ってきています。

18位:国士館大学

前年度の19位から1つ順位を上げて18位となったのが国士館、主力がズラッと揃った4年生が抜けた影響は非常に大きいのですが、5千のタイムとしては4秒弱のダウンに留まっています。1万に比べて5千はそこまでタイムを持っていなかったこと、13分55秒を持つ岩下がいきなりチームトップに入り、留学生のカマウが2番手となったことで、留学生は1人計算の平均タイムにおいて大きいです。ただ、カマウはまだ大学で走っていないですよね…?どのような状況なのか気になります。


14分10秒を持つ生駒もトップ10に入っており、今年度の新入生は国士館においてかなり良かったですよね。楽しみな選手は他にも揃っていますし、新入生がどれだけタイムを伸ばしてくるかも注目です。

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