2022年度 新年度持ちタイム(5000m) ~その1~

いよいよ新年度が始まりました。4年生が抜け新入生が加わる新年度、4年間しかないからこそ大学駅伝はより魅力的なものになりますね。。。2022年3月31日(昨年度最終版)、2022年4月1日(今年度開始)における順位・持ちタイムを見ていきます。新入生を全員把握しているわけではないので、多少は誤差があるかもしれません。まずは4/1時点での持ちタイムが19~27位の大学についてです。

大学名順位2022/3/31順位2022/4/1
帝京大学13位13:59.5319位14:08.92
立教大学20位14:09.02
城西大学17位14:04.0721位14:11.60
山梨学院大学22位14:10.3022位14:12.57
駿河台大学23位14:14.1523位14:13.58
上武大学25位14:16.9824位14:14.10
筑波大学24位14:14.7025位14:16.54
拓殖大学21位14:08.9926位14:17.27
専修大学26位14:18.3427位14:18.20
19位:帝京大学

前年度の13位から19位と6つ順位を落としたのが帝京大学、タイムも9秒以上下がっていますからね。4年生が抜ける影響の大きさが5千のタイムからも分かります。13分台のベストを持つのは西脇のみ、14分1桁が4人、10番手が14分19秒ということで現時点でのタイムはちょっと箱根シード校としては物足りないですよね。


ただ、帝京の場合はここからどれだけ縮めるのかが楽しみですよね。新入生は栗田、柴戸がともに14分1桁のタイムでトップ10入りと今年度の新入生はタイムも良いです。

20位:立教大学

今年度から立教大学もデータベース管理することにしました。久しぶりの箱根出場が現実的な目標となり、大きな勝負の年となりそう。5千の平均タイム、順位を前年度は把握できていませんがトップ10で抜けたのは斎藤だけのはず…今年度は20位となって箱根出場を争う大学とそん色ないですね。13分台は1人もいないのですが、14分1桁が6人、10番手でも14分14秒と箱根出場校とそん色ないタイムとなっています。


新入生も國安、永井、馬場と3人が早くもトップ10に入ってきており、全員が3年生以下となっています。まずは1人でも多く13分台の選手は増やしていきたいところかなあ。

21位:城西大学

前年度の17位から4つ順位を落として21位となったのが城西大学、タイムを7秒以上落とすこととなります。13分19秒を持つ砂岡が抜けたわけですから、それだけでもタイムは大きく落ちることになりますよね。13分台はおらず、14分2秒を持つ山本唯がトップ、14分1桁も3人しかいないですからね。その一方で14分10秒台はズラッと揃っており、10番手でも14分16秒となっています。


また、新入生がすでに4人もトップ10に入っているのも注目です。鈴木、古橋、斎藤、岩田と持ちタイムも実績もある選手が揃っており、箱根予選会校どころかシード校と比べてもそん色ない選手が揃っています。5千はあまりタイムを狙う印象が無いですが、まだまだ伸ばしていってくれれば。

22位:山梨学院大学

前年度も今年度も22位なのが山梨学院大学、タイムは2秒ほどダウンということで大きくは無いですね。4年生が抜ける穴は決して小さくは無いのですが、5千のタイムはそれほど持っていなかったのも影響しているかなあ。来年度はムルアが13分38秒と一人抜けており、14分2秒を持つ新本が日本人トップで続きます。


14分1桁が他に高田しかいないのはちょっと寂しいですが、主力の木山や橘田がまだ14分10秒台のベストですし、伸びしろは大きそう。14分20秒前後のベストを持つ選手がズラッと揃っており、5番手が14分18秒なのに10番手でも14分21秒となっています。長い距離で結果を残している選手が5千でもタイムを伸ばしてくれれば。

23位:駿河台大学

駿河台も前年度の23位と変わらずとなっています。タイムも1秒も下がっていないんですよね。新入生のゴッドフリーが13分37秒のはず…さらに14分5秒を持つ東泉が3位とトップ3に2人新入生が入ってきているのが大きいですね。小江もトップ10入りを果たしており、新入生はすでに3人。


駿河台はエース級くらいしかタイムを狙える記録会に出てきていませんし、10番手でも14分27秒ですからね、エース格の町田や箱根6区3位の小泉らがいずれも14分20秒前後ですし、ハーフの距離が一番大事でしょうがスピードも磨いていきたいところ。

24位:上武大学

前年度の25位から1つ順位を上げたのが上武大学、タイムは3秒弱ダウンとなっています。4年生の抜けた穴を考えると当然戦力ダウンは著しいのですが、13分25秒と新入生の中でトップタイムを持つパトリックが加わったことでタイムダウンは抑えられました。当然チームトップのタイムとなっており、大きな戦力となります。日本人エースの村上が13分54秒で続き、トップ2はいずれも札幌山の手高出身となりますね。


ただ、14分1桁はおらず10番手も14分28秒、即戦力選手がなかなか加わらないチーム事情もあって5千のタイムはなかなか上がってこないですが、今の箱根予選の高速化を考えるとスピードも必要になってくるかなあ。

25位:筑波大学

前年度の24位から1つ下げた25位が筑波大学、それでもタイムは2秒弱のダウンに留まっています。13分50秒台の小林、平山に14分0秒の岩佐とトップ3は持ちタイムも実績も揃っていますからね。1年生もすでに木村、大津がトップ10に入ってきているのも大きいです。高校ベストで14分台が1人もいなかった2年生も吉田、金子がトップ10に入ってきて戦力となりつつありますし、徐々に選手層も厚くなりつつあるのかなあ。


エース力はここ数年箱根出場校に負けていないだけに、選手層の厚さが大事になってきますよね。14分30秒切りが7人しかおらず、10番手も14分33秒ですがここからどれだけタイムを伸ばせてこれるか。

26位:拓殖大学

前年度の21位から5つ順位を下げて26位となったのが拓殖大学、4年生には主力がズラッと揃っていましたから、抜けた影響の大きさが分かります。タイムも9秒近く下がっていますからね。13分18秒を持つラジニが圧倒的に抜けていますが、続くのが14分9秒を持つ吉村ということで50秒以上も間が空いていますからね…


14分10秒台も佐々木しかいないというのは、ちょっと5千のタイムとしては寂しいかなあ。それでも10番手は14分30秒に留まっており、14分20秒台のベストの選手が多いです。新入生も荒木、玉利、二瓶と3人がトップ10に入ってきているのも拓殖としては悪くないかなあ。5千はあまりタイムを狙うことも無いでしょうし、順位はあまり変わらなそうな気も…

27位:専修大学

前年度も26位と最下位でしたが今年度も27位ということで最下位となったのが専修大学、13分39秒を持つキサイサが抜けていますが、続くのが14分11秒を持つ木村、3本柱の1人である高瀬も14分17秒ですし、13分台どころか14分1桁の日本人選手もいなければ、10番手が14分28秒でもこの順位になってしまうかなあ。


ただ、箱根1区4位の木村も箱根予選で10位の高瀬も走力に持ちタイムが全く追いついていないだけですけどね…先週はあまり記録会に出場してこないですし、特に5千はタイムを全然狙ってこない印象。1年生は手塚が唯一トップ10に入っていますが、今後もタイムを狙うとしたら1万中心になりそうですかね。

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