2021年度 4年生特集 ~順天堂大学~
今日からは4年生特集ということで、私がDB把握している26大学について、4年生の在学中の走りを振り返っていきます。対象となるのは3大駅伝・予選会にエントリー経験がある or 持ちタイムでトップ10に入ったことがある在学中の4年生ということになります。 最初は順天堂大学です。全部で8人登録されています。
下の学年に比べるとそれほど目立つ学年では無かったですが…最後の箱根で区間賞を2つ獲得するなど、4年時の活躍が目立ちました。3大駅伝にも6人が出場していますし、選手層の厚さを支える学年でした。
高校ベストは14分31秒、箱根には2年時から3年連続でエントリーを果たしたものの、一度も出場には至らなかったのは残念ですが…3年の箱根予選ではチーム5番手の27位と好走、この時にマークした62分29秒が大学ベストとなっています。全日本ではエース区間の7区に抜擢されて区間10位で走っており、これが最初で最後の3大駅伝になるとは思わなかったです。
4年時には5千で14分8秒、1万では28分36秒といずれも大学ベストとなるタイムをマーク、5千、1万ともにセカンドベストも4年時にマークしていますから、その充実ぶりが分かります。さらに、日本インカレ1万mでは8位入賞を果たしています。最後の駅伝シーズンは3大駅伝全てにエントリーされたものの、出場には届かずでしたが…こういった選手の存在がチームの選手層に貢献していますよね。
高校ベストは14分19秒、1年の全日本・箱根からエントリーを果たしているものの、出場とはならず…さらに2年時は3大駅伝・全てでエントリー漏れとなっていますが…躍進を遂げたのは3年時、1万で28分45秒と大学ベストとなるタイムをマークすると、全日本で3大駅伝デビューを果たし、6区7位でまとめています。ただ、箱根には出場とならず…
4年時には5千で13分57秒と大学ベストをマーク、全日本では2年連続の6区を走って区間4位と前年度から順位を上げてきました。そして大学ベストであろう走りは最後の箱根でしょう。6区の山下りを任されると58分22秒で区間賞という最高の走り、総合でも5→3位に順位を上げて2位にも秒差に迫り、チームの総合2位に多大な貢献をしました。
高校ベストは14分40秒、2年時までは3大駅伝・予選会のエントリーはありませんでしたが…3年時に1万で28分46秒と大学ベストとなるタイムをマークすると、全日本で初エントリーを果たしました。箱根では23km区間の9区に起用されて区間11位で走っています。4年時には5千で13分57秒と大学ベストをマークしているのですが…最終学年は3大駅伝出場どころかエントリーも無かったのはちょっと残念でしたね。
高校ベストは14分24秒、2年時までは3大駅伝・予選会のエントリーはありませんでしたが、3年の箱根予選でチーム8番手の32位と好走しています。この学年は3年時に躍進した選手が多いですね。その後も出場こそなりませんでしたが、全日本、箱根とメンバー入りを果たしています。
4年時には5千で14分6秒、1万で28分51秒と大学ベストをマークすると、全日本ではエース区間の7区に抜擢されて区間9位で走っています。箱根ではアンカーの10区を任されて区間14位ではありましたが、しっかりと総合2位をキープする走りでゴールしてくれました。
高校ベストは14分10秒とこの学年では最も良いタイムでした。1年の全日本から出場を果たしますが、この時は6区19位と非常に苦しい走りに…それでも、この学年で1年目から3大駅伝に出場したのは小島だけですからね。2年時には5千で13分57秒と大学ベストをマーク、出雲にも出場して4区11位という走りでした。出雲に出場経験があるのも、小島だけとなっています。
3年時には1万で28分55秒と大学ベストをマークすると、箱根では7区に起用されて区間15位、3大駅伝全てで出場することとなりました。ただ、いずれも二桁順位だったのはもう一歩だったか。4年時には関東インカレ1500mで4位と短い距離で結果を残していますね。ただ、4年時には3大駅伝はいずれもエントリーされることはありませんでした。
高校ベストは14分33秒、2年時にハーフで63分31秒と大学ベストとなるタイムをマークすると、2年の箱根でも16人のメンバー入りを果たしています。3年時には1万で29分6秒の大学ベストをマーク、箱根にも2年連続でエントリーされていますが、いずれも出場には一歩届かず…4年時には5千で14分17秒のベストをマークし、セカンドベストも4年時のタイムでしたが、3大駅伝にエントリーされることはなく、4年間出場とはなりませんでした。
高校ベストは14分42秒、5千では2年時にマークした14分18秒が大学ベストとなっています。3年の箱根では山登りの5区を任されると、区間13位で走っています。3年の3月にマークした29分12秒が大学ベストとなっています。4年時には関東インカレ1部ハーフで7位入賞を果たすと、大学ベストは間違いなく最後の箱根でしょう。8区で区間賞と会心の走り、総合3位にも3分近い差をつける総合2位に浮上、牧瀬と津田の箱根での走りは本当に大きかったですよね。
高校ベストは14分30秒、長距離よりも中距離中心だったこともあって、3年まで3大駅伝・予選会へのエントリーはありませんでした。ハーフも一度も走っていないはず…4年時には日本インカレ1500mで見事に優勝を果たしています。5千でも13分57秒をマークすると、出雲にもエントリーを果たしています。3年時までを考えるとびっくりのメンバー入りでした。1万でも30分10秒と大学ベストを続けてマークしています。
ディスカッション
コメント一覧
長門監督は金太郎飴と呼んでいたようですが、つなぎの区間であれば卒なくまとめてくれそうな選手が揃っていました。最後の箱根の区間賞2つは出来すぎなところもありそうですが、努力が実を結んだことは良かったです。持ちタイムだけを見ると吉岡選手はもっと結果を残せたと思うのが残念。
順大はこの4年生たちと3年生が選手層を支えていたので、来年度は下級生の育成も進めないと再来年度が怖くなりますね。
2,3年生に比べると金太郎飴と見えてしまうのも仕方ないですが、
最後の箱根でやってくれましたよね。吉岡は個人的にも箱根で見てみたかったです。
確かに1,2年生は選手層が厚いとは言えないので、今後に期待です