2021年度高校生特集 ~間瀬田 純平(マセダ ジュンペイ)~

続いては鳥栖工業の間瀬田について、中学~高校までの実績を見ていきます。来年度は早稲田大学へ進学することとなりますね。早稲田はスカウト枠の関係上どうしても選手層が薄くなってしまいますし、さらに中谷世代という質・量ともに最も揃っていた学年が抜ける影響が非常に大きいだけに、間瀬田にかかる期待も大きくなりそう。

中学~高校3年

福岡の春日中学時代、3年の都道府県対抗に出場して6区6位と好結果を残しています。トラックでも全中、ジュニアオリンピックと出場を果たしていますが…全中では1500mで予選1組で9位で予選落ち、ジュにオリンピックでも1500mで予選2組で8位で予選落ちということで中学時代から実力者ではありますが、そこまで圧倒的に目立った存在では無かったかなあ。都道府県対抗は6区より2区に実力者が集まりますし、1500mよりも3000mに中学トップクラスの選手は揃いますからね。


鳥栖工業高校の1年時、国体3000mはエントリーされながらも棄権となっています。グッと台頭してきたのは高校2年時、1万mで29分13秒の高校ベストは2年の11月にマークしたものですし、都大路では3区13位、留学生が揃う3区であることを考えると上々の走りと言ってよいでしょう。3年時には5000mでも結果を残し、10月には高校ベストとなる13分57秒、11月にも13分59秒で走っており、13分台を連続してマークしています。


インターハイでは1500m、5000mの両種目に出場、1500mでは予選3組を3位通過すると、決勝では3分42秒の好タイムをマークして3位と表彰台に上がる走りを見せています。5000mでは1500mの疲れもあったのか予選3組で14分41秒の16位で予選落ちとなってはいますが、1500mのスピードも魅力的な選手ですね。


都大路では最長区間の1区を走って区間7位の好走、世代トップクラスの力があるところを全国の大舞台でも見せてくれました。すでに1万mでタイムを持ち、都大路でも10kmで好走とこの距離にはトラック・ロードともに問題無いところがまず魅力ですよね。その一方で1500mで3分42秒のスピードもあるということで、1年目から1500mはもちろん、3大駅伝で活躍してほしい選手です。


早稲田のチーム状況としてはスピードのある選手が揃っていますが、長い距離となると特に選手層の面で気になりますし、ハーフにも早い段階で対応してくれると石塚や伊藤のように1年目から欠かせない戦力となってくれそう。鳥栖工業→早稲田となるとOB4年目となる光延がいますね。1年目から日本インカレ5000m入賞など活躍し、上級生となってからは箱根でも快走を見せた選手、間瀬田もトラックもロードも短い距離も長い距離もハイレベルな活躍を期待したいです!!

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