第98回(2022年)箱根駅伝 2区振り返り ~区間賞:田澤 廉(駒澤)~

大学ごと

続いては2区における各選手の走りを振り返っていきます。2区結果はこのようになっております。留学生が5人起用されたエース区間、その中でも東国大のY・ヴィンセントの力が抜けており区間賞候補筆頭かと思っていましたが、まさかの区間5位タイという結果に…足を痛めて万全では無かったようで残念でした。ただ、1か月ほど前から痛かったのであれば日体大記録会は走らない方が良かったのでは。


国士館のR・ヴィンセントと並んでいたことでヴィンセント対決としても注目が集まりましたが、ここではR・ヴィンセントが区間2位タイで上回りました。4年連続2区で全て区間2~4位という抜群の安定感と強さを誇りました。創価のムルワが区間2位タイで入り、前回はやや苦戦しましたが今回はしっかりと66分台でまとめてきましたね。

山梨学院のオニエゴも66分台で区間4位、4年間の驚異的な成長の証を最後に示してくれました。他の留学生が2~5位を占めた中、駿河台のブヌカは区間19位に沈んでしまうことに…駿河台としては最も稼げる区間だと思っていましたが、初の箱根は苦しいものになりました。


そんな留学生を軒並み抑えて区間賞を獲得したのが駒澤の田澤、先月27分23秒をたたき出してその影響が気になるところでしたが、65分台ペースで進み、ラスト1kmはさすがに疲れましたが66分13秒で区間2位にも28秒差をつける圧倒的な走りを見せました。1年前からさらに強さを増してきましたね。総合トップに浮上し2位とも1分差をつけました。


日本人2位の5位タイに入ったのが東洋の松山、2年連続の2区でいずれも区間5位以内&日本人2位の走りは凄まじいですね。回復途中だった全日本とは別格の強さを見せてくれました。冬場に強く、さらに箱根2区に合っていると監督に評される選手…これほど頼もしい選手もいないですよね。青学のエース近藤は区間7位とさすがの走り、しっかりと総合2位まで順位を上げてきました。


トップ10に入った選手で最も驚いたのは、帝京の中村かなあ。橋本を2区に起用できなかったことで厳しいかと思っていましたが…区間8位の走りで総合5位にまで浮上してきました。2区までにいかに耐えるかが帝京の課題かと思いきや…上位に入ってきましたからね。最高のスタートとなりました。


区間9~11位には法政の鎌田、日体大の藤本、順大の三浦と力のあるエースたちが入ってきました。鎌田は坪田監督の持つ法政記録を1分以上更新するさすがエースの走りでしたし、藤本は19位、三浦は18位と苦しい位置からでも結果を残してくるのはさすがです。ただ、三浦はやはりスピード区間の方が活きた気がしますが、野村2区が無理だったチーム事情からやむなしだったのか…


國學院の伊地知が区間12位でここまでが67分台という…68分切りが12人というのは凄まじいですね。全日本8区で区間賞も獲得していますし、2年生にしてこの走りは頼もしい限りです。区間13位相当で関東学連の並木が走っています。どちらかは苦戦することが多い1,2区を両方とも崩れずにまとめたのは良かったですね。


神奈川の西方が区間13位で走ったのは順位としては決して悪くは無いですし、よくまとめてくれましたが…12位とは48秒も離れているんですよね。12位までと13位以下は差が大きかったです。1区で出遅れてしまった早稲田は中谷が区間14位、明治は鈴木が区間16位といずれもチームのエースが苦しい走りに…どちらもそこまで前半を突っ込めなかった一方で後半も上げきれなかったかなあ。


中谷はやはり2区よりもスピード区間の方が良かったのかなあ…チーム事情を考えても他に任せられる選手はいなかったと思いますが…明治も鈴木を起用して16位に沈むとは思わなかったです。上りにも強い選手ですし…本当に箱根の2区は難しいですね。。。早稲田は井川と中谷、明治は手嶋と鈴木を起用してそれぞれ総合13位、15位というのはあまりにも苦しいスタートとなりました。


1区トップの中央は手島が区間15位で総合11位まで後退しましたが…今のチーム状況的に2区は吉居以外の誰が走っても厳しかったと思いますし、吉居の貯金を活かしながらシードボーダー付近でよく耐えたと思います。後ろから抜いていったのは各大学のNo.1ランナーばかりですし。


東海の松崎が区間17位に沈んだのも意外でした。全日本以降は完全復活した走りを見せてくれていただけに…1区3位から16位まで順位を落としたのは3区以降が辛かったですね。21人中唯一ルーキーで出場したのが中央学院の吉田礼ですが、さすがに1区区間最下位で前が見えない単独走という最も苦しい状況でしたからね…区間18位はもう仕方ないですよね。よく走ってくれたと思いますし、来年度はエースとしてチームを牽引してほしい。


区間最下位に専修の高瀬が沈んだのも意外でした。箱根予選では日本人3番手の実力者でしかも1区4位と好位置でタスキを受け取ったにもですからね。。。4→18位に順位を下げてしまいました。2区終了時では前評判の高かった駒澤、青学が1,2位に浮上した中、5位の帝京の活躍ぶりがやはり目立ちます。下位では13位の早稲田、15位の明治、16位の東海、17位の順大ら有力校が苦しい位置となりました。よく順大はここから巻き返しましたよね。。。

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