2021年度 出雲・全日本結果&箱根に向けて ~青山学院大学~

続いては青山学院大学について、出雲・全日本の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。出雲・全日本結果はこのようになっております。出雲も全日本も2位、両駅伝で3位以内に入ったのは青学だけだったという データを見るとさすがは青学と言えますが…出雲ではトップと1分57秒という出雲歴代2位となる大差をつけられて2位争いを制した結果であり、逆に全日本はラスト勝負に敗れて8秒差という全日本史上最小タイム差での2位というどちらもモヤモヤする結果となりました。

出雲振り返り

1区にエースの近藤を起用して見事に区間賞を獲得、あっという間に大学を代表する選手の1人まで成長を遂げました。後続とさらにタイム差をつけられるのが理想ですが、さすがエースという走りでしたね。2区の飯田は区間7位ともう一歩で順位を落としてしまいましたが、3区の佐藤が区間3位とさすがの走りで再び3位まで押し上げました。ただこの時点で東国大がトップに浮上しており、現実的には2位を目指すことに…


4区の若林は区間6位、ルーキーの3大駅伝デビューと考えるとまずまずですが、高校時代の実績は抜群であり、同じ早稲田ルーキーの石塚に40秒差をつけられたと考えると物足りないですよね。5区の目片も区間6位とこちらももう一歩の走りで総合4位に下がってしまうことに。今回は繋ぎ区間がすべて6位以下と奮わなかったですね。しかし、アンカーの横田が区間3位と見事な走り、区間順位以上に2位争いを制したところに価値があります。2人を抜き去っての総合2位は素晴らしい走りでした。

全日本振り返り

1区の志貴は区間4位、トップとも5秒差の好スタートを切りました。途中でスパートをかけたことでラストスパートにはついていけなかったものの、4人の集団に絞れたのも良かったかな。2区の中村はまさかの区間14位に沈んでしまうことに。前回の箱根でも2区で苦戦していますし、前回の全日本で快走して以来苦しい状況が続いています。総合でも10位とシード圏外に下がってしまうことに。


しかし、3区の岸本が完全復活を告げる区間3位&日本人トップの走りで総合8位と再びシード権内にまで押し上げました。岸本の復活は箱根に向けても来年度に向けても非常に大きいですね。あらためて、駅伝に強いところを見せてくれました。4区の高橋も区間賞タイという素晴らしい走り、箱根6区でも抜群の強さを誇りますが、平地でも強いですね。箱根6区もラスト3kmの平地が圧倒的でしたし♪


5区の佐藤が2年連続区間賞の走りで総合3位、トップとも19秒差にまで浮上しました。佐藤の駅伝で外さない走りはチームにとって頼もしい限り。5区に佐藤をおけるチーム状況も良いですよね。6区に発熱の西久保に代わって急遽出場となったルーキーの若林が区間12位と苦しい走り、ここで駒澤に追いつかれたことで優勝争いは混沌とすることに…急遽出場で仕方ない部分もありましたが、集団から離されたからのペースダウンがちょっと大きすぎましたね。


7区の近藤は素晴らしい走りを見せてくれました。区間2位でしたがこの区間日本人歴代2位、50分54秒でトップの田澤と18秒差は圧巻と言っていいでしょう。青学のエースは間違いなく近藤と思わせるエースにふさわしい走りでした。


8区の飯田は8kmで駒澤に追いついた後はずっと後ろにつく戦略を取ることに。前を引っ張る方が基本的には負担が大きいですし、風の影響も考えると決して間違った選択では無かったですが…その選択が結果的に自分のペースで走れずラスト2kmでスパートをかけられた時に足が残っていないという状態に繋がってしまいました。勝負ごとにタラレバは禁物ですが、自分のペースでひたすらに走っていたらまた結果は違ったかもしれません。

箱根に向けて

全日本ではあと一歩で優勝を逃しましたが、収穫は多かったですよね。一番の収穫は岸本が復活を遂げたこと、そして近藤がエース級の活躍を見せてくれたことです。この二人と佐藤はまず往路で起用されることでしょう。岸本が再びの2区は個人的には負担が大きいと感じているので、2区はエースの近藤に任せるほうが安心かなあ。青学の戦略上、重視することが多い1区も誰になるか気になるところ。


過去2大会はエースの吉田を起用していますし、繋ぎの1区よりも主力を起用する可能性が高いかなあ。5区は2年前に登っている飯田を起用するのか、それとも5区候補と目される脇田、目片あたりを起用するのかも気になるところです。2区岸本同様に5区飯田も個人的には微妙かなあと思っていて、前回好走している9区の方が確実な気がしていますが果たして?


他に往路候補としては、全日本1区を走った志貴、出雲で6区を走った横田らが候補になってくるでしょうか。前回2,3区を走った中村、湯原は出場しても復路の可能性が高いかなあと。復路はもう選手が揃いすぎていて、逆に監督が選手を見極めるのが大変そうですよね。平地も強い高橋ですが、6区から外すほどに平地の選手は困っていないかと。


これまでに名前を挙げた選手以外にも、前回走った中倉、全日本に出場予定だった西久保、ハーフに強い宮坂、ルーキーならば若林、世田谷ハーフ優勝の田中、宮古サーモンハーフ優勝の太田ら実力者が揃っています。復路で青学が崩れるということは箱根初優勝を果たしてから一度も無いですし、今回の箱根も心配いらないのではと思っています。


さらにMARCH対抗戦では28分台前半をマークした若林、小原、中村唯を筆頭に17人が28分台の自己ベストをマークするという凄まじいタイムを叩き出しました。選手層の厚さは圧倒的に抜け出ており、もうどの選手を起用するのか贅沢過ぎる悩みを抱えることとなりました。28分台ランナーは23人になったため、最低でも7人は箱根16人にも入れないわけですからね。


世田谷ハーフ、MARCH対抗戦を見ると箱根に向けて総合力では青学が一歩抜け出ているように思えます。優勝候補筆頭は?と言われたら私は現時点では青学だと思っています。ただ、ここ数年の青学が崩れる区間無く3大駅伝を走ったのは2年前の箱根だけで、それ以外は苦戦する区間が複数あるんですよね。前回の全日本、箱根、そして今回の全日本といずれも私の優勝予想は青学だったのですが、実際には全て勝てていな状況。。。


青学が出雲で初優勝を遂げた2012年以降、実は2年連続で3大駅伝優勝を逃したことは一度も無いんですよね。10年間に渡って確固たる地位を築いている青学が箱根で再び王者に返り咲くのか、それともここ2年のように崩れる区間が出てしまうのか。。。優勝を十分に狙える戦力は有していますし、箱根でどんな走りを見せてくれるのかやはり楽しみです!!

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