2021年度 箱根予選、全日本結果&箱根に向けて ~中央学院大学~

続いては中央学院大学について、全日本、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果全日本結果はこのようになっております。主力に故障者が出るなど苦しい状況ながら、全日本予選は6位、箱根予選は7位でともにきっちりと通過を果たしました。前年度の箱根予選は悪夢の予選落ちでしたから、1年でチームを見事に立て直してくれました。

箱根予選振り返り

エースの栗原が日本人トップの8位と会心の走り、ラストは非常に苦しそうな表情となりましたが魂の走りで日本人トップは譲りませんでした。持てる力を全て出しきったレースでしたね。2番手の43位に吉本、前回は132位と苦しみましたがそこから大きく順位を挙げてきています。3番手の川田が63位、4番手の松井が98位となっており、ここまでが100位以内です。


川田もスピードがある選手で全日本予選は好走していますが、前回の箱根予選は184位でしたからね、そこから121位も順位を上げたことになります。松井も前回は236位と大きく苦しんだ選手、そこから138位も順位を上げており前回苦戦した実力者たちが今回は結果を残してきた印象です。100位以内は4人と多く無かったですが中央学院が粘ったのは150位以内の選手たち。


5~9番手がわずか11秒の間に固まっており、111位の吉田光、115位の伊藤、124位の谷口、128位の芳賀、130位の吉田礼と続いています。吉田光、伊藤、吉田礼はもっと上位で走ってもおかしくない選手たちですが、崩れることなくまとめてくれたという感じかなあ。吉田光は全日本予選で非常に苦しみましたし、伊藤も前回は190位でしたからそこから上げてきています。吉田礼もルーキーの初ハーフで無理はさせなかったかな。


谷口やルーキーの芳賀はこれまでの実績やともに1万で30分30秒前後の持ちタイムを考えると上々でしょう。10番手は186位の堀田晟ということに。1万で28分台をマークしている期待のルーキーの1人ですが、今回はもう一歩だったかなあ。芳賀や吉田礼もいた集団についていきたかったところ。11番手の262位に工藤、12番手の270位に糸井となっており、10番手からともに大きく離されているところからも、今回の中央学院がギリギリだったことが伺えます。ルーキーの工藤も4年の糸井も予選会初出場でしたが、ともに苦しい走りとなってしまいました。

全日本振り返り

1区の松井が区間17位、トップと1分3秒と大きく出遅れてしまうことに。箱根予選の影響も大きく、ベストメンバーとは言えない状況でこの出遅れはさすがに苦しかった。2区を任されたエースの栗原も区間11位に留まっています。箱根予選後はすぐにインタビューを受けられないほどに疲弊していましたし、これは仕方ないです。3区の川田も区間17位と関東勢最下位に沈むことに。川田も全日本予選、箱根予選ともに合わせてきた主力の1人ですが、初の3大駅伝&連戦というのはさすがに厳しかったか。


苦しんだ3区までと異なり、4区以降はしっかりと立て直してきました。4区の吉田礼は区間10位、3大駅伝デビューをまずまずの走りでまとめています。ただ、個人的に期待値は非常に高いので箱根ではルーキーらしからぬ快走を期待。5区の伊藤も区間9位、前回は6区14位でしたし3大駅伝で一桁で走ったのは良かったかなあ。6区の武川は区間8位、箱根予選を欠場してまだ万全では無かった中でもこの走りが出来たのは上々と言えるのでは。箱根に向けても心配はいらなそう。


7区のエース区間に抜擢された吉田光も区間7位と見事な走りで14→13位と1つ順位を上げることに。3大駅伝の経験は豊富な吉田光でしたが、これまでのベストと言って良い走りなのでは?これは最後の箱根も俄然楽しみになってきました。8区の吉本も区間8位の走り、ラストスパートで東海を抜き去って総合11位でのゴールとなりました。7,8区の長距離区間をともに好走したのは素晴らしいですし、吉本も一気にエース格の1人になってきました。

箱根に向けて

2年ぶりの箱根となり、箱根経験者はわずかに栗原、吉田光、武川の3人しかいないんですよね。関東連合で出場経験のある小島を入れても4人です。往路は箱根予選や全日本の走りを見ている限り、エースの栗原は当然として、川田、吉田光、吉本も走ってきそうかなあ。栗原は2区で見てみたい気もしますが、1区で好走経験がありますし、悩ましいところ。1,2区のどちらかを走れる選手が栗原以外に出てくると助かるのですが…


全日本で1区を走った松井は苦戦したところを見ると再度の1区はちょっと怖いですし、2年前の全日本1区を走っている武川は箱根6区で好走しているだけに、6区に起用したいですからね。2年の伊藤や1年の吉田礼もゆくゆくは往路を担っていってほしい選手ですが、今年度いきなりの起用もあり得そう。正直、栗原以外は未知数な部分が大きいです。主将の小島は全日本も欠場していることを考えると箱根は厳しいのか…戻ってくれば大きな戦力となるのですが。


5区も経験者はいないのでまた新たに探す必要がありますが、ここ数年の5区は区間1桁で走っていてチームとしても得意な印象があるので、今回もしっかりと上れる選手を起用してくれるのではないでしょうか。全日本を走った8人はそのまま箱根も出場する可能性が高そうですが、他に復路で候補となってきそうな選手を見ていくと…


箱根予選に出場した2年の谷口、ルーキーの芳賀、堀田晟、工藤あたりがまず候補になってくるでしょうか。ただ、下級生を多く起用するようなチーム状況ではないだけに、ここから走っても1人とかかなあ。個人的に注目は3年の中島、箱根予選・全日本は走れませんでしたが1万で自己ベストを更新、前年度は勝負レースで結果を残している選手で大きな戦力となってくれそう。


長い距離の実績はないものの、持ちタイムはグッと伸ばしている松島や荻沼あたりもそろそろ3大駅伝で見てみたい選手です。5千や1万で自己ベストを伸ばしてきている選手は多いだけに、経験のある選手を起用するのか勢いのある選手にするのかは悩ましい所ですね。基本的には箱根予選、全日本に出場した選手が中心になるとは思うのですが…


箱根に2年ぶりの復帰を果たして即シード獲得となるとさすがに厳しいかなあとは思いますが…前回の箱根でシード落ちとなるまでは5年連続でシードを獲得しており、8年連続で12位以内と箱根で安定した結果を残してきたチームでもあります。往路を任せられる選手は何人もいますし、苦しいチーム状況ながらも箱根予選で7位、全日本で11位で走っていることを考えるとそこからの上積みは大きそうなんですよね。箱根ではまた中央学院らしい粘り強い走りを見せてほしいです!!

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