2021年度 箱根予選、全日本結果&箱根に向けて ~日本体育大学~

続いては日本体育大学について、全日本、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果全日本結果はこのようになっております。箱根予選と全日本は対象的な結果となりました。箱根予選はチームとしてほぼ完璧と言って良いレースで安定の3位通過を果たした一方、全日本はエースを複数欠いたことで1区からずっと15位以下、前と大きく離される関東勢最下位の15位に沈んでいます。

箱根予選振り返り

エースの藤本がチームトップの15位、コンディションは万全で無いどころか出場出来るかもギリギリの状態だったようですが、それでもこの順位で走ってしまうのが恐ろしいですね。箱根には万全の状態で臨んでくれれば。盛本が42位、佐藤が58位でチーム2,3番手となっています。盛本は前回チーム最下位の280位でしたが、そこから238位も順位を上げてくる好走、2年前も好走していますし復活してきましたね。


佐藤は持ちタイムを伸ばしながらも2年の箱根予選に出場して以来なかなか出番がありませんでしたが、今回は良い走りを見せています。チーム4~7番手に66位の名村、67位の大内、71位の加藤、73位の岡嶋とわずか2秒の間に4人がゴールしています。70位前後に固まって最後まで走れるのは強いです。名村、大内はともに1万で28分台のベストを持ち、3大駅伝の経験も豊富な選手ですからね。


加藤は全日本予選でも好走を見せており、なかなか姿を見せなかった3年時から再び復活を果たしました。岡嶋は前回の142位からほぼ半分の順位にまで縮めてきています。8番手の91位で大畑が走り、ここまでが100位以内となっています。大畑の今年度の活躍ぶりは藤本に次ぐエース級なのですが、全日本を欠場していることからもまだ万全では無かったのかなあ。


漆畑が120位、村越が125位で走っており、ここが10番手となっています。漆畑は持ちタイムこそ伸ばしていますが、箱根予選は初めてだったことを考えるとまずまずかなあ。村越は前回の箱根で5区を走っている選手ですし、前回の箱根予選が134位でほぼ同じ順位ということを考えてももう一歩か。


11番手の140位に九嶋、12番手の157位にルーキーの分須と12番手まで誰一人崩れなかった走りは素晴らしかったです。九嶋は持ちタイムを伸ばし、全日本予選でも3組に起用されていることを考えるとやや物足りず…分須は最低限の走りは見せてくれたかなあ。10番手以内に入れなかったのは残念ですが。卒業生が多くやや心配された今回の箱根予選でしたが、いざ出場すれば何も心配のいらない走りを揃って見せてくれました。

全日本振り返り

1区の佐藤が区間18位、トップと1分以上の大差をつけられてしまうことに。エース級を複数欠いて出遅れてしまうと辛いですね。。。2区の盛本も区間16位と箱根予選でチーム2,3番手の二人が揃って下位に沈むことに…その後も3区漆畑が区間16位、4区名村が15位、5区大森が区間16位と5区間連続で15位以下。。。関東勢が15校しか出ていない中ですべて15位以下というのはさすがに厳しすぎますね。総合でも15位、14位とも5区終了時で2分以上の差をつけられていますからね。


6区の水金が区間14位でこれが初めての14位以内ということに。漆畑、大森、水金と2年生トリオが揃って3大駅伝初出場、今回の経験を活かしていってくれれば。ルーキーの分須がエース区間の7区に抜擢されたのにはびっくりしましたが、ここで区間12位と全区間で最も良い順位だったのは、全日本における一番の収穫だったかなあ。箱根予選でチーム最下位のところからの7区起用からも期待の大きさが伺えますし、さらなる活躍を期待したいところです。


8区の岡嶋は区間21位と最長区間で最も苦しい区間順位となってしまったのは残念…総合14位の拓殖とも5分半近い大差をつけられることとなりました。いくら主力が複数いないとはいえ、ここまで全日本で苦戦してしまうと箱根も大丈夫かと心配にはなってしまいますよね。実際にここ数年は箱根予選で良くても箱根では結果を残せないという状況が続いていますし。

箱根に向けて

今回の箱根もなかなかに厳しい戦いとなりそう。まずはエースの藤本が万全の状態で箱根に戻ってきてもらうのは必須として、順当ならばエース区間の2区ということになるかなあ。大畑も今のチーム状況を考えると往路の主要区間を走ってほしいところです。さらに往路候補としては、箱根予選で好走した佐藤や盛本、1万でタイムを伸ばした大内、全日本予選で7区を担った分須らが挙がってくるでしょうか。1~4区を走る選手の争いも激しくなりそう。


5区は前回経験者の村越がいますが、個人的に最も気になるのは激坂王で3位に入った吉冨ですね。1万でタイムを伸ばし、全日本予選でもしっかりとまとめていること、激坂王で2分以上村越に差をつけていることを考えると5区起用の可能性はかなり高そうですし、是非とも見てみたい選手です。


6区は経験者はいませんが、盛本が力を発揮出来る区間として挙げていました。1年時は藤本5区&盛本6区の1年生コンビの可能性もあるのではという話もありましたよね。復活しての6区起用もあり得るのかなあ。復路候補としては、往路候補で名前を挙げた選手の他に加藤や岡嶋といった4年生、名村や九嶋といった3年生、全日本予選を走った漆畑、大森、水金といった2年生が候補になってくるでしょうか。


一気に持ちタイムを伸ばしている注目選手としては、5千で14分0秒、1万で28分55秒を連発した3年の高津や1万で29分13秒をマークしたルーキーの杉本らが気になります。勝負レースでの実績はまだ無いですが、こういう一気に台頭してきた選手にはついつい期待したくなりますね。箱根は復路は戦えても往路は藤本の走る区間以外は厳しそうな印象ですが…苦しすぎた全日本からどれだけピーキングを箱根に合わせ、立て直してくるかに注目です!!

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