2021年度 出雲結果&箱根に向けて ~創価大学~

続いては創価大学について、出雲の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。出雲結果はこのようになっております。前年度は出雲中止で全日本に出場できず、箱根のみの出場で総合2位、今年度も箱根シード校では唯一全日本に出場していませんが、その分箱根に集中出来るのは強みですよね。箱根に向けても徐々に戦力が整ってきた印象です。

出雲振り返り

1区に抜擢された緒方が区間11位と苦しいスタート、長い距離に強さを見せる選手ですが、さすがに出雲1区は厳しかったかなあ。2区の新家も区間10位と浮上することは出来ず…新家もスピードはあるのですが、3大駅伝・予選会ではまだ力を発揮出来ませんね…そんな中、3区のムルワは区間賞、区間2位に23秒、区間3位に55秒差をつける圧倒的な走りで10→2位と8つも順位を上げてきました。3区にムルワ起用は正解でしたね。


4区の濱野は区間9位で総合7位と再び順位を下げてしまうことに。5区の桑田が区間7位で走ったのはまずまずかなあ。総合順位もキープしていますし、3大駅伝デビューの2年生ですからね。6区の嶋津は区間9位でこちらも順位は変わらずに総合7位でのフィニッシュとなりました。ムルワ以外で最も良い区間順位だったのは7位だった桑田で他の4選手はいずれも9~11位というのは、ちょっと物足りなかったかなあ。箱根のようなインパクトを残すまでには至らず…

箱根に向けて

出雲までは箱根に向けてなかなかに厳しそうかなという印象だったのですが、そこから徐々にチーム状況は良くなってきたように思えます。出雲を回避した三上は激坂王で優勝とはいかなかったものの、しっかりと上位に入ってきました。これから箱根に合わせていけば、2年連続の爆走も十分にありそう。2区は絶対的エースのムルワが健在ですし、嶋津も往路の主要区間を担うことになるでしょう。この3人はまず心配はいらなそう。


最大の懸念は今年度全然姿を見せていない葛西の状態だったのですが…早稲田記録会で14分6秒とセカンドベストをマークして復活を果たしました。前回の箱根以来のレースでこの走りを見せるとなると、箱根に向けて希望が見えてきました。前回3区3位で走っている葛西がいるかいないかは戦力的に大きな差となりますから、頼もしい限りです。往路候補として名前が挙がってくるのは、日本インカレ5000mで8位入賞を果たした新家や世田谷ハーフでも素晴らしい走りを見せた緒方あたりになってくるでしょうか。


新家は5区候補の1人で激坂王も良い走りを見せていたのですが、途中棄権となってしまったのは気になるところですが…緒方も復路の7区や9区あたりなのかなあと思っていましたが、出雲で1区に抜擢さたり、ハーフの活躍を見ると往路もあるのかなあと。前回は1区で福田が3位と好走したのが大きかったですし、その前は米満が区間賞の走りを見せてシードに繋がりました。創価にとって極めて重要な1区を走るのが誰になるかも要注目です。


6区は前回走った濱野がいるのが大きいですね。ただチーム状況次第では、濱野を6区に起用する余裕が無い or 他の選手で目処がたったということなどで、平地への起用もあり得るかも。前回8区を走っている永井もいますし、10区を走って悔しい思いをした小野寺も世田谷ハーフではしっかりと64分21秒のベストで走っており、箱根でのリベンジに向けて順調にきています。


世田谷ハーフでは、他にも2年の石井が63分台のベストをマークして一気に箱根16人どころか出場メンバーに名乗りを上げてきましたし、64分12秒をマークした本田、64分40秒の中武ら上級生も虎視眈々と箱根出場を狙っているでしょう。出雲を走った桑田も65分前半では走っていますし、ハーフで63分33秒を持つ山森もいます。前回は誰も走れなかった2年生ですが、石井、桑田、山森あたりは出場する可能性も十分ありそう。


前年度と比べるとかなり戦力的に厳しそうという状況から、激坂王、世田谷ハーフ、早稲田記録会の結果でぐっと風向きが変わってきたようにも思えますね。主力が順調な姿を見せ、新戦力も一気に複数人台頭してきました。ルーキーはさすがにまだ今年度は厳しそうですが、野田や吉田凌など今後が楽しみな選手は何人もいます。前回は4区の途中から10区のラスト2kmまで先頭をひたすら走っていました。今年度も全日本に出場出来なかった分、箱根だけに合わせることが出来るとも言えますし、箱根ではまた強い創価の姿を見せてほしいです!!

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