2021年度 箱根予選結果&箱根に向けて ~神奈川大学~

続いては神奈川大学について、箱根予選の結果を振り返りつつ、箱根への展望も書いていきます。箱根予選結果はこのようになっております。呑村、川口というエース級2人に箱根で快走を見せた佐々木も欠いて予選巧者の神奈川大学とはいえ大丈夫かと不安になりましたが、5位と危なげない走りで箱根出場を果たしました。ただ、再びシード争いに絡んでいくとなるとさらなる戦力アップ、主力たちの復活が求められるかなあ。

箱根予選振り返り

前回の箱根予選に出場していない巻田が29位でチームトップ、全日本予選も最終組を任されていますし今年度一気にエースにまで台頭しました。50位以内は巻田1人だけでしたが、2番手の52位に西方、3番手の53位に山崎、4番手の65位に宇津野、5番手の68位に横澤と60位前後にずらっと選手が揃っているんですよね。こういうところに神奈川大の強さを感じます。


西方はエース格の1人ですから順当ですが、山崎がチーム3番手で走ったのはびっくりです。3年生は監督も認めるほどに他の学年に比べると谷間の世代となっていて、今回も山崎が唯一の出場でしたがこの走りは箱根に向けても来年度に向けても大きい。宇津野は前回も箱根も結果を残しており、チームトップクラスの安定感を誇ります。横澤は前年度の113位からも順位を上げ、全日本予選も好走と4年生になって更に力をつけてきています。


前回の箱根で7区に出場、箱根予選は初出場となった落合が89位で走りここまでが100以内、6人はまずまずかなあ。7番手の112位に小林篤、8番手の123位に小林政とダブル小林が続き、9番手の132位に高橋、10番手の156位に大泉ということで安定した走りで10人揃えてきました。小林篤も小林政も箱根予選は初出場ですし悪くは無かったかなあ。その一方で高橋の132位はもう一歩か…前回は50位で走っている実力者、前回の箱根9区で最下位と苦しんで以降、なかなかスカッとするような走りを見せられていないのが気になります。


大泉は持ちタイムもまだ30分台ですし、最低限まとめてくれたのではないでしょうか。気になるのは期待のルーキー中原が11番手の199位とほろ苦い予選会デビューとなったこと、3年連続箱根を走っている安田が301位に沈んでしまったことかなあ。前回も安田はチーム最下位でしたが、それでも133位でしたからね。前回の圧倒的な安定感に比べると、今回はチームとしても結構ギリギリだったのかなあという印象です。そんな中できっちりと5位通過はさすがですが。

箱根に向けて

箱根予選後の大きな収穫は、川口が復帰レースで13分51秒と自己ベストをマークしたこと、箱根に間に合うのであれば非常に頼もしい存在です。その一方で呑村は未だに姿を見せないとなると厳しいのかもしれません、前回1区4位で好走しているエースの1人なのですが…箱根往路に向けては川口が走れるとなると、川口、巻田、西方の3人はまず起用されることでしょう。巻田は個人的に2区で見てみたいかなあ。


残る2人は5区も含めて悩ましい所ですね。箱根5区経験者はいませんし、箱根予選で上位に入った選手たち、宇津野は6区で結果を残しており、山崎、横澤、落合はいずれも箱根出場するとしたら復路の方が良さそうなイメージがあります。例えば落合が前回同様に7区、横澤が9区、山崎が10区みたいな…


前回の神奈川大がシード争いに加われたのは1区で好スタート、さらに2~5区をいずれも10位前後で走ったのが大きかったですからね。往路を任せられる選手、5区の山登りを任せられる選手がそれぞれ出てこないとシード争いに喰らいつくのは難しそうですし、大きなポイントとなりそう。前回10区で快走を見せた佐々木や今回は苦戦した高橋らが万全であれば往路も担えそうですし、力を発揮出来る区間に5区を挙げていた小林篤らが候補になってくるのかなあ。



その一方で復路はいずれも区間中位ではまとめてくれそうな選手が揃っていますね。箱根予選を走った選手だけでもサクッと5人選べそうなほどですし、復路は心配はいらなそうかなあ。期待のルーキーは箱根予選を唯一走ったのが11番手の中原だけということで、箱根を走るのは容易では無さそう。箱根予選は12人中6人が2年生でしたが、箱根も5区間以上をこの学年が占めてもおかしくないです。


箱根に向けて戦力が整ってくればまたシード争いに加わることが出来そうかなあ。前回は6区終了時で6位と好位置にいましたし、今年度も2年生を中心に楽しみな選手は揃っていますからね。まずは前回のように1区から粘り強くシード権が見える位置でレースを進め、前年度と比べても厚さを増してきた選手層で復路も粘りの走りを見せ、5年ぶりのシード獲得を目指してほしいです!!

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