第53回(2021年)全日本大学駅伝戦力分析&区間配置予想 ~法政大学~

続いては、法政大学の全日本大学駅伝における戦力分析と区間配置予想を行っていきます。エントリー一覧過去5年成績はこのようになっております。箱根予選会では主力の河田を欠き、エースの鎌田が転倒するなどのアクシデントがあったものの、前年度と比べても安定した走りで6位通過を果たしています。

4年生

全日本予選では4組12位、箱根予選は31位でチームトップ、箱根1区区間賞を獲得しているエースの鎌田、1万で29分25秒を先月マーク、箱根予選ではチーム最下位の286位と苦しい走りになった守角、1万で29分28秒を先月マーク、箱根予選ではチーム3番手の56位と2連続でチーム3位以内で走っている清家の3人。

3年生

前回の箱根は3区12位、箱根予選も79位で走っているものの、今年度は故障に苦しみ、箱根予選でも240位となっている松本、1万で29分43秒を今年度マーク、全日本予選では1組8位と好走し復活を果たした扇、1万で28分58秒を先月マーク、全日本予選で1組12位、箱根予選でも60位で走っている内田。


1万で29分56秒を先月マーク、前年度の箱根予選ではチーム11番手の166位で走っている山本恭、関東インカレ3000m障害で4位、1万で29分24秒のベストを先月マークし、箱根予選では127位で走っている中園、前回の箱根では9区17位、全日本予選で3組19位、箱根予選では122位で走っている川上、前回の箱根では2区19位、全日本予選では4組26位で走っているものの、箱根予選は当日に急遽欠場となってしまった河田の7人。

2年生

1万で29分25秒を先月マーク、3大駅伝予選会は1年時から全てエントリーされており、箱根予選では94位で走っている宗像、箱根予選では急遽の出場ながら104位と上々の走りを見せている高須賀、1万で29分24秒を先月マーク、全日本予選で2組5位の好走、箱根予選では131位で走っている細迫の3人。

1年生

全日本予選では2組3位の快走、1万で29分13秒を先月マークし、箱根予選でもチーム2番手の38位で走っている小泉、5千で14分31秒、1万で30分17秒を今年度マーク、箱根予選では147位で走っている武田、5千で14分36秒、1万で30分23秒のベストを持ち、3大駅伝・予選会通じて16人中唯一初エントリーとなった安澤の3人。

箱根予選は危なげなく通過しましたが、個人的にはさらに上位で通過してもおかしくないと思っていただけに、全日本予選に比べてちょっと盤石とはいかなかったかなあ。鎌田が転倒の影響は無さそうですが、河田の違和感というのも気になりますし、戻ってきた松本もまだ盤石では無い状況。川上、細迫、中園あたりは二桁順位で走るかなと思っていましたが、揃って120位以下という状況…


期待のルーキー小泉がすでに主力級の活躍を見せているのは頼もしいですが、全日本に向けて足並みが揃っているとは言い難い状況です。そんな法政大学の区間配置予想は以下のとおりです。※足の違和感で箱根予選を欠場した河田、走った後に足を気にしていた内田、下位で苦戦した松本の3人は外して予想しています。

区間配置予想

小泉①ー鎌田④ー宗像②ー扇③
細迫②ー中園③ー清家④ー川上③

1区は小泉、ルーキーが箱根予選→全日本の連戦は厳しいと思うのですが、箱根予選の快走を見ると全日本でも当然見たい選手。重要度が高いけれど、距離が短い1区が相応しいかなあと。全日本1区のルーキー起用はよく見られますし。


2区は鎌田、エースを7,8区まで残しておく余裕は無いことを考えると前半に起用することになりそうで、主力を複数欠きそうなことを考えると、2区に起用しておいたほうが良いのではないかなあと。前半からある程度良い位置でススメないと苦しいでしょうからね。


3区は宗像、箱根予選では良い走りを見せていましたしスピードもある選手、基本的には箱根予選で良かった選手が前半から起用されるかなあということで、主要区間である3区への抜擢もありかなあと。今後の主力候補に経験を積ませる意味合いも込めて。


4区は扇、箱根予選は未出場ながら全日本予選では良い走りを見せていましたし、主力を複数起用しないとすると、全日本予選で実績のある扇は起用したいなあということで4区あたりでどうかなあと。扇も主力になってほしい選手の1人です。

5区は細迫、箱根予選はもう一歩ではありましたが、持ちタイムを着実に伸ばし全日本予選でも好走しています。全日本も走ってほしい選手の1人ですし、3大駅伝初出場ということも考慮すると、比較的負担の少ない5区あたりでどうかなあと。


6区は中園、関東インカレの走りは素晴らしかったですし、勝負レースの経験も豊富な選手、まだ箱根予選や箱根で好走と呼べる走りまでは出来ていませんが、今回もチーム8番手で走っています。距離は長いけれど、8番手が走ることも多い6区あたりが良いかなあと。


7区は清家、勝負レースではずっと安定した走りを見せ続けている主力の1人、鎌田に次ぐ実力者の1人ですし、エース区間を任せるのならば、清家が良いかなあと。2年連続で箱根予選でも箱根でも結果を残しており、長い距離に強いのも魅力的です。


8区は川上、箱根予選はもう一歩という走りではあったのですが、箱根では9区を任されていますし、長い距離にも実績のある選手。今のチーム状況を考えると8区を任せられるのは川上かなあと。

不安のある選手は起用しないという区間配置予想にしたので、かなり苦しい予想となってしまいました。本来であれば8人を選ぶのもいい意味で悩ましいところだったのですが、河田、松本、内田と今回はエース区間を走れる3人を外していますからね。誰か1人でも全日本にしっかりと合わせられるだけでもまたチーム状況は変わってくるのですが。


箱根予選から2週間後ということを考えても、箱根予選を走っていない選手を複数起用してくる可能性もありますね。ベストメンバーで臨むのが難しそうな状況を考えると、箱根を見据えて多くの選手に経験を積ませるというのもありだと思います。もちろん、箱根予選で好走した鎌田、小泉、清家らの走りは楽しみですし、特にルーキー小泉への期待は高まるばかりです。


駅伝シーズンに入ってから1万でタイムを伸ばしている選手が多いのも魅力的ですし、チームの総合力は確実に前年度よりも上がってきていますからね。全日本予選はミスの無い走りで3位通過を果たしていますし、全日本でも同様にミスの無い走りで1つでも上の順位を目指してほしいです。そして、箱根に繋げていってくれれば!!

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