第53回(2021年)全日本大学駅伝戦力分析&区間配置予想 ~帝京大学~

2021年10月22日

ようやく全日本大学駅伝のエントリーが発表されました。出雲もですが、全日本も締め切りから発表まで相当遅いですね。箱根予選があるので、出雲の時ほど気にはなりませんが。。。続いては、帝京大学の全日本大学駅伝における戦力分析と区間配置予想を行っていきます。エントリー一覧過去5年成績はこのようになっております。

4年生

出雲で2区5位の遠藤、3区7位の橋本、4区4位の森田、6区10位の中村、出雲にエントリーされた細谷、寺嶌の6人ということで4年生は出雲とエントリーメンバーが同一となりました。

3年生

5千で14分27秒、1万で30分6秒のベストを今年度マークしている藤尾、5千で14分29秒のベストを今年度マーク、1万で30分9秒のベストを持つ大花という3大駅伝初エントリーの2人。

2年生

出雲で1区9位だった小野、5区8位だった西脇、5千で14分23秒のベストを持ち、1万で30分39秒のベストを今年度マーク、3大駅伝初エントリーとなった近田、5千で14分29秒のベスト、1万では29分31秒と持ちタイムでトップ10に入るタイムを今月マークしている末次、5千で14分38秒のベスト、1万で29分46秒と持ちタイムでトップ10に入っている日高、5千で14分31秒を持ち、1万で29分54秒のベストを今月マークしている大類の6人。

1年生

出雲にエントリーされている福島、小林の2人と1年生も4年生同様に出雲と同じエントリーメンバーとなりました。

最も新戦力のエントリーがあったのが帝京大学かもしれません。私のデータベースには3大駅伝・予選会のエントリーか持ちタイムでトップ10に入った選手を登録していますが、9月以降で帝京は6人も増えています。持ちタイムで末次、日高、そして今日3年の大花、藤尾、2年の大類、近田が入ることに。16人中6人が9月以降に台頭してきたとも言えます。


明らかな主力のエントリー漏れというのも無いですが、3年は3大駅伝のエントリー経験のある山田や北野、タイムを伸ばしている元永あたりが入るかなあと思っていたので…藤尾も大花も持ちタイムはまだ目立ちませんが、全日本の16人に入るほどに力をつけているわけですから楽しみですよね。また、前評判以上の走りを見せる選手が出てきてほしいところ。そんな帝京大学の区間配置予想は以下のとおりです。

区間配置予想

小野②ー森田④ー遠藤④ー中村④
西脇②ー小林①ー橋本④ー細谷④

1区は小野、出雲も1区9位で何とか粘っていますし、全日本は前回も経験している区間。前回18位と大きく出遅れてしまった悔しさを晴らしてほしいなあと。スターターとして計算出来るようになってほしいと期待も込めて。


2区は森田、帝京は2区も重視して主力を起用してきます。2区は比較的距離も短いとなると、出雲で3大駅伝デビューながら区間4位と好走した森田でどうかなあと。4年生になってグッと力をつけてきましたし、主力も起用されることが多い2区でも十分戦えそう。


3区は遠藤、出雲はまだ万全では無かったかもしれませんが区間5位でまとめており、全日本も主要区間を走ってほしい選手。長い距離よりは前半の重要区間である3区の方が合っていそうかなあと。過去2度走っている4区ももちろんあり得ますが、調子が良ければ他大のエースと渡り合ってほしい。


4区は中村、出雲では最長区間の6区を任されており、全日本で最長区間の8区もあるかなあと思いつつ、前半から主力を投入していかないと厳しいかなあということで、4区としています。帝京は4区も主力を起用してきますからね。中村は出雲よりも全日本、箱根と結果を2年前も残していますし、さらに順位を上げてきてくれれば。

5区は西脇、出雲にも出場しているスピードのある選手、現状は4年生に主要区間を任せられる状態ですし、比較的駅伝経験の浅い選手が起用されることも多い5区で負担なく走ってくれれば。来年度以降は主要区間を走ってほしい選手ですし、結果を残してほしいです。


6区は小林、今後を見据えてルーキーも1人は経験させておきたいと思うんですよね。とすると、1万のタイムが良い小林かなあと。チーム8番手が起用されることも多い6区が3大駅伝デビューとしては無難かなあと。


7区は橋本、2年連続でエースの星が走っている区間ですし、エースの1人である橋本に託すのが良さそう。全日本も3区7位でまとめていますし、3大駅伝で崩れない走りというのは魅力ですよね。エース区間を走るにふさわしい選手です。


8区は細谷、コンディションがどこまで戻っているか次第ですが、前回8区を走っている細谷に走って欲しいかなと。出場するならスピードの求められる区間よりもハーフの距離に近いほうが良いかなあということで8区としていますが、誰を起用するかは要注目です。

出雲の走りを見る限りは3大駅伝で実績のある選手以外もある程度計算出来るようになってきたのが収穫ですね。それでも、やはりチームの鍵を握るのは4年生でしょう。出雲も6区区間中4区間が4年生、全日本は最低でも4人は走りそうですし、5人以上走ってもおかしくない選手たちが揃っています。遠藤、橋本らエース級も揃いますし、どれだけ全日本にコンディションを合わせてこられるか。


そんな中で3年生以下がどれだけ戦力として貢献出来るかですね。3年生は全日本出場は正直厳しいと思っているのですが、そこから8人に選ばれるのであれば相当力をつけてきているということですし、3大駅伝初出場でいきなり好走する上級生が当然のように出てくるのが帝京の育成力であり選手を見る目がありますからね。全日本から台頭してくる選手にも期待です。


ただ、星、小野寺、鳥飼らを擁した前年度と比べると戦力的にはどうしても厳しくなってしまうかなあ。前回シード校はいずれも力のある選手が揃っていますし、予選会からも出雲王者の東国大、4位の國學院に久しぶりの出場ながら力のある中央らが虎視眈々とシードを狙ってくるわけですから、シード獲得は容易では無いでしょう。


それでも、この数年の帝京は3大駅伝で高い安定感を見せていますし、何だかんだシード権を守ってくれるのでは?という期待感があるチームなんですよね。力のある4年生を中心に4年連続でシード獲得を果たすことが出来るのか、新戦力の躍進も含めて楽しみです!!

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