東京五輪 3000m障害予選振り返り ~三浦が驚異的な日本新記録で決勝へ~

メダルラッシュに沸く東京五輪、いよいよ陸上競技も始まりました。その初日に長距離では3000m障害が行われましたので、各組ごとにレース結果を日本人選手を中心に振り返ります。レース結果はこのようになっております。3組×3位+タイムで6人の合計15人が決勝に進出可能です。

1組

三浦の走りは本当に凄まじかったですね。ハイペースにも関わらず序盤から好位置をキープ、自己ベスト=日本記録を上回るペースにも平然とついていくのが凄いですが、それでも流石に外国人選手の圧倒的なラストスパートを考えると厳しいかと思っていました。それが、後半、終盤になってもずっと先頭付近を譲らず、ラスト1周で普段から見せている抜群のラストスパートを見せてくれるとは。


長距離において、ラストであれだけの走りを日本人選手が世界で見せるのを私は初めて見ました。日本国内ではいつも見せていた切れ味鋭いラスト、それを東京五輪という最高の大舞台で自己ベストを遥かに上回るタイムで見せられるのが信じられないです。最後の最後は予選通過を確信し、全力で走りきっていなかったですよね(汗)


タイムは、8分9秒92と自身の持つ8分15秒99を6秒07も更新する驚異的な日本新記録で2位通過、トップのギルマ(前回の世界陸上の銀メダリスト)と0.09秒差、その一方で3位には0.88秒、4位には4秒14もの差をつけているのですから、いかに余裕をもった予選通過だったかが分かります。この組では3人がタイムで拾われ、6位のゲイで8分16秒99ですから、従来の日本記録で走っていても通過は出来ていたのですが…


予選でこんな走りを見せられると、決勝でも期待せずにはいられませんよね。三浦ならひょっとすると決勝進出もあり得るかもと思っていましたが、本当に底が見えないです。決勝では8位入賞?さらに上のメダル争いも今の三浦なら出来るのでは?決勝で再び自己ベストを大幅に更新する走りを見せてくれるのでは?とついつい期待が膨らんでしまいます。また、見ているファンを震えさせるような走り、決勝でも見せて欲しいです!!

2組

青木も十分力は発揮したと思います。中盤まで先頭集団に喰らいつき、終盤はさすがに離されてはしまいましたが、それでも8分24秒82で組9位、自己ベストは8分20秒70ですから4秒届かずなだけですからね。日本選手権で自己ベスト&五輪標準を突破しての3位での五輪出場というある意味ギリギリでの出場だったわけですが、それでも初の大舞台でしっかりと結果を残してくるのが強さを感じました。この組のトップが8分12秒55,タイムでも3人が拾われて6番手が8分17秒31という結果でした。やはり、3000m障害で決勝に進むには最低でも8分10秒台では走らないといけないというハイレベルさです。

3組

山口が出場した3組、この組はスローペースとなってしまいました。それまでの組が早いと最終組はスローになってタイム通過は諦めて順位での通過を目指すことはよくありますが、今回もそのパターンに…さらに、単純なスローペースではなく一気のペースアップが世界の大会では当然のようにあります。急激なペースの切替は負担も大きいですし、山口も集団から離されてしまうことに。


そんな中で8分31秒27で12位、今回の難しいレース展開を考えるとタイムも決して悪くは無いと思いますし、しっかりと走ってくれたと思います。組トップが8分19秒00ということで1、2組でタイムで拾われた6人よりもタイムは遅く、順位による3人の通過のみ、6番手までが8分19秒台という接戦でした。

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