城西大学 新年度(2021年度)戦力分析

続いては、城西大学について、新年度の戦力を見ていきます。公式HPにも新入生が載っています。大学のHPのクラブ活動の紹介という位置づけなのですが、選手情報は充実しているのがありがたいです。データベース登録されている人数は4年:7人、3年:4人、2年:8人、1年:1人となっております。学年別戦力としては2年>4年>3年>1年という感じすかね。エースは4年生にいますが、チームの中心はと言われたら2年生かなと。

4年生

エースは砂岡、13分41秒、28分24秒とずば抜けた持ちタイムも魅力ですが、箱根予選で13位、箱根でも1区7位で走っている勝負レースの実績も素晴らしい。トラック、ロードのどちらでも結果を残していますし、今年度も絶対的エースとしてチームを牽引してくれることでしょう。急速に伸びているのが宮下、4月に5千で13分台を2度マーク、箱根予選で111位で走り、箱根でも9区13位でまとめています。長い距離に加えてスピードも身につけ、今年度は往路を走って欲しい選手です。


復活が待たれるのが松尾、2年時に箱根予選で34位、全日本で4区5位で走った実績がありますが、3年時以降はほとんど姿を見せず…松尾が万全であれば箱根で往路も任せられるほどなのですが、このままだと厳しいのかなあという気もしていて、不安です。1年の出雲を走っている山本嵐は2,3年時は目立った走りは出来ず、3大駅伝のエントリーもありませんでしたが、最上級生となって再び3大駅伝に出場して欲しい選手です。復活の兆しは徐々に見えてきているんですよね~


他にも2年の箱根予選にエントリーされた北村、前年度の箱根予選、全日本にエントリーされた石松らもいますし、砂岡、宮下とエース級はいるだけに、松尾や山本嵐の復活、そして新戦力の台頭も待たれるところです。そうすれば、2,4年生中心のチームになって学年のバランスも良くなりますし。

3年生

この学園で唯一3大駅伝を経験しているのが藤井、1万で29分1秒のベストを先月マークし、箱根予選で65位、箱根でも7区13位でまとめています。藤井も往路を走ってもおかしくない選手の1人ですし、勝負レースの実績があるのが魅力的です。続くのは、熊谷と小島拓ということになるでしょう。熊谷は1年の箱根予選に出場していますが、チーム最下位の337位に沈み、3大駅伝・予選会は全てエントリーされていますが、他の出場はありません。エントリー止まりからの脱却を果たしたいところ。


小島拓は1万で29分51秒のベストに前回の箱根でもメンバー入りを果たしています。1学年下に勢いがありますが、小島も負けじと3大駅伝・予選会に出場して欲しい選手の1人です。この3人がエントリー経験があり、持ちタイムでも抜けている状況かなあ。5千では14分24秒を持つ佐藤がこの学年では藤井に次ぐタイムとなっています。ハーフも1年時に65分27秒で走っていますし、新たにメンバー入を果たすとすれば佐藤が最も可能性が高そう。

2年生

3大駅伝での実績となると、箱根5区6位と快走を見せた山本唯が1番です。全日本でもエース区間の7区を任されるほど期待は大きい選手。5千で14分23秒、1万も29分17秒を今月マークしていますし、持ちタイムでも抜け出してきそうかな。箱根5区以外でも十分に期待できる選手です。1万で山本唯を上回る28分54秒を今月マークしたのが野村、箱根では6区11位でまとめており、山コンビが今年度も早速結果を残しています。野村も平地で活躍できるだけの力がある選手ですし、2年目の活躍が楽しみ。


もう1人箱根を経験しているのが新井、1万で29分49秒のベストに箱根では8区19位という走りでした。好走した山本唯、野村と比べて非常に悔しい結果となってしまっただけに、悔しさを晴らす走りを見せてくれれば。全日本を走ったのは山本樹、箱根予選で125位でまとめると、全日本では6区16位という走りでした。さすがに箱根予選→全日本と続く連戦は1年には厳しかったでしょうし、今後も十分期待できる選手です。


箱根予選を経験しているのが山中、堀越の2人で1年時に3大駅伝・予選を経験している選手が6人もいるのがこの学年の最大の強みです。山中はチーム11番手の221位、堀越はチーム12番手の237位とともに下位に沈んでしまう結果となってしまい、全日本・箱根はエントリー止まりで出場とはなりませんでした。山中は今月に5千で14分12秒とベストを更新していますし、二人とも1万は29分台のベストを持っている選手、箱根予選の悔しさを糧に2年目の活躍を見せてくれれば。

1年生

平林が14分17秒の高校ベストを持ち、唯一持ちタイムでトップ10入り。1万mでも早速30分26秒で走っています。即戦力候補の1人ですし、1年目から戦力となっていってほしいところ。都大路経験者では、2区26位で走っている高木、6区19位で走っている松田らがいます。ともに5千のベストは14分50秒ですが、特に松田は持ちタイム以上の結果を残していると言えるのでは。こういう選手は大学で伸びることも多いですし、楽しみです。


全体的には都大路には出場出来ないものの、強豪校出身である選手が多い印象で、そのため都大路経験者は少なめとなっているかなあ。持ちタイムでは、14分27秒を持つ片渕や14分30秒を持つ鈴木らが平林に次ぐタイムを持っています。2年生が充実しているだけに、そこまで1年目から活躍が求められるわけではないですが、そこに割って入るような急成長を遂げる選手が1人でも多く出てきて欲しいです!!

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