専修大学 新年度(2021年度)戦力分析

続いては、専修大学について、新年度の戦力を見ていきます。公式HPも新年度に更新されています。専修のHPはしっかりと作られていて、更新も早いです。データベース登録されている人数は4年:5人、3年:7人、2年:6人、1年:3人となっております。かなりバランスの良い人数構成となっています。戦力としては、3年>4年>2年>1年という感じかなあ。3年生に最も主力が揃っている一方、1,2年生にエース格がいるのが頼もしい。

4年生

他の学年に比べるとエース級はいないかもしれませんが…服部は箱根で10区14位と最も良い区間順位で走った選手、金久保は区間最下位でしたが、主要区間である3区を担っています。ともに1万で29分30秒台のベストを持つ二人がまずは中心となっていくかなあ。服部は箱根予選に出場したことはなく、箱根予選での戦力アップも期待出来ますね。


一方で箱根予選を複数回走った経験のある選手が3人、横山、南美空翔、佐々木詩音といます。中でも南美空翔は2年連続箱根予選で好走し、昨年度は二桁順位で走っている頼りになる選手、最上級生として3年生以下に負けない存在感を示してくれれば。他には、岩間、江口らが1万で30分1桁のベストをマークしており、さらなる自己ベストの更新、メンバー争いに加わってくれれば。

3年生

箱根で1区を任された高瀬が主力が揃うこの学年でも抜け出た存在です。箱根予選んもチーム3番手の好走、箱根は区間19位と苦しい走りにはなりましたが、エースの1人として活躍が期待されます。続くのは箱根経験のある選手たち、国増、成島、南らになるでしょうか。国増は往路の4区を走っており、箱根予選も105位という走り、成島は箱根7区を走っており、1万でも先月29分32秒とチームトップとなるタイムをマークしました。


南里樹も箱根では6区16位で走っており、全学年中最多となる4人の箱根経験者がいます。南里樹はまだ持ちタイムは14分40秒台、30分30秒台など目立ったタイムを持っていませんが、持ちタイムも着実に伸ばしつつ、平地でも結果を残していきたいところ。さらに、箱根予選に出場した吉岡、5千で14分16秒とチーム上位のタイム、1万でも29分53秒を持つ松本や1万で30分0秒を持つ足立らが箱根予選のメンバー争いに加われば、さらに3年生が中心となってきそう。

2年生

箱根は故障で欠場しましたが、箱根予選で44位とチームトップで走っている木村はエースの1人、トラックシーズンからエースの走りを見せてほしいですし、2年生の中でも抜けています。箱根経験者は2人おり、5区を走った野下、8区を走った水谷がいます。野下は区間最下位となっており、持ちタイムも14分30秒台、30分30秒台というところでまだまだ…5,6区を走った二人がさらに平地での走力もアップさせると、チームとしての戦力アップに直結します。


水谷は1万で29分38秒とチーム上位のタイムも持っていますし、主力となっていって欲しい選手の1人です。さらに、山村はすでに29分台のベスト、粟江、田島は30分1桁のベストを持つなど29分台~30分1桁のベストを持つ選手が非常に多いです。粟江は箱根でメンバー入りを果たし、5千で14分50秒台、1万で30分40秒台の中山は持ちタイムは目立たないながらも箱根予選でメンバー入りと持ちタイム以上の力がありそうで、2年生も楽しみな選手が多いかな。

1年生

専修大学史上、初めて留学生が加わることとなります。キサイサは13分39秒の高校ベストに都大路では3区2位の実績、トラック・ロードともに申し分無いですね。1年目からエースとして活躍をしてくれることでしょう。大分東明出身ということで、高校から日本に慣れているのも大きいです。続くのは、14分29秒を持つ中島、14分30秒を持つ千代島かな。ともに5千で持ちタイムとトップ10に入り、千代島は1万でも30分14秒をすでにマークしています。


さらに、5千では14分30秒を持つ渡辺、14分31秒を持つ長谷川と14分30秒前後のベストを持つ選手が多いですね。これは、例年に比べても持ちタイムは良いですし、箱根・箱根予選経験者がズラッと残る先輩たちに割って入るのは容易ではないでしょうが、キサイサ以外に1人でも箱根予選を出場するような選手が出てきて欲しいです。そうすれば、学年バランスがよくなり、さらに選手層に厚みを持たすことが出来ますから。

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