箱根駅伝(2022)出場へ向けて ~その他大学(前回箱根予選19位以内)~

過去2年の成績

昨年度は箱根駅伝(2022)に向けて、私がDB管理している25大学(過去3年間3大駅伝に出場経験あり)を見てきましたが、それ以外の大学における箱根出場の可能性について見ていきます。箱根初出場を狙う大学、久しぶりの返り咲きを狙う大学の2パターンになります。箱根予選の結果を振り返ってみると…


2019年度の箱根予選は暑く、50位でも65分ちょうどという厳しいコンディションでした。そんな中11位に麗澤大学、12位に駿河大学と初出場を狙う大学があと一歩に迫りました。特に麗澤大学が10位の中央とわずか26秒差だったのは、ここ最近を見ても最も初出場に迫った絶好のチャンスでした。12位の駿河台も箱根常連校を抑えての順位で13位の上武とも1分32秒もの差をつけているんですよね。また2020年度の箱根予選で19位以内だった大学を見ると、東京農業大学は16位で10位とは8分以上の大差、立教大は23位、慶應は27位に留まっています。


2020年度の箱根予選は涼しく、周回コースとなったことで絶好のコンディションとなりました。麗澤は11→13位と2つ順位を落とし、10位とも2分8秒差と再び差が広がり、駿河台は12→15位と3つ順位を落としています。両大学にどれだけ気象条件が影響したのかは分かりませんが、スピードのある選手が箱根常連校に比べると少ない状況を考えると、スタミナ勝負となる厳しいコンディションの方が良いのかなあ。


東農大は下級生中心の布陣で16→17位と1つ順位を下げていますが、高槻、並木と期待のルーキー2人が50位以内に入ったのは大きな収穫でした。慶應は27→19位と8つも順位を上げてきました。18位だった日大とも35秒差しかなく、一気に躍進を遂げることに。有力新入生の加入で注目された立教は23→28位と5つ順位を落としているんですよね。1年が大量7人も起用され、経験を積ませる意味もあったかな。

戦力増減

4年生の抜ける影響を見ていくと、慶應は前回の箱根予選上位10人が全員残り、最も戦力ダウンが少ないです。選手層が決して厚くはない中、これは大きいですよね。来年度はさらに順位を上げてくる可能性が高いかと。立教も12人走った選手のうち、抜けるのは1人だけとなっていますね。立教は今年度も下級生が箱根予選メンバーの大半を占めることになるでしょう。戦力ダウンは非常に小さいです。


駿河台はチームを牽引してきた吉里は抜けますが、吉里も今回はチーム5番手ともう一歩でしたし、箱根予選の上位10人の打ち、抜けるのはその吉里だけです。駿河台、慶應、立教と前回の箱根予選経験者という観点からすると、戦力ダウンが小さいのに対し、麗澤だけは関東連合で出場し、箱根1区で好走した難波を始め、箱根予選上位10人中6人が抜けることになります。この戦力ダウンは非常に大きいですよね。麗澤が箱根初出場を果たすのであれば、やはり2019年度か2020年度が最大のチャンスだったかな。


新入生を見ると、立教が圧倒的です。1万で29分13秒のベストを持つ後藤を始め、林、中西、安藤、山本と5千で14分10秒台のベストを持つ選手がずらっと揃い、14分20秒台の選手も複数います。人数も16人と多く、質・量ともに充実のスカウトですよね。とても、前年度の箱根予選で28位の大学とは思えず、箱根シード校のスカウトと言われても納得してしまうほどです。


麗澤も主力となる世代が抜けることを見越してか14分19秒の工藤や14分20秒の鈴木、14分22秒の小林ら14分30秒切りのベストを持つ選手を複数獲得、まだHPで1年生の情報は出ていないので全容はわかりませんが、楽しみな新入生と言えるでしょう。慶應は14分27秒の田島、14分38秒を持つ鳥塚らが加わることに。こちらもHPにまだ新入生は載っていないですね。


東農大は14分20秒のベストを持つ高山が抜けており、1万でも29分58秒をすでに持っています。さらに、14分30秒台のベストを持つ選手が石井、小島、田岡、高島と続くことになります。駿河台はまだHPに新入生が載っておらず、14分38秒の賀来らが加わります。他の出場を狙う大学と比べると、新入生の持ちタイムとしてはもう一歩なのかな?

展望

前回の箱根予選で上位だった大学が相対的に戦力ダウンが大きく、逆に箱根予選で苦戦した立教が大幅な戦力アップというのがまた悩ましいところです。立教はさすがに28位からは大幅な順位アップを果たすでしょうが、いきなり通過争いに加わるというのは現実的では無いかなあ。まずは来年度以降に箱根予選が見える位置、例えば20位以内であったり、さらに高い目標ならば15位以内といったところになるのではないでしょうか。ただ、このスカウトが今後も続けられれば、2年後には箱根出場は十分果たしていそう。


慶應はまさに勝負の年となるのですが、箱根予選19位から一気に10位以内というのもまた高い目標です。前回の箱根予選も10位とは10分近い大差がありましたからね。現実的には今回と同じか1つ上の順位になれば上出来かなと思ってしまいます。実際、箱根予選で18位以内だった大学はどこも力がありますからね。


東農大は前回1年生を大量に起用したことを考えると、この学年が3,4年生になるときが勝負となるのかなあ。前年度の箱根予選で経験を積んだ新2年生がどれだけ力をつけていけるか。今年度は前回の6位から最低でも1つ以上は順位を上げていきたいところかな。東農大が最後に箱根に出場したのは2014年、この時は専修も出場して今年まで遠ざかることになった大会でした。専修は今年見事に復活出場を果たしましたが、東農大も続けられるでしょうか。


初出場を狙う麗澤と駿河台…麗澤はさすがに選手が抜けすぎたのは厳しいかなあ。椎野は他大とも渡り合えるエースですが、前回の箱根予選でチームトップ6のうち5人が4年生でしたからね。楽しみな新入生が加わるといっても、さすがに今年度から順位は下げてしまいそう。今回紹介した大学で最も可能性があるとすれば駿河台かなあ。ブヌカが最上級生となり、町田、清野ら前回の箱根予選上位の選手も上級生に、元体育教師の今井もいます。当然、現状の戦力では厳しいことに変わりは無いですが、ここからの成長次第ではひょっとするかもしれません。

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