中央学院大学 新年度(2021年度)戦力分析
今日からは、2021年度の各大学における学年別の戦力を見ていきます。普段はランダムな順番にしているのですが、新入生情報がHPなど公式で判明している大学もあれば、まだ情報が少ない大学もあるので、すでに判明している大学を優先して取り上げていきたいと思います。最初は中央学院になります。公式HPにもすでに新入生が載っており、25人もいるんですよね。25大学中では最多かな。
データベース登録されている人数は4年:8人、3年:7人、2年:1人、1年:2人となっております。基本的には上級生中心のチームになることが多いですし、中央学院も同様です。学年別戦力としては、4年生≒3年生>1年生>2年生といった形になるでしょうか。
名前 | 学年 | 5千ベスト | 1万ベスト | ハーフ換算 |
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栗原 啓吾 | 4年 | 13:54.73 | 28:35.00 | 01:02:03 |
小野 一貴 | 4年 | 14:19.20 | 29:01.27 | 01:03:56 |
青柳 達也 | 4年 | 14:13.39 | 29:14.65 | 01:05:42 |
吉田 光汰 | 4年 | 14:10.39 | 29:15.02 | 01:03:21 |
糸井 春輝 | 4年 | 14:22.09 | 29:29.24 | 01:05:06 |
松井 尚希 | 4年 | 14:04.11 | 29:30.01 | 01:04:32 |
馬場 竜之介 | 4年 | 14:15.03 | 29:32.26 | 01:05:16 |
坂田 隼人 | 4年 | 14:23.31 | 29:34.85 | 01:05:18 |
小島 慎也 | 3年 | 14:15.95 | 28:42.41 | 01:03:03 |
武川 流以名 | 3年 | 13:49.42 | 28:54.34 | 01:04:08 |
松島 匠 | 3年 | 14:05.23 | 29:05.81 | |
荻沼 直人 | 3年 | 14:17.93 | 29:29.45 | 01:08:29 |
吉本 光希 | 3年 | 14:25.20 | 29:34.69 | 01:03:41 |
中島 稜貴 | 3年 | 14:21.36 | 29:41.79 | 01:03:23 |
川田 啓仁 | 3年 | 14:00.51 | 29:46.71 | 01:04:07 |
伊藤 秀虎 | 2年 | 14:06.66 | 29:35.72 | 01:04:09 |
吉田 礼志 | 1年 | 14:05.65 | 29:54.88 | |
堀田 晟礼 | 1年 | 14:01.67 |
箱根でも好走している栗原が箱根予選、そして学生ハーフでも入賞を果たし、改めて力のあるところを見せてくれました。今年度のエースは誰かと言われたら栗原になるのでは。吉田も栗原同様に3大駅伝は全て2回ずつ計6回走っており、こちらもチームの中心的存在、まずはこの二人が抜け出ている学年です。
続くのは松井、馬場といった箱根予選を出場した選手たち。二人ともチーム11,12番手と苦しい走りになってしまいましたから、その悔しい経験を今年度に活かしてほしいところ。スピードがあるのは、出雲・全日本予選を経験している青柳や全日本予選を走っている小野ですね。3年時は自己ベストも伸ばせず、あまり目立ちませんでしたがチームの底上げのためにも活躍して欲しい選手たちです。
中央学院の4年生は8人が3大駅伝・予選会にエントリーされた経験がありますが、現在残っている部員も同数の8人ですね。8人とも5千で14分30秒切り、1万で29分40秒切りと持ちタイムも伸ばしている選手たち、最終学年となった今年度は復活のためチームを牽引して欲しい
関東連合で箱根3区を走った新主将の小島は、箱根予選でチーム2番手の走り、全日本でも2区を走っています。持ちタイムもチームトップクラスですし、エースの1人として活躍が期待される選手。武川は1年時に箱根6区5位と衝撃的な3大駅伝デビューを果たし、5千で13分台、1万で28分台と着実にタイムを伸ばしているものの、2年時は箱根予選、全日本ともにもう一歩という結果に。武川も栗原、小島とともに3本柱となってほしいですし、チームの鍵を握るであろう選手の1人です。
続くのは中島、吉本、川田といった箱根予選経験者たちですね。特に中島は箱根予選でも101位と上々の走り、全日本でも5区10位で走るなど、一歩抜き出しつつある選手です。吉本も132位とまずまずの順位でまとめていますし、川田は184位と苦しみましたが5千で14分0秒のベストを持ちスピードも魅力ある選手です。
そんな実績のある選手たちに対して、期待したいのは持ちタイムをのばしてきた新戦力たち。松島は5千で14分5秒、1万で29分5秒を叩き出し、荻沼は5千で14分17秒、1万で29分29秒をマークしています。ともに箱根予選後に自己ベストを更新してきた選手でまだ3大駅伝・予選会へのエントリーはありませんが、今年度はデビューが期待されますね。
スラスラと名前が挙がる3,4年生に対し、2年生は伊藤が唯一3大駅伝・予選会にエントリーされた選手、箱根予選は190位、全日本は6区14位といずれも結果を残せたとは言えない走りになってしまいました。持ちタイムは悪くは無いのですが、まだ勝負レースでは力を発揮出来ていないんですよね。まずは、伊藤が2年生を牽引する走りを見せて欲しい。
続く選手としては、飯塚や井澗、谷口あたりになってくるのかなあ。飯塚は5千で14分10秒台、井澗は1万で30分1桁のベストをマークし、谷口も14分30秒と持ちタイムを伸ばし、雑誌にも載っていました。高校ベストでは川崎や西田が14分30秒切りで伊藤に続くタイムでしたが、まだタイムは更新出来ておらず、これからに期待かなあ。
大量に加入した1年生ですが、なかでも入学前に早速好走を見せた堀田晟、吉田の二人がまずは即戦力候補かなあ。堀田晟は14分1秒のベストに先月も14分5秒で走っていますし、吉田は先月14分5秒とベストを早くも1秒更新し、1万も29分54秒をすでに高校時代にマークしていて10kmの距離も不安はありません。
堀田捷も14分15秒の別を持ち、堀田晟に負けていられないでしょうし、二人で切磋琢磨して伸びていって欲しいところ。14分19秒を持つ太田祐は都大路で2区9位で走り、14分22秒を持つ工藤は都大路で3区25位で走っており、1万でもすでに29分57秒を持っています。いずれも1年目から全日本予選・箱根予選と出場してもおかしくない選手たちで、今後チームの中心となりうる可能性を秘めた学年と言えそう。