2020年度 5000m持ちタイム遷移 ~その2~

続いては、今年度開始時点で5000mの平均順位が9~16位の8校について、2020年4月1日(昨年度開始)、2020年3月31日(昨年度最終版)、2021年4月1日(今年度開始)の3つのポイントで持ちタイム遷移を振り返りつつ、今年度の戦力を見ていきます。新入生を全員把握しているわけではないので、多少は誤差があるかもしれません。

大学名 20/04/01 21/03/31 21/04/01
創価大学12位14:07.098位13:59.479位14:02.59
中央学院大学20位14:15.8213位14:04.5710位14:03.18
國學院大學18位14:14.5015位14:05.4211位14:03.20
日本大学11位14:06.8112位14:03.5312位14:03.73
神奈川大学14位14:10.5617位14:07.6913位14:04.89
順天堂大学3位14:00.339位13:59.9914位14:05.40
日本体育大学13位14:09.8114位14:05.0815位14:06.05
法政大学19位14:14.6019位14:09.9016位14:07.54
9位:創価大学

昨年度開始時点では12位でしたが、昨年度末には8位と4つ順位を上げています。13分43秒を叩き出した福田を始め、三上、横山や14分1桁のベストがズラッと揃いましたからね。10番手でも14分6秒というハイレベルさです。タイムも8秒縮めて13分台2突入していますし、たしかに1万の持ちタイムはそれほど目立たなかったですが、着実にタイムは伸ばしてきていましたよね。


新年度は9位ということで1つ順位を下げることになります。福田、鈴木、原富と主力3人が抜けますから、その影響は持ちタイムでも大きいです。13分台はムルワだけになってしまいますが、それでも10番手は14分8秒と14分10秒切りを10人揃えているんですよね。そして、箱根経験者である7人もこのトップ10に全員含まれています。ということは、トップ10外で明らかにタイムを伸ばせそうな選手は少ないかもしれませんが、それだけに創価の育成力に期待がかかります。

10位:中央学院大学

昨年度開始時点では20位だったのを、年度末では13位と7つも順位を上げてきたんですよね。タイムも11秒縮めています。5000mで10秒以上タイムを縮めるのは容易ではないですね。13分台のベストを出した武川、栗原を始め上位9人が揃って自己ベストを更新しているのですから、タイムも伸びていきますよね。11月、12月にベストを出した選手も多く、箱根に出場した大学と違って5千でタイムを狙いやすかったということも考慮する必要はありますが、それでもこの走りは今年度につながることでしょう。


新年度は10位ということでさらに3つ順位を上げることにあります。トップ10に入っていた4年生は2人しかおらず、チームの7,9位だったこともあってタイムの下落が小さいこと、さらに新入生が堀田晟、吉田礼と2人もトップ10に入っているのも大きいです。この2人は3月のレースでも好走して、吉田礼は自己ベストを早くもマークしていますし、期待は高まります。トップ10圏外ではスピードのある小島がまだ14分15秒止まりですし、昨年度同様に今年度も自己ベストラッシュといきたいところ。

11位:國學院大學

昨年度開始時点では18位だった國學院ですが、年度末時点では15位と3つ順位を上げています。タイムも9秒伸ばしていますから上出来かなあ。トップ10のうち8人が自己ベストを更新し、中西、臼井、藤木と3人が13分40秒台を叩き出したのが大きかったですね。ただ、14分1桁のベストは木付しかいなかったこともあって、タイムは伸ばしきれなかったかな。まだまだ、伸ばす余地は大きそうでしたが。


新年度は11位ということで4つ順位を上げることになります。トップ10からは臼井、徳備が抜けますが、新入生はチーム3~5位に一気に3人入ってきますからね。山本、平林、中川と持ちタイムだけでは無い実力者の加入は大きく、タイムも逆に2秒縮めることになります。殿地、島崎といった主力はまだトップ10に入っておらず、新入生もまだまだトップ10に入ってきてもおかしくないです。チームの浮上とともに持ちタイムもどんどん縮めてきそうな期待感があります。

12位:日本大学

昨年度開始時点では11位、年度末では12位ですから1つ順位を下げたことになります。タイムも3秒ほどしか縮められていないのでもう一歩かなあ。松岡、樋口の主力に橋口もタイムを伸ばしてきましたが、タイムを伸ばした選手とそうでない選手の差が大きかったかなあ。トップ10に入っている選手で高校ベスト=自己ベストの選手が多いのも気になります。高校時代タイムの良い選手が自己ベストを更新出来ていないということですから。


新年度は12位ということで順位は変わらず、タイムも14分3秒のままですね。新入生でトップ10に入ることはありませんでしたが、抜けたのも下位に宮崎だけでしたから、ダウンは最小限となっています。ただ、現状この選手がトップ10にいないなんてと思うのは1万で28分台を持つ小阪くらいなんですよね。松岡、樋口のエース級はすでに13分台のベストを持ち、14分1桁、10秒台の選手を見ても一気にタイムを伸ばすのは難しそう。逆に言えば、新たに持ちタイムで上位に入ってくるような選手が出てこないと、新年度も引き続き苦戦を強いられるという可能性も。

13位:神奈川大学

昨年度開始時点では14位、年度末では17位と3つ順位を下げています。積極的に出場していた1万mに比べると、5000mはあまり出場していませんからね。13分台をマークした島崎、川口の2人しかトップ10では自己ベストを更新出来ていません。タイムとしても3秒ですから、比較的更新出来ていない大学ということになります。井手、佐々木、西方ら箱根で好走した選手もトップ10圏外ですし、タイムとしては参考値かな。


新年度は13位ということで一気に順位を4つ上げることになります。タイムも3秒縮めてきますからね。成瀬、北崎が抜けますがいずれも14分10秒台のベスト、その一方で新入生は13分台のベストを持つ中原、14分1桁の園田に14分10秒の小原と3人がいきなりトップ10に入ってきます。さらに、トップ10圏外には1万で29分前半のベストを持つ選手が小林政、安田、佐々木といて、28分台を持つ西方も引き続きトップ10圏外。1万と比べても5千のタイムは記録会に出場さえすれば、一気に縮められる可能性はありそうかな。

14位:順天堂大学

昨年度開始時点では3位、それが年度末時点では9位と6つも順位を下げています。自己ベストラッシュだった1万やハーフに比べると、5千は目立っていませんね。トップ10でベストを出したのは北村だけかな?元々13分台のベストを持つ選手が5人おり、14分1桁もズラッと揃っていたこと、さらにそもそも5千の記録会にはあまり出場していないこともあって、タイムはわずかに1秒未満しか伸ばせていません。その分、1万でタイムを伸ばしているので何も問題は無いですが…


新年度は14位ということであらに5つ順位を下げることになります。野口、清水という持ちタイムトップ2が抜けますし、タイムも6秒ほど落ちることに。新入生も早速神谷、浅井がトップ10に入ってきましたが、チーム下位ということもあって、そこまで大きな影響は無かったかな。ただ、5千は伸びしろ十分です。トップ10内でも伊豫田、野村といった主力はまだ14分1桁のベストですし、トップ10圏外&1万で28分台のベストが平、荒木、牧瀬、鈴木、吉岡と5人もいますからね。こんな大学は順大だけかなあ。1万同様に5千の自己ベストラッシュも見たいところ。

15位:日本体育大学

昨年度開始時点では13位、年度末では14位ですから1つ順位を下げています。日体大も1万で28分台ラッシュとなった一方で5千はそこまでタイムを伸ばせていないかなあ。エース級は13分36秒の藤本、13分57秒の池田とタイムを伸ばしましたが、10番手でも14分15秒ですからね。28分台のベストを持つトップ10圏外の選手も多く、主力が揃った4年生はスピードタイプというよりは叩き上げで長い距離に強くなってきた選手が多かったですから。


新年度は15位ということでこちらも1つ順位を下げることに。トップ10で抜けるのは池田と福住だけなんですよね。さらに、新入生も植松、田中、西槇、渡野と4人がトップ10に入ってきたということで、ダウンを1秒に抑えています。選手が揃っていた池田世代と入れ替わり、それも持ちタイムが良いとなると期待したくなりますよね。トップ10圏外でも29分前半のベストを持つ選手は加藤、齋藤、續木らがおり、28分台の名村もいて、まだタイムは伸ばせそうではありますが、未知数の部分も大きいかなあ。まずは5千から新戦力の台頭に期待したいところです。

16位:法政大学

昨年度開始時点では19位、年度末でも19位は変わらずでした。法政も記録会にはなかなか出場しなかったですからね。そんな中、13分40秒台のベストをマークした鎌田、松本の走りでタイムを縮めたという形です。10番手も14分21秒に留まっています。そもそも、持ちタイムトップ10のうち箱根を走ったのはわずかに3人だけですから、正直法政の5千のタイムは参考にならないかなあ。


新年度は16位ということで3つ順位を上げてきます。タイムも2秒逆に縮めてきますからね。トップ10に入る4年生はいずれも下位だったことで抜ける影響は最小限であり、宮岡、小茂田、小泉と3人がトップ10に入ることで、10番手のタイムも14分16秒とこちらも縮めることになりました。ただ、トップ10は高校ベストのままの選手も多く、1人でも多くタイムを伸ばしてくれれば。また、河田、川上、清家らトップ10外の主力が5千でタイムを狙う場面も見てみたいところ。5千の持ちタイム以上の力がある選手が多いのが少しもどかしいかな。

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