駒澤の13年ぶりの箱根優勝までの軌跡 ~その1~

2008年(箱根優勝)~2010年

箱根駅伝で駒澤が優勝したら、ずっと書きたいと思っていた記事があったんです。前回の優勝から13年ぶりの箱根優勝までの振り返りと想いについてです。1月3日に載せようかと書き始めていたのですが、さすがにやりすぎかなと思って少し落ち着いてからにしようと思い、今に至りました。熱心に応援するようになってから初めての箱根優勝ですが…これまで本当に長かったです。。。


駒澤ファンを公言しており昔から応援してはいますが、箱根だけをTVで多少見て応援するくらいの緩い感じでした。4連覇した時も、大して喜んだ記憶が無いですからね。今思えば贅沢すぎます(笑)しっかりと箱根を見た記憶があるのは、むしろ5連覇を逃した時だったので、2006年になるかと思います。そこから徐々に応援するようになり、2008年の箱根優勝は当時のことをよく覚えています。


5区の安西の快走の一方で前回区間2位だった6区藤井が最後フラフラになって早稲田と3分以上の差になってしまったこと、それでも7区豊後、8区深津の2区間で3分近い差をつめ、9区の堺がトップに立った走り、太田がリードをしっかりと守っての優勝…それ以来、今年までずっと箱根から遠ざかることになるとは当時は思いもしませんでした。


その翌年度は出雲2位、全日本で優勝しながら2009年の箱根は13位でまさかのシード落ち…早稲田が3区に竹澤を起用するように明確な変化、10番手の選手が走ることも多かった3区はもはやスピードランナーが揃う準エース区間となり、往路にエース級を揃える流れに駒澤はなかなかついていけなかった気がします。復路の駒澤とも言われ、選手層を武器に箱根優勝を勝ち取ってきましたが、往路に実力者を並べるのは今日まで続く当然の戦略となっていきましたから。それ以上に驚異だったのは少なくとも私が箱根を見て以来最大のインパクトを残すこととなる柏原竜二の降臨です。山で5分差を逆転してしまう柏原の存在は他大にとっては驚異でしか無い。。。


2010年の箱根は総合2位ではありますが、往路で東洋に7分以上の大差をつけられての8位、5区だけで4分39秒差をつけられています…復路はルーキー千葉の6区区間賞、9区高林の区間賞などで巻き返しましたが東洋とはそれでも3分46秒と大差、宇賀地世代が抜ける翌年度以降、箱根を勝てるチャンスはいつ巡ってくるのだろうと不安に感じたのを覚えています。

2011年

2011年の箱根は早稲田が3冠を達成した時ですね。駒澤は出雲3位、全日本2位でしたがいずれも早稲田には大差をつけられ、正直箱根も勝負出来る陣容とは言えなかったです。3年の矢澤・八木・三田に2年の平賀・佐々木、前田、1年の大迫・志方を擁した早稲田はあまりにも強かった。一応、駒澤も撹上・久我らが2年生、窪田・油布が1年と今後が楽しみな陣容となり、優勝候補として名前が挙がることもありましたが、個人的な興味も、箱根は早稲田の3冠か東洋の3連覇かどちらだろうというものでした。


早稲田は佐々木・志方と主力二人を故障で欠く一方、東洋は柏原が最も万全では無かった時…1区大迫が東洋に2分差をつけ、4区までリードを広げるも5区柏原がひっくり返して東洋が往路優勝、6区で早稲田が逆転、復路は区間賞は無いものの全て区間3位以内、4学年で最も戦力的に劣ると思われていた4年生が最後の箱根で大活躍したんですよね。。。東洋は8~10区を3連続区間賞で追い上げるも過去最小となる21秒届かず…今回の箱根で52秒差ですから、いかに僅差かが分かります。


一方の駒澤は6区千葉の区間新記録や7区窪田の連続区間賞など随所に見せ場を作ってはくれましたが、優勝した早稲田とは4分差の3位、そして4位とも4分以上の差がついているんですよね。前も後ろも離れすぎての3位はある意味面白くないですよね…ここ数年を思えば贅沢なのですが、当時は3位以内に入るのは当たり前で優勝争いに絡むチームになってほしいと思っていましたから。

2012年

2012年の箱根は、東洋史上最強とも言われるチームに叩きのめされた時ですね。出雲は東洋優勝、駒澤は窪田の6区爆走で2位、全日本は駒澤が優勝を果たすも東洋の8区柏原が猛追してきた時でした。「逃げる駒澤、追う東洋」というフレーズは有名です。箱根も両チームが優勝を争うと予想され、完全復活を遂げた柏原がいる分、東洋が有利かと思われていましたが。。。そんなレベルでは無かったです。


駒澤の走りも決して悪くは無かったんですよね。10区間中区間賞1つを含む8区間で区間5位以内、二桁順位の区間も1つしかありません。今年度の箱根と比べても見劣りしないほどに…しかし、東洋は往路から完璧なレースを披露、4区終了時で総合2位に2分近い差をつけてのトップで5区柏原ではどうしようもない…10区間中区間賞6つ、最終的に9分2秒という圧倒的大差をつけられての総合2位という結果に…


4年に柏原世代、3年に山下りの市川、2年に設楽兄弟、1年に田口らを擁してまさに無敵の布陣でした。箱根優勝後の4年間は東洋の黄金時代とそこに3冠で唯一割って入った早稲田という構図でした。駒澤もその間に全日本は2度優勝しているのですが、箱根となると優勝争いに絡むことさえ出来なかったですね…