第97回(2021年)箱根駅伝 東京国際大学 区間配置予想 ~シード常連校を目指して~

2020年12月28日

本日は東京国際大学について、区間配置予想及び戦力分析をしていきます。前回の箱根は2区伊藤、3区ヴィンセントの爆走に加えて、復路の7~10区を1桁順位でまとめて総合5位、初めてシードを獲得しました。全日本では序盤からシード争いに加われず、アンカーのムセンビが前を追うも総合10位、連続シード獲得とはなりませんでした。エントリーメンバー箱根成績(直近5年)はこのようになっております。

4年生:内田 光、加藤 純平、荒井 雄哉、
     佐伯 涼、杉崎 翼、熊谷 真澄

3年生:芳賀 宏太郎、三浦 瞭太郎

2年生:Y・ビンセント、L・ムセンビ、丹所 健、宗像 聖、善田 修平

1年生:林 優策、川畑 昇大、村松 敬哲

全日本を走った8人からは、1区を走った山谷、6区を走った堀畑の2人が外れてしまいました。全日本経験者が2人外れているのも珍しいですが、特に山谷は1万で28分29秒のベストを持つエースの1人、全日本では2年連続1区を走り、箱根も往路の主要区間を担うと思っていただけに、痛すぎます。ただでさえ、伊藤世代が抜けて選手層が薄くなっている状況でですから。


箱根経験者では、前回6区を走った大上が外れています。山谷、堀畑、大上と2年生のエントリー漏れが目立ちますね。大上は今年度はあまり姿を見せていなかったので仕方ないかもしれませんが、堀畑は今年度に入って伸びてきた選手です。他にも1万で28分51秒を持つ中島、1年時に箱根を走った渡邊らも外れています。


その一方で全日本を外れたものの、2年連続箱根6位以内で走っている芳賀が戻ってきたのは大きい。また、16人中10人が1万で今年度自己ベストをマークしているのもポジティブな要素、特に下級生はタイムを伸ばしている選手が多いです。また、留学生は全大学で唯一2人エントリーしましたね。現状、ヴィンセントの出場が確実視される状況ですが。そんな東京国際大学の区間配置予想は以下の通りです。

丹所②ーヴィンセント②ー芳賀③ー佐伯④ー加藤④
林①ー宗像②ー荒井③ー内田④ー杉崎④

~往路~

1区は丹所、山谷がいない以上、出遅れるわけにはいかない1区は前回も区間13位で走っている丹所しかいないかなあと。ハイペースを経験していますし、1年時よりも遥かに力をつけていることを考えると、前年度以上の走りを見せてほしいところ。


2区はヴィンセント、前回は3区で59分25秒という異次元の走りを見せましたが、今回はエース区間の2区を託すことになるでしょう。2区を走るのであれば、当然区間新記録がターゲットになるのでは。そのくらい、前回の箱根は衝撃の走りでした。まさか、6区以外で60分切りを果たすとは。大エースが2区を走るのであれば、当然2区終了時でトップを狙いたいところ。


3区は芳賀、2年連続箱根で好走している選手、もう芳賀を復路に残しておく余裕はないですし、往路を走ってもらわないと行けない選手。2区ヴィンセントであれば3区の選手は非常に大事になりますから、最も箱根で実績のある芳賀に託すのが良いのでは。もちろん、万全の状態で箱根に臨む必要がありますが。


4区は佐伯、全日本は7区16位と非常に苦しい走りになってしまいましたが、前回の箱根では4区12位でまとめています。全日本でもエース区間の7区を任されていることからも、2年連続で往路起用の可能性は高く、一度経験している4区が良いのでは。


5区は加藤、2年時の5区は区間21位と非常に苦しみましたが、今年度は自己ベストラッシュに全日本にも出場していますし、本人も5区希望ならば、再び5区を任せることもあり得るかなあと。前回とは走力が根本的に違うでしょうし、今の加藤ならば連続シードを狙うチームにおいても、5区を任せられるかなあと。

~復路~

6区は林、5千、1万でタイムを伸ばしており、全日本もメンバー入りを果たしています。前回の箱根でもルーキーを抜擢していますし、本人も6区希望ということであれば任せる可能性が高そうかなあ。前回は最も苦しんだ区間なだけに、この区間の走りは大事になってきそう。

7区は宗像、全日本では区間9位と一桁でまとめていることを考えても、箱根出場の可能性は高そう。往路への抜擢もあるかもしれませんが、復路ならば大事な7区あたりがふさわしいかなあと。2年生は今後チームを牽引していってほしい学年ですし、宗像もそこに加わってくれれば。

8区は荒井、8区以降は4年生に任せたいという話もありましたし、今年度伸びている選手として荒井の名前も挙がっていました。全日本もエントリーされていましたし、5区希望という話なので、5区でなければ同じ上りがある8区でどうかなあと。

9区は内田、全日本ではエース級が揃う3区を任されましたし、4年生になってようやく故障もなく練習を積めるようになって、力をつけてきました。もともと、高校時代から実績のある選手ですし、最初で最後の箱根出場という可能性は高そう。ならば重要区間でもある9区を任せたいなあと。

10区は杉崎、3年時には全日本予選でチーム9番手で走っている選手、箱根も前年度から走ってもおかしくはなかった選手ですし、最上級生となった今年度に出場する可能性は十分あるかなあと。本人も希望区間として挙げている10区でどうかなあと。

うーん、充実の戦力だった前年度と比べると、厳しいと言わざるを得ないです。伊藤世代が抜けたことに加えて、エース格の山谷や経験豊富な4年生が複数外れているわけですから、大幅な戦力ダウンと言えそう。正直、安心して見ていられるのはヴィンセントが走る区間くらいなのでは無いかと。正直、箱根シード10校の中では、現状最も連続シードが厳しい大学という印象です。


丹所や芳賀ら往路を任せられるであろう選手はいますし、どれだけヴィンセントのリードを活かせるかなあと。特にヴィンセントの前後を走る選手の走りは大事ですね。往路はちょっと苦戦する区間もありそうですが、復路はある程度計算のできる選手が揃っているかなあ。6人エントリーされた4年生は誰が走ってもおかしくないですし、経験豊富な上級生と自己ベストラッシュの下級生が揃っています。


今回は4年生を中心に予想してみましたが、下級生の勢いに期待するのも選択肢の1つです。村松、林などルーキーの持ちタイムも良いですし。他のシード校と比べると、前評判は決して高くないのが現状ではありますが、これまでもどんどんチーム力を高め、前評判を覆す走りを見せてきたのもまた事実です。監督としてもチームとしても、前年度に比べて大きく劣るようなことは無いと自信を見せていますし、今後につなげていくためにも、まずは連続シードを目指してほしいです!!

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