第97回(2021年)箱根駅伝 駒澤大学 区間配置予想 ~全日本に続いての2冠を目指して~

2021年4月4日

本日は駒澤大学について、区間配置予想及び戦力分析をしていきます。前回の箱根は序盤で出遅れると、区間13位が3区間もあるなどなかなか区間順位をまとめることが出来ず、シード争いに巻き込まれながらの総合8位に終わりました。全日本では、他の優勝候補が苦しむ中、大きく崩れること無く粘りの走り、何とか優勝が狙える位置でエース田澤につなぐと、ラストの驚異的なスパートで見事に6年ぶりの優勝を果たしました。エントリーメンバー箱根成績(直近5年)はこのようになっております。

4年生:伊東 颯汰、加藤 淳、小林 歩、神戸 駿介

3年生:石川 拓慎、花崎 悠紀、佃 康平

2年生:田澤 廉、山野 力、酒井 亮太、円 健介

1年生:白鳥 哲汰、青柿 響、鈴木 芽吹、花尾 恭輔、唐澤 拓海

全日本優勝メンバーの8人は順当に全員エントリーを果たしています。その一方で箱根に2度出場し、いずれも区間5位以内で走っている小島が外れてしまったのは大きな痛手です。回復間に合わずでした。また、1万で28分30秒をマークしたルーキーの赤津も外れたのは残念です。それでいて、ルーキーが最多の5人エントリーされているのが恐ろしいところです。1万で29分10秒を出した4年の江口も残念ながら3大駅伝の出場は果たせずでした。


全日本をエントリー漏れとなった神戸は無事にエントリーを果たしました。コンディションも問題ないようですし、主将が戻ってきたのは大きいです。今年度、結果を残している選手がやはり順当にエントリーされている形かなあ。箱根エントリーの1万平均持ちタイムは28分26秒となっており、全大学最速を誇ります。


1万のタイムを見ると、27分台が1人、28分台前半が3人、28分30秒台が5人というのはやはり驚異的です。ただ、12月に入って一気にタイムを伸ばしている白鳥、青柿らが箱根に出場するかと言われると、疑問が残るかなあ。12月に1万を走って箱根に出場するというのは、駒澤では基本無いはず…他にも10人に入る可能性は低そうな選手のエントリーもちらほら見られ、選手層という点では決して厚いとは言えないかな。そんな駒澤大学の区間配置予想は以下の通りです。

加藤④ー小林④ー田澤②ー鈴木①ー山野②
唐澤①ー酒井②ー伊東④ー石川③ー神戸④

~往路~

1区は加藤、過去2度の箱根はいずれも区間11位と奮いませんでしたが、4年時になってからの安定感は目を見張るものがあり、全日本も1区3位と好走。今の加藤ならば、どんな展開の1区になってもしっかりとまとめてくれるのではないでしょうか。今年度の加藤の成長はチームにとっても大きいです。


2区は小林としました。もちろん田澤や鈴木も十分に考えられるのですが、ルーキーに任せないといけないチーム状況ではありませんし、上りが得意とは言えない日本選手権を12月に走っている田澤を2区というのは適材適所ではないのかなあと。来年度以降は走ってほしいですが、今年度は2区を任せられる小林がいる以上、小林に託すのが良いのかなあと。


3区は田澤、2区でなければ3区が濃厚でしょう。前回は区間3位も正直やや物足りない走り…今年度はチームの絶対的エースとなり、勝負レースで日本人大学生トップクラスの結果を残し続けていることを考えると、再度3区を走るのであれば前回を遥かに上回る走りを見せて欲しいところ。


4区は鈴木、小林と並んで田澤に次ぐエース格と評価されていることからも往路での起用が濃厚。アップダウンが得意ならば5区も面白いかなあとは思いますが、本人は2区か4区を希望ということでしたので、準エース区間である4区が相応しいかなあと。全日本は個人的にはもう一歩だと思っているので、期待に応える走りを見せてくれれば。


5区は山野、過去2大会走っている伊東はもちろんいるのですが、3年目以降の走りを見ていると再度の5区は正直不安…ならば、全日本でしっかりとして走りを見せ、長い距離にも強く、5区を希望している山野に託すのもありかなあと。5区はチームの命運を握る区間となりそうなだけに、誰を起用するのかは非常に気になります。

~復路~

6区は唐澤、他にも白鳥が6区を希望していましたが、先述の通り12月に1万を走っている白鳥が起用される可能性は低そう。ならば記録会にエントリーされながら、出場しなかった唐澤の方が可能性は高そうかなあと。どちらにしろ、今後を見据えても6区はルーキーが起用されそうな気がします。


7区は酒井、全日本の走りはまさにMVPの活躍、往路を走ってもおかしくはない選手なのですが、今年度は往路を走れる選手が揃っていることを考えると、復路の中でも特に重要度が高くなっている7区を担ってもらうのが良いのでは。全日本で監督の期待以上の走りを見せてくれたというのも、期待値が高まります。


8区は伊東、伊東が5区を走らないのであればもう1つの希望区間である8区が良さそう。遊行寺の坂もありますが、もちろん5区を走っている伊東からすれば差をつけるチャンスですし、主要区間よりものびのび走れる8区あたりのほうが力を発揮してくれるのではないかという期待も込めて。


9区は石川、前回も10区7位で走っていますが、そこから今年度は自己ベストラッシュ、全日本も最後まで起用を迷った選手ということですし、1万で28分45秒のスピードに長い距離への不安も無くなってきたということで、9区を担ってもおかしくないのでは。復路のいずれかの区間にはまず起用されそうな選手です。


10区は神戸、骨折の影響はもう問題なくコンディションも良いとのこと。ならば、本人も希望する10区への起用もあるのかなあと。主将として最後に有終の美を飾って欲しいという思いもあります。ただ、過去2度走った3大駅伝はいずれも二桁順位で苦しい走りとなっており、不安は大きいですね…ならば、今後を見据えてもルーキーがもう1人出場する可能性もありそう。

小島が外れてしまった影響はやはり復路に響きそうですね。複数回箱根で好走している選手は、今の駒澤には小島しかいませんから…それでも、下級生の底上げで選手層は上がってきました。今回は外して予想しましたが、全日本を走っている花尾や1万で28分前半のベストを持つ白鳥、青柿らは外して予想しているわけですし…今回は2人走るとしましたが、持ちタイムすれば3人や4人走っても全然おかしくないです。


箱根で優勝するチームでルーキーが3人走ることは、過去20年を見てもありませんし、今回は2人としています。現1年世代が主力となるのは来年度以降で良いかなあと。2年生以上を見ると、3年の花崎、佃、2年の円あたりはさすがにまだ箱根出場となると厳しそうですし、16人誰が走ってもおかしくないというようなチームと比べると、選手層としては薄いと言いざるを得ないです。


全日本を制した駒澤ですが、箱根に向けての不安要素は大きくは2つ、1つは全日本に比べると箱根に合わせきれていないこと。持ちタイムは十分すぎるほどですが、持ちタイム通りの走りを見せられなかったり、全日本に比べて結果を残せないことがこれまでも多かった。それが12年連続箱根で勝てていないことの大きな要因ですから。下級生が多いことも箱根の距離への不安に繋がりますし。


もう1つは山ですよね。他の優勝候補が5区で好走している選手が多いのに比べると、駒澤の5区はどちらかと言えば不安要素ですし、6区も他大同様に経験者はいません。5区で爆走する選手が最近の駒澤からはなかなか出てきませんし、期待もありますが不安の方が大きいです。


箱根に向けては、個人的には3番手という評価かなあと。青学や東海の方が箱根では上だと思っています。前回も総合8位に留まっていますし、何が何でも優勝のみという青学や東海に比べると、優勝をもちろん狙うけれど、3位以内には入りたいという声が多いかなあと。実際、過去4大会を見ても総合8位以下が3度あるわけで、5大会ぶりの3位以内が現実的なのでは…


ただ、今年度の駒澤は大会や記録会にこれまでにないほど多くの選手がピーキングを合わせられているのもまた事実、ならば箱根でも同様に出場する選手たちが合わせてくれるのではと期待もあります。箱根は勝てるチャンスがある時に勝たないとずっと勝てなくなることも良くあることですし、今年度のチームの勢いそのままに、最低でも総合3位以内、チャンスがあれば13年ぶりの頂点を目指してほしいです!!

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