第97回(2021年)箱根駅伝 城西大学 区間配置予想 ~強力エースたちがチームを牽引~

2020年12月14日

本日は城西大学について、区間配置予想及び戦力分析をしていきます。前回の箱根予選ではまさかの総合15位、箱根出場を逃す結果となってしまいました。今年度の箱根予選は主力のエントリー漏れもあって2年連続の予選落ちの可能性も…と思いましたが、ここで見事に3位通過を果たしました。砂岡のエースへの成長、5人走ったルーキーの台頭など今後に向けても楽しみな結果となりました。エントリーメンバー箱根成績(直近5年)はこのようになっています。

4年生:菊地 駿弥、菅原 伊織、梶川 由稀、雲井 崚太、貴田 勇斗

3年生:砂岡 拓磨、宮下 璃久

2年生:藤井 正斗、熊谷 奨、小島 拓

1年生:山中 秀真、野村 颯斗、山本 唯翔

     新井 颯人、山本 樹、堀越 大地

箱根予選を走った12人は全員がエントリーされています。これは大きいのですが…その一方で箱根予選に漏れていた有力選手、3大駅伝を3度走り、2年前の箱根10区4位で走っている大里、前年度の全日本で4区5位で走っている松尾らは間に合いませんでした。今年度の出場状況から厳しいとは思っていましたが、間に合えば貴重な戦力となってくれる選手たちだっただけに残念。


その一方でルーキーが6人と4学年で最多、全大学のルーキーでも最多タイとなっています。箱根予選に5人出場していた時点である程度予想はされましたが、そこに1万で29分49秒を出した新井も加わり、全員が29分台のベストを持つルーキーが何人起用されるのか、どんな走りを見せるのかは今回の箱根だけではなく今後を占う上でも大事になってきそう。


もちろん、ルーキーに頼るチームではなく、菊地、菅原の4年生コンビに3年の砂岡が城西のトリプルエースを構成し、チームを牽引しています。そこに梶川や藤井、宮下といった選手が続き、ルーキーはむしろチームの競争を促し、選手層を厚くしている存在と言えるのかも。そんな城西大学の区間配置予想は以下の通りです。

砂岡③ー菊地④ー菅原④ー藤井②ー山本唯①
野村①ー宮下③ー山本樹①ー梶川④ー雲井④

~往路~

1区は砂岡、全日本では1区2位と素晴らしい走りを披露、さらに1万も28分24秒をマークするなどエースに相応しい結果を積み重ねています。1区で出遅れるわけにはいかないことを考えると、長い距離にも強くスピードも抜群、ラストの切れ味まである砂岡しかいないかなあと。もったいない気もしますが、出遅れるとそのままずるずる下がる危険もありますから。


2区は菊地、1万で28分8秒を叩き出し、全日本でも2区2位で走っているエースにエース区間を託すのが良いでしょう。やはり2区はチームのNo.1ランナーに任せるのが安心ですし、今の菊地ならば他大のエースとも五角以上に渡り合えるでしょうし、砂岡とともに何も心配いらない選手です。


3区は菅原、全日本では3区13位と苦しみましたが、箱根予選では18位で走っていますし、監督からの信頼も厚い選手、スピードも抜群の選手ですし、1~3区は全日本と同様に3本柱に任せるのが安心かなあ。3区終了時で好位置につける可能性が高いですし、4区以降も走りやすくなるかなあと。


4区は藤井、全日本は苦戦しましたが箱根予選はチーム5番手の好走、主力の1人として期待したい選手ですし往路への起用もあり得るかなあと。箱根予選のように中位でまとめてくれることを期待。


5区は山本唯、本人も希望しているみたいですし、箱根予選ではルーキーの中でトップタイムで走っている選手、全日本でもエース区間の7区を任されていることを考えても期待の大きさが伺えます。期待のルーキーに5区を任せるのもありかなあと。

~復路~

6区は野村としました。正直、全く分からない…唯一6区希望となっていた石松は16人から外れてしまいましたし…とりあえず、箱根予選で10番手だった野村としていますが誰が6区を走るのかは注目です。最近はやや苦戦気味ですが、以前は6区を安定して走れる選手を用意していましたから。


7区は宮下、箱根予選ではチーム6番手、1万でも29分18秒までタイムを縮めてきました。全日本にも出場するなど3年になって一気に台頭してきた選手、往路を走ってもおかしくはないかなあとも思いますが、復路ならば重要区間となってきている7区が良いのかなあと。


8区は山本樹、比較的ルーキーが起用されることも多いですし、本人も希望している区間とのこと。箱根予選もチーム8番手で走っていますし、全日本にも起用されたことを考えると、箱根も出場する可能性が高そう。最初は負担の少ない8区あたりでデビューが良さそう。


9区は梶川、箱根予選ではチーム4番手の好走、全日本で最長区間の8区を任されたことを考えると、全日本8区→箱根9区というよくある形に今回もなりそうかなあと。もちろん、往路を走ってもおかしくはない選手です。ただ、全日本8区で大きく崩れたのがちょっと気になって…復路と予想しています。


10区は雲井、勝負レースでは苦しむことも多かったですが、箱根予選ではチーム9番手でまとめていますし、箱根を走った経験のある数少ない選手ですから。出場するのであれば復路でしょうし、本人も希望区間として挙げている10区かなあ。

やはり、菊地、砂岡、菅原と往路で計算できる選手が何人もいるのは大きいです。箱根予選会校は序盤でいかにシードラインから離されないかが大きな課題となってきますが、城西はシードラインに対して逆にどれだけ差をつけられるかが大事になってきますからね。3本柱が投入されるであろう1~4区のうち3区間は箱根シード校にも引けを取らないですから。


となると、次に大事になってくるのは山でしょうか。箱根経験者はわずかに2人しかおらず、菊地が再び6区を走ることはまずあり得ないことを考えると、5区も6区も未知数ですから。ここを上手く区間中位で凌ぐことができるのであれば、ぐっと箱根シードも見えてきます。そして、復路は箱根予選で結果を残した選手を中心に任せることになるでしょう。全日本は関東最下位と苦しみましたが、箱根予選から2週間後の全日本に合わせるのは難しいでしょうし、それほど気にしなくても良いかと。


前回箱根予選落ちした翌年度は箱根予選8位→箱根7位と予選会の順位よりも本戦の順位を上げてきてシードを獲得しているんですよね。箱根予選を3位通過した今年度も予選落ちの翌年度に即シードというのは、期待したくはなります。順大・中央についでの箱根予選3位という走りは素晴らしかったですし、箱根でもまたその快走を再現して3年ぶりのシード獲得、果たしてほしいです!!

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