第５１回全日本大学駅伝（２０１９）戦力分析＆区間配置予想　～國學院大學～

浦野　雄平、土方　英和、青木　祐人、茂原　大悟

出雲３区３位で走っている浦野、出雲６区区間賞で優勝のゴールテープを切った土方、出雲４区５位で走っている青木、出雲５区５位で走っている茂原の４人。

藤村　遼河、森　秀翔、河東　寛大

１万で２９分２８秒を先月マーク、ハーフも６４分３０秒のベストを有している藤村、出雲に続いてのエントリーとなった森、同じく出雲に続いてのエントリーとなった河東の３人。

藤木　宏太、島崎　慎愛、殿地　琢朗

出雲１区５位で走っている藤木、１万で２８分４６秒を今年度叩き出している島崎、１万で２９分４３秒を今年度マーク、箱根で８区１２位で走っている殿地の３人。

中西　唯翔、中西　大翔、川崎　康生

出雲に続いてのエントリー、出雲記録会では１４分１５秒をマークしている中西唯、出雲では２区３位と好走している中西大、出雲に続いてのエントリーとなった川崎の３人。

出雲よりもさらに盤石なエントリーとなりましたね。箱根経験者である殿地、２８分台のベストを持つ島崎らが入ってきたのは非常に大きい。３大駅伝を３度経験している臼井は外れてしまいましたが、現状のベストメンバーが組めている印象です。出雲優勝で全日本も？と期待は高まるばかりです。そんな國學院大學の区間配置予想は以下のとおりです。


中西大１－藤木２－島崎２－青木４－殿地２－茂原４－浦野４－土方４


國學院がどのような目標で全日本に挑むかによっても区間配置は変わってくるかと思いますが…優勝を狙うのであれば、こんな布陣が良いのかなあという予想としました。長い２区間である７，８区はもう２トップである浦野、土方に任せるのが最もタイムは良くなりそうかなあと。新エース区間である７区に浦野ならば優勝候補の大学に対しても互角以上の戦いが期待できますし、土方アンカーは驚異ですよね。１万よりもハーフならばさらに強さを発揮する選手ですし…


ただ、浦野を７区に温存するのであれば、前半区間を他の選手で凌がなければなりません。ここで１区に中西大を起用してくるのではないかと。出雲では素晴らしい走りを見せましたし、１３分台のスピードもある。大学に入っても好調を維持していますし、最短区間かつ重要な１区を任せるにふさわしいのでは？


２区は藤木としています。前回は浦野を起用するほどに重視している２区ですが、今の藤木ならば安心して任せられそうです。２年の藤木がここまで成長を遂げてきたのがチームにとって非常に大きいんですよね。前半の重要区間を任せられる選手です。３区は島崎、２８分台をマークしている選手ですし、やはり３大駅伝でも見てみたい選手。といってもいきなりの長い距離は比較的距離が短く、重要度も低めな３区の方が安心かなあと。


４区は青木、繋ぎ区間の中でも４区は比較的重視している大学も多いんですよね。３～６区をつなぎ区間とするのであれば、４区をしっかりと締めるにふさわしい青木が良いのかなあと。出雲もしっかりとまとめていますし、繋ぎ区間ならば十分上位にきてくれそう。


５区は殿地、すでに３大駅伝経験者、どちらかといえば長い距離に強い印象ではありますが、１万ｍのタイムも伸ばしてきましたし、全日本から走ってほしい選手です。ただ、他の選手と比べるとタイムや実績はまだ劣るだけに、比較的負担の少ない５区でどうかなあと。６区は茂原、出雲でもしっかりとまとめていましたし、距離が長くとも力を発揮してくれる選手、最上級生ということもありますし、７，８区に続き距離の長い６区がふさわしいと予想しました。


いやあっ、正直予想するのが楽しいような戦力となってきましたよね。エース区間は優勝候補と呼ぶにふさわしい選手たちを揃えていますし、浦野だけではなく土方の存在感が恐ろしいことになってきましたからねえ。出雲に続いて全日本を制してもおかしくは無いですよね。


今回は７，８区にダブルエースと予想しましたが、チームバランスを考えると、２，７区にエースを起用してもおかしくないですし、そうすると順位は上位でかなり安定しそうです。出雲に続いて國學院が再び波乱を巻き起こすのか？それとも４強と言われるような他の大学が出雲の借りを返すのか？國學院からはますます目が離せません！！


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