全日本予選2019 大学別レース結果 ~7位:山梨学院大学~
本日は、山梨学院大学における全日本予選の各組ごとの結果振り返っていきます。 全日本予選結果はこのようになっております。正直、10位以内に入るのも難しいかもと思っていたので、全日本出場は叶いませんでしたが、7位という結果は決して悪くはないのでしょうか。組1桁で走っている選手が3人もいますし、新戦力の台頭も著しいです。
1組 20位:井上、23位:中村
4年生コンビとなった1組は井上が20位、中村が23位といずれも組中位での走りとなりました。井上は3大駅伝に4度エントリーされたものの、いずれも出場には至らず…予選会も含めて初出場ということを考えれば、まずまずといったところでしょうか。4年生がまた1人、戦力となってきてくれたのは大きいですね。
中村は箱根予選に2度出場するもどちらも200位前後・・・さらに箱根では3区に抜擢されるも区間最下位に沈んでいます。なかなか3大駅伝・予選会で結果を残せずにいましたが、まずは全日本予選でまずまずの走りを見せられたのは良かったかなあ。。井上、中村と箱根予選でも戦力となって欲しい2人です。
2組 3位:首藤、8位:山田
最も素晴らしい走りを見せたのが2組でしたね。首藤は2年時に3区を走り、箱根予選にも2度出場を果たしています。前回の箱根は故障で出場出来ませんでしたが、頼もしい選手が戻ってきてくれました。そして、全日本予選でも3位と素晴らしい走りを披露、箱根予選、箱根でも復活の走りを見せてくれれば。
箱根で8区を19位で走っている山田も8位と揃って一桁順位の走りとなりました。ここでマークした30分17秒は自己ベストとなっていますね。その1週間後には30分14秒とさらにベストを更新しておきており、既にハーフは64分17秒とチームでも上位の実力者、トラックでも結果を残してくるとなると、さらに頼もしい存在となりそう。
3組 5位:坪井、20位:齋藤
ここで素晴らしい走りを見せたのが2年の坪井、1万で29分23秒までタイムを伸ばしてきた選手ですが、まだ勝負レースでの実績は未知数だったのですが、ここで29分36秒をマークしての5位は素晴らしいですね。持ちタイム通りの力を見せてくれました。まだハーフは66分台ですが、こちらは逆にタイム通りの力では無いでしょうし、箱根予選でも俄然期待が出来そう。
一方の齋藤も3組で20位ならば上出来と言えるのでしょうか?29分台で走っていますし、前回は2組31位でしたからね。そこから、自己ベストも大きく伸ばしていますし、成長した姿を見せてくれました。2組同様、3組も良く二人とも走ってくれましたね。齋藤もまだハーフは65分44秒止まりですし、箱根予選の出場経験もありませんが…坪井、齋藤といった未経験の選手の走りがチーム浮上のカギを握ってくることになるかも…
4組 14位:ムルワ、27位:森山
他の留学生相手に最初はついていったムルワですが、さすがのハイペースは苦しかったのか、29分6秒の14位という結果に終わりました。トップとは1分以上離されていますし、結果としてはもう一歩という感じですね。その走力に疑いは無いのですが、ちょっと関東インカレ、全日本予選と力を発揮しきれていないかなあ。箱根予選もムルワが出場する可能性が高いでしょうし、偉大な先輩たち同様にムルワにもエース級の走りを期待したいところですが…今後の成長に期待です!!
森山は箱根で9区を任されている選手、1万も29分33秒とチーム上位のタイムを持っています。ただ、箱根予選で164位、箱根では9区20位といずれも苦戦しているだけに、全日本予選の最終組はさすがに厳しいかと思いましたが、27位ならば最低限の走りは見せてくれたかなあ。ただ、タイムは30分12秒と3組を走った二人よりも遅いですし、出来ればもう少し上位で走ってほしかったところですが…
首藤や山田、坪井らがここまでの走りを見せてくれるとは思いませんでしたね。復活してきた首藤、一気に主力の仲間入りを果たした坪井というのがまた良いですよね。箱根予選に向けては、ムイルにはトップクラスの走りをまずは見せてもらいたいですが、そこに次ぐであろう選手たちがここに名前を挙げた選手になりそうですよね。
前回の箱根予選では10位通過というのも苦しいですが、前回の上位5人がいずれも4年生であり、今年度はいないんですよね。6位だった川口は127位…つまり、前回二桁で走った選手が1人もいないという危機的な状況なんです。全日本予選で好走した前述の選手たちに、今回は出場出来なかった川口、宮地といったハーフの距離で結果を残している4年生も、負けずに箱根予選では期待したいところ。
ルーキーでは、14分21秒を持つ都築、伊東に30分19秒を持ち全日本予選にもエントリーされた篠原らがメンバー入りの候補になってきそうかなあ。ちょっと、2年生が坪井以外は目立てていないだけに、14分20秒を持つ松倉、14分21秒を持つ川口あたりには期待したいところです。
前回の箱根予選が終わった後、箱根が終わった後は正直、今年度の箱根予選突破は厳しすぎるかなあとも思っていたのですが…全日本予選の結果を見ていると、希望の光も出てきたかなあと思います。新戦力と勝負レースを何度も経験している選手が上手く噛み合ってくれれば…初出場から続いている連続出場をここで途切れさせるわけにもいきませんし、各選手のさらなる成長、奮起に期待したいです!!
ディスカッション
コメント一覧
一桁順位で走った選手たちは、留学生に頼れない現状もあって更に強くなりそう。
井上松村永戸クラス育てたノウハウは今も見てとれる事に加えて同レベルのポテンシャル保有者は大勢いそう。
ここから更に奮起して選手層厚くして欲しい。
「あいつが出来るなら」精神で夏に更なる飛躍を期待したい。ムルアオニエゴ越える気持ちで練習から勝負して欲しい‼
今年、来年でしっかり勝負して、かつて古田クラスが入ってきたリクルート復活なら強い山梨学院は復活する‼可能性はあると思う。
理想を語るのも良いですが・・・
現実は箱根予選を突破出来るかどうかギリギリのところだと思います。
むしろ、現状では予選落ちの可能性の方が高いかと…
そのくらい、正念場なのでは?
ニャイロ、永戸世代が抜けてどうなるか心配でしたがこの結果は上出来だったのではないでしょうか。1桁順位が3人で30位以下が0人ですからね。3組終了時の時点で出場が狙えた位置につけていたのも良かったです。
ただ、箱根予選については何とも言えないなぁ。昨年もニャイロを欠いた中で11位とボーダー争いしていたものの箱根予選は10位、本選は21位ですからね…ニャイロを欠いたとはいえ山梨学院が往路の最後のテープを切るのはさすがに残念過ぎました。ここ数年はハーフ距離で結果が残せていない選手が増えているのが気がかりです。全日本予選のような走りが繋げられれば突破してもおかしくないはずなのですが…
連続出場を維持するのも難しい時代になってきていますが頑張って欲しいです。
もちろん、楽観視は出来ないですが、箱根予選が絶望的だったところから、
だいぶ希望の光は見えたかなあと。
連続出場、頑張ってほしいですけどね~
今年、来年と結果だしてゆけるかが、分岐点かも。それによって、リクルートも大きく変わる。大きく主戦力抜けた今年こそ、本来雑草軍団の 真価が問われると言えるでしょう。今年を突破して新時代を切り拓いて欲しい‼
確かに、大事な時期になりそうですね。