全日本予選結果(2019/06/23) ~東国大が初出場&トップ通過~

2021年6月19日

本日、関東インカレと並ぶトラックシーズンの大きなレースである全日本予選が行われました。わずかに5校しか出場出来ないという狭き門の中、最後の最後まで分からない熱いレースが繰り広げられました。レース結果はこのようになっております。各大学を個別に振り返るのは明日以降として、今日は全大学を簡単に振り返ります。

1位:東京国際大学

全日本初出場を狙っていた東国大ですが…まさかトップ通過を果たすとは思いませんでした。ベストメンバーとも思えない組エントリーかと思いましたが、1組6位の内田、2組5位の佐藤、6位の丹羽、3組7位の真船など苦しいかと思われた1~3組で全て7位以内を叩き出すとは…最終組はヴィンセント&伊藤の最強コンビですし、何も心配していませんでしたけどね。こんな走りを見ると、初の全日本でも俄然楽しみになりますね。

2位:明治大学

阿部が1組で大丈夫かと思いましたが、ダントツの組トップ、ルーキーも1組7位の櫛田、2組2位の加藤と大活躍でしたね。そして圧巻は後半の組。3組1位の前田、9位の村上に4組8位の小袖、9位の鈴木と全て一桁順位ですからね~盤石すぎる走りでの2位通過となりました。東国大に後れをとったのは残念でしたが、、、全日本でのシード返り咲きに向けてまずは良い走りを予選で見せてくれました。

3位:早稲田大学

1組でルーキーの小指が10位、半澤が25位とやや出遅れて心配された早稲田でしたが…2組でルーキーの鈴木がトップと素晴らしい走りを披露。3組の中谷が8位はやや不本意ですが、井川は14位と上々の走り。3人走った早稲田のルーキー、いずれも結果を残してきたのが素晴らしい。最終組も太田智が11位はともかく、千明も12位ですからね。早稲田の強さを十分に見せてくれたレースとなりました。

4位:日本体育大学

エースの山口が1組2位と好走、これは予想通りではありますが…8人ともに20位以内で走る素晴らしい安定感を披露しています。ルーキーの藤本は2組7位と好走、個人的に不安だった3組も加島が14位、大内宏が16位ですからねえ。最終組の中川が17位と復活の走りを見せてくれたのも大きな収穫。今回は厳しいかと思っていましたが…勝負強さを見せてくれました。

5位:中央学院大学

苦しみながらも最後の枠に入ったのが中央学院、エースの有馬が1組22位と苦戦するも、青柳が3位の走りでカバー。2組4位の高橋、3組3位の長山と3組連続で4位以内の選手が出るなど安定の走りを見せてくれました。特に長山の走りにはびっくりです。最終組は他の上位校にはやや遅れましたが、それでも川村が19位、栗原が22位とともに大きく遅れることは無く粘り、最後の枠を掴み取りました。

6位:中央大学

後18秒届かずに6位だったのが中央大学、1組は矢野が5位、川崎が8位と絶好のスタート。2組も畝、大森が10位台の走りで3組の加井が11位とここまでは良かったのですが、エース格の池田が25位に留まったのが痛かったですね。。。4組15位の森、20位の三浦は最終組で良く走ってくれました。全日本にはあと一歩届かなかったものの…1組棄権に終わった前回からは、収穫の多いレースとなりましたね。

7位:山梨学院大学

もっと苦しいかと思っていた山梨学院ですが…2組で首藤が3位、山田が8位と揃って1桁順位の素晴らしい走り。3組5位の坪井も自己ベスト連発しているだけの強さを存分に見せてくれました。ただ、ムルアは序盤のハイペースが苦しかったのか14位に留まり、森山も27位ということでちょっと届きませんでしたが…箱根予選に向けても十分に期待の出来る結果となりました。

8位:日本大学

日大も大きく崩れた選手はいなかったんですよね。全員が組10位~26位に入っています。1組13位の金子、2組10位の廣田など、主力が複数いない中でも上々の走りを見せてくれました。ただ、エースのドゥングが13位とムルワ同様に他の留学生から大きく遅れたのは苦しかったかな。武田、阿部、松木らがいないことを考えれば、上出来の結果と言えそう。逆に言えば、ベストメンバーが組めれば…と残念でもあります。

9位:大東文化大学

1組で豊田が31位と苦しいスタートになってしまったのがまず痛かったかなあ。3組は奈良が4位、三ツ星も6位と揃って好走を見せたのは良かったですね。特に三ツ星がここまで走るとは…最終組も片根が21位で走ったのは上出来ですよね。最終組を任せられるほどになるとは…一方でエースの川澄が23位と片根に後れを取ったのは残念…なかなか通過争いに絡むことは出来ませんでした。

10位:神奈川大学

1~3組は問題無かったんですよね。ルーキーの島崎も1組11位、2組9位の西方、3組2位の北崎など6人ともが17位以内で粘っていました。となると、最終組に全てを託すこととなりますが、、、井手が33位、越川が36位とダブルエースが揃って30位以下に沈むとは思ってもみませんでした。一気に最終組で順位を落としてしまい、総合10位…2年前の全日本王者が全日本に出場出来ないのは寂しい。。。

11位:東京農業大

持ちタイムを考えれば、上出来と言える結果では無いでしょうか?1組9位で走った畠山に2組18位の北田、3組19位の櫻井といずれも20位以内の好走、エースの川田も4組16位で走っていますからね。3人が30位以下になってしまったのは残念ですが、箱根予選に向けて、楽しみな走りを見せてくれた選手が多かったですね。特に下級生の台頭が他のモアしい限り。

12位:創価大学

日本人エースの米満が28位に沈んでしまうことに…唯一阿部についていったのが米満だったかなあ?その影響なのかここで崩れてしまったのは痛すぎました。ルーキーの葛西が3組15位と好走したのは良かったですが、鈴木大は33位と日本人の主力たちが苦戦しました。ムイルは最終組で4位ときっちりとエースの役割を果たしてくれたのですが、チームとしてはかみ合わず。。。

13位:麗澤大学

1組で12位の椎野、14位の杉保と好スタートを切ったのにはびっくりしました。2組15位の竹内、3組22位の宮田など主力どころが結果を残したのは大きな収穫。さすがに最終組はエースの国川も30位と苦しみましたが、やはり他の箱根未出場校と比べても、力はありますよね。箱根初出場に向けて、期待のもてる結果と言えるのでは。

14位:国士舘大学

8人中5人が30位以下というのはさすがに痛すぎますね。。。1組32位の清水、2組35位の小早川、3組36位の長谷川と期待の2年生が軒並み苦しみましたね。エースのヴィンセントはきっちりと6位で走ってはくれましたが、やはり日本人の主力たちが育ってこないことには、箱根予選に向けて不安材料は多そう。

15位:専修大学

辻が1組40位と最下位になってしまい、この時点で通過は絶望的に…結局8人中7人が20位以下に沈んでしまいました。そんな中、一人気を吐いたのがエースの長谷川、最終組で7位と日本人トップの走りを見せ、他大の日本人エースを抑える圧巻の走りを見せてくれました。ただ、長谷川に続く主力の育成という点ではまだまだ課題の残る結果に…

16位:亜細亜大学

エース格の田崎は1組19位とまずまずの走りも、結果的に20位以内で走ったのは田崎だけでした。2組27位の兼次、3組23位の竹井など主力どころは崩れずにまとめてくれましたし、最終組の上土井は4組29位で5人が30位以内で走れたのは最低限の走りと言えそう。持ちタイム最下位であることを考えれば上出来だと思います。

17位:駿河台大学

最終組の吉里がまさかの当日変更で外れてしまうことに。これではどうしようもありませんね…1組29位の阪本、3組26位の屋富祖が30位以内で最終組のブヌカも3位に入ってきています。急遽出場した4組の田尻は37位ということで、これはしょうがないですよね。吉里がいないことを考えれば、17位という結果も悪くは無いかなあ。

18位:上武大学

持ちタイムこそ18位ですが、箱根出場校の意地を見せてくれるかと思ったのですが…タイム通りの結果に終わってしまいました。エースの佐々木が1組4位、岩崎が3組24位、坂本が4組25位など主力が粘ってはくれたのですが…西井が2組40位、鴨川が4組40位と2人が最下位に…箱根ならばともかく、箱根未出場校が大量にいた今回の全日本予選でこの走りは相当まずいと思います。箱根連続出場に向けては、このままだと予選突破は厳しすぎるかと…

19位:武蔵野学院大学

8人中6人が34位以下に沈む中、原田が2組20位で走ったのは収穫かなあ。タイタスも4組2位とさすがの走りを見せてくれました。ただ、藤井は1組39位、4組に抜擢された舩田は38位と主力どころも最下位付近になってしまい…やはり箱根出場校や箱根予選でも上位に入っている大学とはまだまだ差がありそう…

20位:日本薬科大学

日本人選手で最も良かったのが2組30位の山田ではなかなかに厳しい…最下位が1人もいなかったのは救いですが、1,2組で38位が2人。3、4組では39位が2人ということで、どちらか一方は大きく下位に沈んでしまいました。留学生のキプリモは4組5位とさすがの走りを見せていますが、日本人選手の力不足はまだまだかなあ。。。

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