2019年 全日本予選 エントリー発表&雑感

2021年6月17日

明日に迫った全日本予選、各組のエントリーも発表されました。当日変更は基本的にありませんので、これが確定エントリーとなりますね。今回も色々とこの選手がこの組に?というエントリーがありますね。。。それでは、大学ごとにざっと見ていきます。

明治大学

エースの阿部が1組?といういきなり波乱のエントリーとなりました。前回も坂口が1組にエントリーされておりますが、今回は阿部ですか…さらに、主力どころでは、28分台を持つ三輪、佐々木が揃って補欠とは…戦力的に充実している明治ではありますが、このエントリーは心配。

3組の村上、前田に4組の小袖、鈴木は順当と言えそうですが、主力がきっちりとエントリー出来なかったしわ寄せが酒井、加藤と入った2組に来てしまったかなあ。1組の櫛田、2組の加藤とルーキーが2人入っているのは、先輩を上回る出来でのメンバー入りであれば良いですが…エントリー時点ではトップ通過候補の1校と思っていましたが、組エントリーを見るとボーダーを争うことになる可能性も…

中央学院大学

エース格の有馬が1組に入っていますね。川村、有馬の最終組もあり得ると思っていただけに、有馬が1組なのは気になる…同じく、最終組候補と思っていた高橋も2組とは…川村こそ4組ではありますが、中央学院も万全のエントリーとは言い難いのでは?4組の栗原は確かに楽しみな選手なんですけどね~

2組の小野、3組の長山といったタイムを伸ばしているものの、勝負レースの経験に乏しい選手たちがどこまで戦えるのか?というのは期待と不安が入り混じりますね。8人に外れた有力選手では、箱根に出場した大濱、石綿らがいますねえ。選手層の厚い中央学院なだけに、こちらもいい意味で外れたのであれば良いのですが…色々と気になるエントリーです。

早稲田大学

最終組が千明、太田智でエースの中谷は3組となっていますね。これは意外ではありましたが…問題があるエントリーでは無さそうかなあ。千明も箱根で好走するなど主力の1人ですし。そして、もう1人の3組はルーキーの井川となりました。高校時代はともに区間賞や日本人トップを争った二人、それが大学では共闘することとなりました。これは非常に楽しみですね。3,4組は万全と言えそう。

ルーキーは井川以外にも1組の小指、2組の鈴木と3人が起用されてきましたね。それだけ、期待出来るルーキーたちということでしょうか。1~3組とルーキー同士の組が無いのも安心感があるかなあ。新迫や太田直、らが外れてはいるものの、トップ通過が期待される大学では、最も順当なエントリーと言えそうです。

東京国際大学

最終組は順当に伊藤、ヴィンセントとなりましたね。この組み合わせは20大学の中で最も強力かもしれません。ともに28分30秒を切っている実績十分の組み合わせですから。3組は佐伯と真船となっており、順当とも言える2人ではありますが、その一方でエース格の1人である相沢は外れてしまいましたね。これは初出場を目指すチームにとって痛すぎる…

相沢は3組を任せられる選手だと思っていましたので…他にも実績のある山瀬や29分28秒とチーム上位のタイムを持つ内山が外れてしまいましたね。その一方で実績には乏しい1組の熊谷やルーキーの丹所らが入ってきたということで、こういった選手がどれだけ走れるかが大事になってきそうです。最終組は盤石ですが、組エントリーを見ると他の組はなかなかに厳しそうかな。

日本体育大学

エース格の山口は1組ですか…どうも私が最終組を任されてもおかしくないのでは?と思っている選手がちらほら1組にいるような気が…コンディションが気になります。ただ、4組は池田、中川という最終組を任されてもおかしくない二人となりました。その一方で、廻谷、岩室というこれまた最終組を走ってもおかしくない2人がなんとエントリー漏れに…

3組の大内宏、加藤という組み合わせは持ちタイムを見てもこれまでの実績を見てもさすがに厳しすぎるのでは…2組に入ったルーキーの藤本は非常に楽しみな存在ですけどね~ベストメンバーでも当落を争うと思っていた日体大ですが、さすがにこの組エントリーでは通過は遠そう。

日本大学

ドゥングの最終組は当然として、もう1人は横山が起用されてきましたね。ちょっと意外ではありますが、確かに主力の1人ではありますし、任されてもおかしくない選手です。ただ、その一方で阿部、武田というどちらかが最終組を走ると思っていた二人が揃って補欠に…前回3組を走っている松木も補欠ですね。さらに、期待のルーキーである八木、樋口の二人まで…

補欠の5人は個人的には5人とも出場してもおかしくない選手だと思っていたので、これは意外すぎます。。。3組は野田、小林ということで全日本予選の実績がある野田ともかく小林には荷が重い気が…1組の金子、2組の鈴木など勝負レースに出場経験がある選手もいますが…この組エントリーでは通過はなかなかに絶望的な気が。

創価大学

日本人エースの米満が1組ですか?今回から1組に主力が起用されることになったの?と思うほど、エース格が揃っています。創価も今回はチャンスはあるかなあと思っていたのですが、米満が1組は痛すぎます。エースのムイルが最終組に入ったのは一安心ですが、もう1人が福田というのは荷が重いのでは。

3組は主力の鈴木に期待のルーキー葛西も入ってきましたね。3組でどこまで戦えるかは楽しみです。1組の横山、2組の甲斐と葛西も含めルーキーが3人。早稲田と同様に1~3組に入ってきました。ただ、その一方で上田や嶋津といった持ちタイム上位の選手は外れてしまうことに。創価もなかなか厳しい組エントリーとなりました。

神奈川大学

最終組は越川、井手という順当な2人となりましたね。しかし、その一方で同じく最終組候補と思われた安田共が外れてしまいました。5千で13分台のベストを出すなど今年度は好調の選手なだけに痛い。ただ、他の組は比較的順当と言えそうですね。3組の森、北崎はともに3大駅伝でも実績のある二人ですし、3組も順当かなあ。

2組は西方、安田響と期待の2年生コンビ、1組も箱根5区を走った小笠原に期待のルーキー島崎と各組のエントリーに大きな違和感は無いかなあ。持ちタイム上位では、29分19秒の藤村、29分25秒の落合らは外れてしまいましたね。タイムは伸ばしてきましたが、まだ出場するには至らなかったのが残念。。。

山梨学院大学

最終組はムルワは当然として、もう一人は森山でしたね。29分33秒という持ちタイムに3大駅伝の経験もありますし、順当と言えば順当かも。29分23秒とタイムを伸ばしてきた坪井に前回も全日本予選を経験している齋藤が3組となっていますね。3組以降が3年生以下の一方、1,2組は経験豊富な4年生に任せるという順当なエントリーと言えそうかな。

戦力的に厳しい状況には変わりないですが、現状ではベストメンバーと言って良い組エントリーのように思えますね。他の箱根出場校は軒並み主力が外れたりと苦しい状況になっているだけに、ここから一気に上位への進出も期待したいところです。

大東文化大学

最終組は川澄は当然として、もう1人は片根でしたね。確かに持ちタイムはチームでも上位ではありますが、まだ勝負レースで目立った実績は無かっただけに、この抜擢はびっくりしました。最終組を走ると思っていた奈良は3組に回っています。片根が最終組でも戦えるのであれば、面白そうですが…3組の三ツ星も箱根で好走しており、順当ですね。

その一方で同じく3組を任されてもおかしくないと思っていた佐藤弘は外れてしまうことに。これはなかなかに痛いですね。3人エントリーされたルーキーでは、2組に金田が唯一入ってきましたね。後半の組が計算出来そうな一方、前半は未知数な選手が多いだけに、どこまで戦えるかがカギになってきそうです。

中央大学

最終組は三浦、森凪也という2年生コンビに託してきました。ともに関東インカレでも結果を残してきていますし、この組み合わせは面白いのでは。3組は加井、池田という3年生コンビということに。池田は勝負レースでも結果を残してきましたが、加井は持ちタイムこそチームトップクラスですが、勝負レースでは苦戦気味ですからねえ。。。今回の走りは大事になってきそう。

1組は矢野、川崎と箱根でも結果が残している二人で安定感がありますし、2組にはついに畝が帰ってきましたね。大森も全日本予選で走っていますし、大きな穴の無い組エントリーとなりました。主力どころでは、箱根3区を走った三須が外れていますし、期待のルーキー助川も外れていますが、楽しみな組エントリーと言えるのでは。

国士舘大学

最終組はヴィンセントと石川となりました。やはり、現状はギトンガよりもヴィンセントになりそうですね。最終組は鼡田かと思っていたのですが。。。鼡田は補欠ですかあ。日本人エースを起用出来ないとは痛すぎ。。。3組は曽根、長谷川と29分台のベストを持つタイムを伸ばしてきている二人が入ってきました。2組の加藤、小早川も経験のある選手ですし、1組の荻原もタイムをグッと伸ばしてきています。

ただ、その一方で大西、福田といった4年生が外れていますね。福田も下級生の時に比べるとなかなかメンバー入りを果たしてもなかなか出場が出来ないような…勢いのある選手は多いですが、やはり通過争いに加わるのは難しそう。

武蔵野学院大学

留学生のワンブアは順当に最終組ですが、日本人エースの藤井は1組…?代わりに舩田が最終組に入ってきました。30分台のタイムでは苦戦は必至かなあ。。。29分台の下田は外れてしまいましたね。他は3組に竹内と友村、1組に田村など比較的順当なエントリーと言えそうかなあ。1組と4組のワンブアは問題無さそうですが、他は苦戦必至かなあ。。。

東京農業大学

エースの川田は順当に最終組、29分40秒を持つルーキーの山田も最終組となりました。川田が最終組でどこまで戦えるか楽しみ。29分38秒を持つ工藤は補欠になってしまいました。これはなかなかにきついのでは…29分台のタイムを持つ高橋、吉田らも外れています。もう1人のルーキーである北田も2組にエントリーされてきました。同じく2組の西野も下級生から活躍している選手です。

駿河台大学

留学生エースのブヌカ、日本人エースの吉里が順当に最終組に入ってきました。最終組を任せられるのはこの二人しかいませんし、順当すぎますね。3組は屋富祖、馬場の4年生コンビなど、比較的順当なエントリーが組めたように思えますね。持ちタイム上位で外れたのも30分15秒の河合、30分24秒の流田くらいですし…やはり、最終組の最強コンビがどれだけ戦えるかに注目です。

専修大学

エースの長谷川に29分34秒を持つ主力の小林という順当な2人が最終組に入ってきましたね。長谷川は前回苦しい走りになっていましたが、実績は十分なだけにエースの走りを見せてくれれば。3組は茅野、南の二人を起用してきましたね。出場するとしても、もう少し前半の組かなあと思ったのですが…ともに29分台のベストを持つダブル横山、勝負レースの経験豊富な塚原らは外れてしまいました。

麗澤大学

エースの国川に植田が最終組に入ってきましたね。ロードに強い国川がトラックでどこまで戦えるかが最大の注目かなあ。一方で29分30秒を持つ難波は補欠になってしまいました。29分56秒の水野も補欠に…力のある3年生が2人も外れてしまったのは苦しいなあ。29分39秒を持つ4年の宮田は3組とこちらも順当。この戦力状況でこの組エントリーは痛い。。。

上武大学

エース格の1人である佐々木は1組ですか…もう1組が豪華すぎて恐ろしいことになっているような。。。最終組は鴨川と坂本という伸び盛りの2人ですね。ともに勝負レースでの実績はまだ乏しいだけに、最終組はなかなか厳しそう。。。3組の岩崎、松倉の二人もタイムは30分オーバーですからね…岩崎はまだ勝負レースで結果を残せているだけに期待出来そうですが。

ルーキーの中島が2組に入ってきたのもちょっと驚きかなあ。その一方で29分台を持つ川原や5千で14分30秒以内のタイムを持つ岡山、武田は外れてしまいました。こういった4年生がもっと入ってくるかなあと思っていただけに、8人中2人しか4年生がいないのは予想外でした。正直、どの組も苦戦は免れそうな予感が。。。

日本薬科大学

キプリモが最終組は順当として、もう一人はルーキーの中山が入ってきました。まさかの最終組は1年生コンビです。30分25秒というタイムですが、それだけ期待出来るのかなあ?キプリモも他の留学生相手にどこまで戦えるのか楽しみ。30分切りはキプリモを含めても3人しかいませんが、29分37秒を持つ大倉は外れてしまうことに。。。これはなかなかに致命的なのでは。その一方、1組の梶原、3組の谷口も1年生というおとで8人中4人が1年生のフレッシュな陣容となりました。

亜細亜大学

最終組はエースの上土井と河村となりました。上土井が最終組を任せられる状態だったのは良かったですね。その一方で最終組候補だった田崎は1組に回ることになってしまいました。1組は本当に主力が多い…川村も1万mのタイムは2番手ですし、順当かなあ。2組の兼次、3組の竹井など実力者も順当に組エントリー。補欠の5人はいずれも1万mで30分30秒オーバーですし、順当なエントリーと言えそうです。

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