2018年度 大学別振り返り ~日本体育大学~

続いては、日本体育大学について、この1年間の走りを、時系列で簡単に振り返っていきます。選手一覧3大駅伝結果はこのようになっております。日体大も全体的に苦しい1年間となってしまったかなあ。ここ数年と比べると自己ベストを出す選手も少なかったですし、箱根も3年連続で7位以内だったのが、4年ぶりにシードを逃す結果となってしまいましたからね。

 

~トラックシーズン~

5月に、岩室が14分16秒、濱田が14分19秒でともに自己ベストを更新していますが、全体的にベストを出す選手は少な目。。。関東インカレ1部でも、苦しかったかなあ。

 

5000mでは22位に入った中川が最高順位、1万mは山口和の17位が最高とエースたちが順当に出場したものの、なかなか入賞争いに加わるまでには至らず…ハーフでは、28位だった白永智が最高という厳しい戦いとなりました。しかし、3000m障害では小松力が7位に入って入賞、一矢報いる走りを見せました。

 

全日本予選では、1~3組全てで20位以内、1組8位の冨田、2組2位の岩室、3組7位の宮崎、10位の池田と4人が10位以内の好走ですからね。誰一人として崩れることのない走りで好位置をキープしました。最終組も山口和が24位、中川が28位とやや苦戦しましたが、6位通過で2年ぶりの全日本出場を果たしました。

 

7月のホクレンシリーズでは、山口和が28分56秒のベストを出してチーム2人目の28分台突入、中川が29分12秒でセカンドベストを出した他、岩室が29分20秒、ルーキーの加藤も29分43秒で自己ベスト更新となりました。トラックシーズン、自己ベストを出した選手は多くは無かったですが、全日本予選にはしっかりと合わせてきて通過を果たせたのは良かったですね。

 

~駅伝シーズン~

9月には5千で廻谷が14分15秒、池田が14分16秒でともに自己ベストを更新しています。3大駅伝初戦の出雲では、4区廻谷が区間3位で走るなど3区間で一桁順位で走りましたが、1区14位の池田、3区11位の山口和、6区10位の林田と主要3区間が全て二桁順位ではなかなか順位が上がらずに総合では9位となりました。

 

箱根シード落ちで出雲に出場出来ないことは何度もありましたが、出場すればずっと6位以内では走っており、7位以下に沈んだのは2003年に9位だった時以来の低い順位ということに。15年前は、鷲見・保科らが1年だった時ですからね。逆に言えば、それだけずっと結果を残してきたのも、凄いですよね。

 

10月には、池田が29分13秒、志賀が29分28秒、冨田が29分44秒で自己ベストを出した他、岩室、廻谷もともに29分20秒台でのセカンドベストと着実に記録会でもタイムを出してくる選手が増えてきましたね。となると、全日本でも期待したいところでしたが…

 

1区池田が13位とやや出遅れると、2区中川が17位、8区山口和が18位と主力どころが揃って崩れてしまったのが響き、総合12位という結果でした。今年度のダブルエースと目された中川、山口和が奮わないのが、チームにも影響を与えてしまっているのかなあと。そんな中、6区3位で走った岩室、そして新エース区間の7区を4位で走った廻谷の快走が光りました。特に廻谷の走りは衝撃的でしたね~

 

11月の上尾ハーフでは自己ベストラッシュ、63分台では39秒の山口和、40秒の亀田に55秒の林田が自己ベストを出すと、64分台では6秒の池田、12秒の岩室という2年生コンビに、19秒でルーキーの加藤、28秒で廻谷、29秒で濱田、34秒で志賀、40秒でルーキーの大内が自己ベスト更新と大盛況な結果となりました。

 

ここ数年の日体大は記録会でもまとめて自己ベストを更新することが多い印象ですね。それだけ、チームとして合わせられているし、力もつけてきているのかなあという印象です。トラックでは、5千でルーキーの佐藤が14分8秒のベストを更新、先述の加藤、大内といい、1年も着実に見せ場を作っていますよね。

 

12月には1万mで亀田が29分28秒、大内が29分45秒、福住が29分53秒、佐藤が29分56秒で続き、結果として箱根出場が叶わなかった選手もタイムを縮めていました。11月、12月と連続でベストを更新してきた選手ばかりというのも特徴ですね。

 

そして迎えた箱根駅伝、1区池田が12位、2区山口も13位と区間中位で粘っていましたが、3区岩室が17位、4区廻谷が18位と出雲・全日本ともに素晴らしい走りを見せた二人が、箱根ではまさかの下位に沈んでしまったんですよね。。。こういうところも、チームとしては何か噛み合っていない印象でした。結果として往路は16位でにフィニッシュに…

 

復路は6区濱田が9位、9区の林田が6位で走るなど2区間で1桁順位の走りを見せ、3つ順位を上げましたがそれでも13位止まり、4年連続のシード権獲得とはなりませんでした。過去3年は多少崩れる区間があってもすぐに巻き返しが出来ていたのですが、今回はちょっとずるずるといってしまいましたかねえ。大きく稼ぐ区間も無かったですし。。。

 

1年間を振り返ってみると、各選手が順当に力を発揮できた勝負レースは全日本予選くらいで、3大駅伝は良かった選手と悪かった選手の差が激しすぎましたかねえ。絶対的エースが君臨するわけでは無く、総合力で戦ってきたチームでしたが、ならば必要な選手層の厚さ、つなぎ区間や特殊区間での強さというのが、例年に比べると物足りなかったのかなあと。

 

来年度に向けては、3年では山口和・中川・廻谷に2年は池田・岩室と中心選手は残りますし、1年生も台頭してきている選手が何人か見えてきたのは心強い限り。特に3年生の選手層は着実に厚くはなってきていますよね。楽しみな新入生も入りますし、来年度はまた粘り強く、いつの間にか上がってきている日体大の走り、見せてほしいです!!

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