2018年度 4年生特集 ~国士舘大学~

本日は国士舘大学の4年生について、在学中での走りを振り返っていきます。全部で11人もいますねえ。人数も多いですが、エースの住吉を筆頭に実力者がずらっと揃います。2年生の時から既に主力として活躍を続けてきた学年ですし、2年連続で遠ざかっていた箱根に3年連続で出場を果たすにあたり、この学年が果たした役割はあまりにも大きいですね。

 

 

住吉 秀昭・・・高校ベストは14分19秒で11人の中ではトップ、国士舘が出場した3大駅伝・予選会の全てに出場しています。全日本予選は3組12位→3組3位→4組12位→3組2位と4年間、後ろの組を任されながらも最も悪くて組12位という素晴らしい安定した走りを披露。

 

一方で箱根予選も65位→13位→11位→25位という走りですから、国士舘の3連続箱根出場を支える中心選手としての走りを見せてくれました。持ちタイムも1年時にハーフで62分53秒を叩き出すと、3年時には5千で14分1秒、4年時には1万mで28分32秒をマークし、まさに名実ともにエースに相応しいですね。

 

3大駅伝では、2年の全日本に出場し1組11位とまずまずの走りも、箱根では2区最下位に沈んでしまうことに。住吉ほどの実力者であっても、やはりエースの揃う2区でタスキをもらう位置が苦しいと難しいですね。。。3年の箱根は1区15位と最低限の走りではあったかなあ。4年時は日本インカレの1万mで8位入賞、箱根では1区9位ときっちりとスターターの役目を果たし、2区終了時でトップに立つ結果へと繋げました。

 

多喜端 夕貴・・・高校ベストは14分52秒、それでも2年以降は3大駅伝・予選会にフル出場ですから、いかに伸びてきたかが分かります。5千のベストは3年時にマークした14分1秒ですからね。全日本予選は1組31位→3組17位→4組26位となっており、3,4年時はまずまずの走りだったかなあ。この時点では、既に主力の1人となりましたよね。

 

箱根予選は、89位→40位→129位となっており、3年時の走りがベストで4年時に100位オーバーになってしまったのがちょっと残念でした。1万mは29分12秒まで4年時に伸ばし、ハーフ換算で63分47秒はどちらも住吉に次ぐタイムを誇ります。

 

しかし、それだけ結果を残してきても、2年の全日本は6区16位、箱根は4区20位→3区19位→3区18位と3年連続で区間18位以下に沈んでしまうことに。。。持ちタイムや予選会での走りを考えると、本戦では比較的苦戦してしまいましたかねえ。。。ただ、4年間で最も成長した選手の1人だと思います。

 

戸澤 奨・・・高校ベストは14分24秒で住吉に次ぐタイム、また同じ田村高校ということで何かと比較されてしまいますよね。1年の全日本予選から出場し、2組21位と上々の走りを見せています。2年時には全日本予選で3組18位、箱根予選では40位と見事な走りを見せ、本戦でも期待が高まりましたが、全日本は4区15位、箱根は7区19位といずれも下位に沈んでしまうことに…

 

3年時には全日本予選こそ2組11位で走りましたが、箱根予選は131位、箱根は10区20位と特に箱根予選での順位を大きく今年てしまうことに。。。4年時には1万mで29分24秒をマークすると、箱根予選では64位と再びの上々の走り、しかし、最後の箱根は4区22位と最下位に沈み、箱根ではその力を発揮することは叶いませんでした。

 

高田 直也・・・高校ベストは14分31秒、一気に伸びてきたのは3年時ですね。全日本予選こそ2組36位に留まりましたが、箱根予選では45位と好走を見せると、1万mで29分25秒のベストをマーク、箱根でも6区12位と上々の走りを見せてくれました。

 

4年時には、全日本予選で3組18位と見事な走りを見せたのを皮切りに、箱根予選で57位と2年連続の好走、さらにハーフで63分56秒、5千で14分4秒と立て続けに自己ベストを更新、となれば、2年連続の箱根6区はさらなる快走を…と期待されたのですが、6区19位に沈んでしまい、有終の美を飾れなかったのは残念だったかなあ。

 

藤江 千紘・・・高校ベストは14分55秒ですが、1年の箱根予選を除き、全て出場を果たすことに。特に全日本予選には4年連続で出場を果たしているんですよね。1組21位→2組8位→3組35位→1組6位となっており、3年時こそ3組で苦しみましたが、他の3回はきっちりと結果を残しています。

 

箱根予選は2年時から3度の出場で107位→77位→157位となっており、国士舘の4年生の多くに言えることですが、3年時以下と比べて4年時に苦労した選手が多いですね。高校ベストから考えると、2年時に1万mで29分35秒、ハーフで64分2秒をマークし、3年時に5千で14分9秒までタイムを縮めてきたのも素晴らしいです。

 

3大駅伝にも4度出場を果たしましたが…2年の全日本こそ7区13位とまずまずではあるのですが…3年連続で出場した箱根は50区20位→4区19位→8区18位となっており、チームが苦しんだのと同様に箱根では好走とはいかなかったですねえ。

 

工藤 海良・・・高校ベストは14分42秒、3年時に5千で14分18秒をマークしてチームトップ10に入ることに。ハーフのベストである65分57秒、1万mのベスト29分54秒も続けてマークしており、3部門全ての大学ベストをわずか1か月半の間に全て叩き出しています。

 

その甲斐もあってか箱根の16人にもエントリーを果たしますが、ここでは出場ならず…それでも4年時には箱根予選に出場を果たしますが・・・ここで、223位のチーム最下位に沈んでしまったのは痛かったですね。4年の箱根にはエントリーされずじまいとなってしまいました。

 

山口 純平・・・高校ベストは14分34秒、残念ながら5千のベストは更新出来ていません。それでも、2年時には1万mで30分14秒のベストをマークし、3年時にはハーフで67分43秒のベスト、そして4年時には箱根予選に初エントリーを果たしました。ただ、ここでは出場することは叶わず、3大駅伝のエントリーもありませんでした。

 

内山 武・・・高校ベストは14分53秒、2年の箱根にて16人のメンバー入りを果たすと、3年の箱根予選に出場して153位で走っています。ただ、この年は箱根のメンバー入りは逃すことに。4年時には5千で14分16秒、1万mで30分15秒のベストをマークした他、全日本予選で2組35位、箱根予選も2年連続で走りましたが196位のチーム10番手とちょっと奮わなかったですね…2年ぶりの箱根エントリーこそされましたが、3大駅伝出場には届きませんでした。

 

大野 力・・・高校ベストは14分46秒、2年時に1万mで30分26秒をマークしています。3年時には5千で14分27秒のベストをマークすると、3年の箱根予選に初エントリー。4年の全日本予選もエントリーされたもののどちらも出場するまでには至らず。ハーフも69分台ですし、3大駅伝・予選会出場となると、ちょっとタイムとしては厳しかったかな。

 

石川 大和・・・高校ベストは14分51秒、1年時にハーフで大学ベストとなる66分23秒で走ると、2年時に5千で14分22秒までタイムを縮め、持ちタイムでトップ10に入ることに。1万mで30分40秒の自己ベストを出したのも2年時ですね。その一方で3大駅伝・予選会となるといずれもエントリーするまでには届きませんでした。

 

大川 隼平・・・高校ベストは14分45秒、大学ではこのベストは更新出来ていません。というかそもそも、選手兼マネージャーという立ち位置なんですよね。それでも、4年時にハーフで66分55秒、1万mで30分41秒をマークすると、4年の箱根では16人に入ってきたのにはびっくりしました。さすがに出場とはいきませんでしたが、選手兼マネージャーが4年時にグッと伸びてくるのが凄いですよね~

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