第95回(2019年)箱根駅伝 6区の振り返り&気になり ~区間賞&区間新:小野田(青学)~

続いては6区について、各選手の走りを振り返っていきます。6区結果はこのようになっております。今回の6区は恐ろしいほどのハイレベルな争いとなりましたね。過去最高と言っても良いのでは?ついに57分台が誕生し、58分台も驚異の4人。59分台も6人いますからねえ。60分を切れれば上々という年もありましたが、今回は59分台で2桁順位の選手もいるという恐ろしさ…

 

区間賞は青学の小野田、4年連続の6区で区間2位が2回、区間賞が2回とまさに完璧な4年間の箱根6区でした。今回はついに57分57秒で区間新記録を樹立、58分の壁を破りましたね~過去3回はいずれも58分台で走っていますし、山下りの小野田の頼もしさときたら、歴代でもトップクラスですよね。有終の美を飾りました。

 

区間2位に東海の中島、ここでどれだけ青学とのタイムを抑えられるかが東海の初優勝に向けて重要だと思っていましたが、わずか9秒差に留めました。この走りも非常に大きかったですね。2年連続の区間2位&58分台で前回よりも30秒タイムを縮めてきました。来年度も中島がいるのも東海の恐ろしさです。

 

区間3位に東洋の今西、前回はここで青学に逆転を許す悔しい走りとなりましたが、今回はわずか15秒詰められるだけに留めました。トップ3はいずれも前回よりもタイムを縮めてきましたが、今西は1分19秒も縮めてきましたからね。3強がわずか15秒以内、最も悪くても58分12秒という驚異的なレベルでの区間賞争いとなりました。

 

区間4位に法政の坪井、58分30秒というタイムも素晴らしい。佐藤を平地に下ろして大正解ですね。坪井がこれだけ走れるならば、佐藤を6区で起用する意味はほぼなくなります。確かに出雲5区4位と好走はしていましたがこれほどとは…法政の山の強さ、恐るべし。。。

 

区間5位に帝京の島貫、あまり取り上げられませんでしたが、しっかりと58分44秒というすさまじいタイムで走っているんですよね。こちらも前回好走した横井を平地に下ろしましたが、二人とも好走という素晴らしい区間配置でした。総合でも9→7位と2つ順位を上げています。

 

区間6位に駒澤の大成、前回は5,6区で苦しんだ駒澤ですが、今回はともに区間上位でまとめました。タイムも59分4秒は上出来ですね。監督も6区は自信がありげでしたがその通りでした。4→3位と1つ順位を上げてきました。山で好走したのが、今回の復活に繋がりましたね。

 

区間7位に神奈川の荻野、前回は5区の山登りで苦しんだ荻野でしたが、今回は山下りでしっかりと結果を残してきました。やはりアップダウンに強い選手なんですよね。今回の復活の走りは嬉しい限りです。

 

区間8位に明治の前田瞬、本人も6区希望という話でしたが、箱根予選、全日本を欠場した中、箱根にはしっかりと合わせてくれましたね。これでシード権とも9秒差に縮め、この後のメンバーを考えても、シードは十分狙えると思ったのですが。。。

 

区間9位に日体大の濱田、こちらも前回経験者の廻谷を平地に下ろしてきましたが、きっちりと区間1桁で走っていますね。16→14位と2つ順位を上げてきました。

 

区間10位に大東大の藤岡、前回は5区17位で走っている藤岡を今度は下りに起用してきました。1年時の5区起用はびっくりですが、この1年間で大きく力をつけてきましたね。3,4年生が中心のチームだった中、2年生の台頭は頼もしい限り。今回は5区→6区へのコンバート、そして前回経験者を平地に下ろした場合もうまくいっているパターンが多い気が…

 

区間11位に早稲田の渕田、2年連続の区間11位ではありますが、前回よりも30秒以上タイムを縮め、総合も15→12位と3つ順位を上げてきました。区間12位相当に関東連合の古林、これは見事な走りと言って良いのでは?急遽の出場でしっかりと区間中位で走っていますからね。一斉スタートというのも良かったでしょうか。

 

区間12位に中央学院の樋口、過去3度はいずれも区間6位以内で走っていましたが、4度目の6区で初めて二桁順位&60分オーバーになってしまいました。樋口も故障さえなければ、もっと平地も含め輝いていたと思うのですが。。。

 

区間13位に國學院の江島、5区同様に6区も主力の江島を起用してきただけに、区間中位だったのはちょっと物足りなかったかなあ。総合3位という絶好の位置でのスタートでしたし、せめて一桁では走りたかったか…区間14位に東国大の河野、前回は区間8位でしたから、そこからは順位を下げてしまうことに。ただ、タイムは前回とほぼ変わらないですし、今回がハイレベルだったのもありますね。

 

区間15位に順大の清水、3大駅伝は4度目の出場ですが、うち3度が区間15位以下と苦しい走りが続いています。力のある選手なだけにもどかしい走りが続きますよね。来年度にはチームを引っ張る選手になってほしいところなのですが。

 

区間16位に日大の宮崎、山を下級生に託した日大ですが、なかなかに厳しい走りに…ただ、3大駅伝・予選会通じて初出場ですし、1万mも30分31秒、ハーフも66分台ですからねえ。この順位も致し方ない気もします。

 

区間17位に中央の舟津、主力の1人である舟津を6区に起用してきましたが、下位に沈んでしまいましたね。相応しい選手がおらず、やむを得ずの6区だったのかなあ。2年時の活躍ぶりに比べると、3年時は全体的に奮わない結果に終わってしまいました。山が揃って苦戦したのも、中央にとっては痛かったですね。

 

区間18位に拓殖の硴野、悪かった選手の中で最も意外だったのがこの硴野でしょうか。前回6区7位で走っている実力者、さらに出雲で2区3位で走り、1万mで28分台を叩き出したとなれば、前回をはるかに上回る走りも期待されたのですが、まさかの走りになってしまいました。さらに上位を狙った拓殖にとって、痛かったですね。。。

 

区間19位に国士舘の高田、前回は6区12位で走っていますし、今年度はさらに上回る結果を残していますから、前回以上の走りも期待されたのですが、大きく下げてしまいました。一斉スタートだっただけに、なおさら出遅れたのは痛かったですね。。。

 

区間20位に山梨学院の池田、平地も苦しかった山梨学院ですが、山でも苦戦が続きました。。。6区終了時でも最下位でしたし、本当に総合最下位も心配されるような状況でしたからね。4年の箱根が最初で最後の3大駅伝出場でしたが、苦い結果となってしまいました。

 

区間21位に城西の松尾、今回はルーキーで唯一6区を走りましたが、往路までの城西の苦しさを反映するかのように、ここでも下位に沈んでしまうことに。出雲・全日本からここまでガラッと変わってしまうとは衝撃的でした…

 

区間22位の最下位に上武の佐々木、前回は10区12位で走っている選手ですし、全日本予選では4組22位で走るなど既にチームの中心選手となっていただけに、せめて区間中位では…と思ったのですが、ダメでしたね。。。本当に上武の6区は恐ろしいほどの鬼門になっています。復路一斉スタートで出遅れると、巻き返すのが非常に難しくなるんですよね。。。

 

箱根駅伝の速報号が本日発売されましたね~私は例年、箱根駅伝後の雑誌は買っていなかったのですが、せっかくの東海初優勝ですし、1冊くらい買ってみようかなあと思ってみたり・・・

 


第95回箱根駅伝速報号 (陸上競技マガジン 2019年2月号増刊)