第95回(2019年)箱根駅伝 4区の振り返り&気になり ~区間賞&区間新:相澤(東洋)~

2019年1月8日

続いては箱根駅伝の4区について、各選手の走りを振り返っていきます。4区結果はこのようになっております。4区が以前の距離に戻ったことで重要度が再び増し、準エース区間となった4区、各大学ともに準エース格を投入してきましたね。この区間は区間1位と2位の差が1分43秒差もあり、全10区間で最も差が大きい区間でもありました。

 

そんな中、区間賞&区間新の走りを見せたのが、東洋の相澤、一時は故障もあって2区から4区に回ったとのことでしたが…青学の森田といい、相澤といい、強い選手は多少故障があったとしても、本番にはしっかりと合わせてきますね。1時間54秒という驚異的なタイムで区間賞&区間新記録をマーク。距離が短くなる前は、不滅と言われた駒澤の藤田がマークしたタイムをも上回る素晴らしい走りで、トップに立ち、2位に2分48秒もの大差をつけました。

 

区間2位に東海の舘澤、東海も主力の1人を投入、62分37秒は上々のタイムなのですが、やはり相澤が凄すぎましたね。4→2位と順位を上げた一方、最大のライバルである青学を逆転し、逆に42秒差をつけられたのは大きかったですね。これで3大駅伝はフル出場した9回のうち、区間賞3度を含む8度が区間2位以内というすさまじい安定感を誇ります。

 

区間3位タイに帝京の横井、早稲田の清水と続きました。横井は6区の山下りから平地に下ろして大正解でしたね。この重要な区間で6→5位と順位を上げ、1,2区で出遅れたと思った位置をあっという間に2区間で巻き返してしまいました。ダブルエースが奮わなくてもこの走りが出来るのが帝京の強さですね。

 

清水はさすが前回の9区区間賞、17→14位と3つ順位を上げる走りで5区以降に希望を繋げました。最終学年で初めて3大駅伝フル出場、その中でも特に箱根での快走が光りました。区間5位に大東大の奈良、ダントツの最下位で単独走という非常に苦しい位置でこの走りが出来るのは本当に力のある選手の証明ですね。前回の悔しさを晴らす見事な走りでしたが、それだけにもっといい位置で走ってほしかった。

 

区間6位に中央学院の有馬、15→13位と2つ順位を上げる走り、3区まで苦しい位置だっただけに、5区以降に前を追っていく意味でもこの走りは大きかった。有馬が主要区間でも計算できるようになったのは大きいです。

 

区間7位に明治の三輪、全日本に続いての好走で12→8位と4つ順位を上げてついにシード圏内に入ってきました。安定感のある三輪の走りは、チームにとって欠かせない存在ですね。区間8位に日大の武田、これは見事な走りを見せてくれましたね。日本人でもトップクラスの安定感を誇る選手です。ただ、それだけに3区で下位に沈んだのは痛かったかなあ…

 

区間9位に中央の池田、9→7位と2つ順位を上げる走りを見せてくれました。池田も2年生になってまた一段と力をつけてきましたね。エースに次ぐ選手へと成長を遂げました。来年度以降はエースとなって欲しい選手です。

 

区間10位に法政の狩野、箱根4区はどうなんだろう?とちょっと心配だったのですが…しっかりと区間中位で走ってきましたね。4年生の全日本が3大駅伝デビューでしたが、全日本、箱根と続けて結果を残してくれました。

 

区間11位に駒澤の加藤、チームトップクラスのスピードを持つ加藤ですが、3大駅伝では4度走って区間6位以内はまだなく、なかなか結果を残せていないのがもどかしいですね。終盤に遅れてしまうのもチームとしては痛く…一気に上位陣とこの区間で引き離されてしまいました。

 

区間12位に上武の石井、前回は8区最下位に沈んでいた石井ですが、今回は上々の走りと言って良いのでは?結果として、区間17位以内で走ったのがこの石井だけだったんですよね。それだけ、余計に石井の走りが光りました。

 

区間13位に拓殖の石川、前回も7区9位で走っている石川ですが、今回は4区を走ったことを考えればまずまずかなあ。2年生が伸びてきている拓殖ですが、石川も今後が楽しみな選手の1人です。

 

区間14位に國學院の茂原、3年生になってグッと伸びてきた茂原ですが、今回もまずまずの走りだったかなあ。総合でも1つ落とした6位で5区の浦野に繋げましたし、役割は果たしてくれましたね。

 

区間15位タイに城西の西嶋、青学の岩見。西嶋もエース格の1人ではあり、3大駅伝では主要区間を走り続けていますが、なかなか好走と言える走りを見せられませんね。。。今回は総合19位でタスキを受けているだけに、しょうがない部分もありますが…

 

岩見の走りは青学にとって大きな誤算でしたね。世田谷ハーフで素晴らしい走りを見せていただけに、箱根もいけると思ったのですが…ここでけで3分38秒差も東洋につけられてしまいました。原監督も言っていたように、他の大学に比べて4区は軽視されていたかな。

 

東洋はエースの相澤、東海もエース格の舘澤と準エース区間に相応しい選手を起用してきましたが、岩見は少なくとも出雲・全日本には出場していませんし、チーム8~10番手の選手だったのでは…ここに主力を起用していれば、また結果も変わってきていたのかも…

 

区間17位に東国大の相沢、ここまでいい流れで来ており、前回の箱根で好走、箱根予選でも素晴らしい走りを見せている相沢なだけに、一気に上位をうかがうのも可能かとは思いましたが、、初の主要区間はほろ苦い走りとなってしまいました。

 

区間18位に日体大の廻谷、全日本ではエース区間の7区4位と素晴らしい走り、これはもう6区ではもったいないと思っていて、満を持しての4区起用だったと思うのですが、まさかの下位に沈んでしまいました。これは、東国大にとっても痛かったですね。。。

 

区間19位に順大の小林、4年時になって初めて箱根予選会に出場、そして3大駅伝デビューが最初で最後の箱根となりましたが、苦しすぎる走りに…8→11位と3つ順位を下げてしまいました。さすがにいきなりの4区は厳しかったですよね。

 

区間20位に山梨学院の宮地、これで4区間中3区間目の20位以下という山梨学院の苦しさ…箱根予選で182位だったことを考えても、4区はなかなかに荷が重かったかなあ。。。区間21位に神奈川の枝村、3区まで出遅れ気味だった神大なだけに、前回10区7位で走っている枝村に託したいところだったのですが、逆にここで14→17位と順位を下げてしまい、ますますシードが厳しくなってしまうことに。

 

区間22位に国士舘の戸澤、箱根予選ではしっかりと結果を残してきた戸澤でしたが、3度出場した箱根ではブービー1回、そして最下位が2回と厳しい結果になってしまいました。2区終了時トップだった襷はここで11→16位とさらに順位を下げてしまうことに…本戦で結果を残すのが、いかに難しいかですね。。。