日体大記録会1万m(2018/12/01) 雑感 ~東洋勢が好タイム連発~

昨日、日体大記録会の1万mが行われました。詳細は公式結果をご覧ください。28分台はあまり出ませんでしたが、29分台前半から中盤で自己ベストを出す選手が多かったですね。ベストをマークした選手を中心に大学ごとに振り返ります。

 

東洋大学

西山が28分52秒、出雲・全日本ではまさかの走りが続いていましたが、これは復活の走りと見て良いのでしょうか…?前回1区区間賞、今年度はそれを上回る走りを見せて欲しいのですが…さらに、小笹が29分1秒でチーム6番手の好タイム、5千で13分台を複数出しながら、1万m以上の距離では苦戦していた大森が29分19秒と上々の走り。

 

また、ハーフで好タイムを連発している中村拳が29分21秒の好走と別の距離で結果を残している二人が1万mでもタイムを伸ばしてきましたね。全日本1区を走った田上が29分42秒、先日ハーフで好走したばかりの野口も29分45秒と東洋勢の活躍が目立ちました。

 

日本体育大学

中川、山口和、池田と29分20秒台ときっちりとまとめてきました。出雲・全日本では苦戦が続く日体大ですが、主力がしっかりと走れたのは良かったですね。そしてハーフで好走した亀田が29分27秒と1万mで一気にベストを更新、力をつけてきていますね。

 

他にはルーキーの斎藤が29分44秒、大内が29分45秒、佐藤が29分56秒と揃って自己ベストですね。先日、ハーフで好走した加藤などルーキーが着実に育ってきているのも頼もしいです。

 

帝京大学

2年の増田が29分43秒、境が29分45秒で自己ベストをマーク。主力が出ていない記録会でもきっちりと新戦力がアピールしてきました。選手層の厚さは凄いことになってきていますね。今年度の箱根は非常に楽しみですし、来年度以降に向けても楽しみです。

 

中央学院大学

ルーキーの加瀬が29分25秒、長山が29分26秒、須永が29分27秒と揃って自己ベストですね。いずれも3大駅伝には出場経験のない選手が揃って29分30秒切りというのがまた選手層の厚さを感じます。ただ、3大駅伝で勝負するにはやはりエースたちの復活が無いことには厳しいですよね…

 

神奈川大学

ルーキーの落合が29分25秒の好タイムで5位にランクイン、5千でも14分6秒をマークしていますし、自己ベスト連発、いずれも見事なタイムです。まだハーフは走っておらず、いきなりの箱根メンバーは厳しいかもしれませんが、早い段階から戦力になってくれそう…他には2年の菊池が29分49秒でベストを出しています。

 

國學院大学

全日本でも6区8位で走っている茂原が29分27秒でチーム6番手のタイムに。主力の1人になってきました。他には藤村が29分59秒での自己ベストを出しています。ただ、今回走ったメンバーだと、箱根が狙えるのは茂原くらいかなあ。

 

東京国際大学

ルーキーの芳賀が29分37秒でチーム8番手のタイムですね。高校ベストは良いものの、まだ戦力になるのは時間がかかるかと思っていましたが、これは今後が楽しみ。また、全日本予選に出場している内田が29分51秒でベストを更新しています。ともに、さらに長い距離にも対応していってほしいところ。

 

中央大学

三須が29分18秒の好タイムでチーム7番手に。一気にベストを35秒も縮めてきました。ベストではありませんが、加井も29分29秒でセカンドベストかな。さらに、故障に長らく苦しんできた畝が29分52秒で走れるまでに戻してきたのは大きいですね。前述の3人はいずれも2年生、活躍が目立ちます。

 

ただ、箱根に間に合ったとしても2年連続の5区は厳しいか? 同じく戻ってきた苗村は30分54秒にとどまり、箱根が遠ざかってしまったような… また、ルーキーが初の1万mを走る選手も多かったですが、30分30秒以降の選手ばかりでなかなかに1年目は苦戦していますね。。。

 

山梨学院大学

田谷が29分56秒、吉田が29分58秒でともに自己ベストですね。2年生がなかなか戦力になり切れていない中、先日も森山、齋藤らがタイムを伸ばしていますし、好調ですよね。今回の箱根から戦力になる選手が1人でも多く出て欲しいですし、来年度以降のさらなる躍進にも期待。

 

日本大学

主力の1人である武田が29分20秒でチーム6番手となるタイムをマーク、また、自己ベストには届かずも野田啓が29分19秒、横山が29分25秒でセカンドベストと2年生トリオが好走していますね。特に横山、武田は箱根でも主要区間を任されることになりそう。

 

最後の箱根を目指す加藤は29分55秒でどうなのかギリギリか…全日本にエントリーされた竹元は32分台ということで、大学に入ってかららしい走りが一度も出来ていませんね…このままだと、本当に結果を残せないまま終わってしまいそうで不安です。

 

その他大学

亜細亜の上土井が29分4秒の好タイム、持ちタイムもエース級となってきました。東農大の川田も29分5秒とこちらも好タイムですね。ともに3年生、来年度のエースとしてチームを引っ張っていってほしい二人です。また日薬大の大倉が29分37秒と上々の走り。留学生が目立つ日薬大ですが、日本人選手も台頭してきています。

 

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