2017年 駅伝シーズンに向けて ~東海大学~

駅伝シーズンに向けての各大学ごとの戦力分析、今日は東海大学を取り上げます~ 過去5年間の3大駅伝・予選会の結果、選手一覧はこのようになっています。何度もブログで書いているとおり、充実したトラックシーズンを送りました。関東インカレ1500m,5000mのトリプル入賞、全日本予選主力を欠いての2位通過、日本選手権1500mで館澤が優勝、5000m日本人トップ4のうち3人(關、鬼塚、阪口)を東海が占めるなど…枚挙に暇がないですね。

 

前年度は、出雲こそルーキートリオ(鬼塚、館澤、關)の活躍で3位に入ったものの、關など不調者を複数出してしまった全日本予選はまさかの7位でシード落ち、箱根もずらっと並べたルーキーが鬼塚以外はぱっとせずに10位で何とかシード権を勝ち取るに留まりました。それでも、前述のとおり、全日本予選を突破して3大駅伝フル出場は確保、強大な戦力を抱え、3大駅伝優勝がいよいよ目標となるでしょう。箱根にエントリーされる16人候補、怪我などを考慮しなければ、現時点では大体以下のような感じでしょうか?

 

4年・・・川端、春日、國行

3年・・・湯澤三上

2年・・・關、鬼塚高田松尾、中島西川、郡司、小松館澤

1年・・・塩澤、名取

 

箱根経験者は9人いますが、うち8人(青色)はエントリーされそうかなあ。唯一外して予想したのは湊谷…故障して以来、ずっと元気な姿を見せていないですし、今の抜群の選手層を見る限り、エントリーされるのは難しいかと。他は経験豊富な62分台の4年生トリオや史上最強世代の關、鬼塚、館澤らまさにチームの主力がズラッと揃っています。

 

出雲、全日本選経験者(橙色)は二人いますが、こちらもメンバーには入ってきそうかなあ。三上は全日本予選で3組7位と好走、高田も1万m28分台&ハーフ63分3秒ですからね。3大駅伝経験者というのも大きいですね。3大駅伝未経験ながら、今年度の全日本予選に出場した選手は4人(赤色)もおり、こちらもいずれもエントリーと予想。というのも戦力として期待されることになるでしょう。1組を走った小松、郡司、2組を走った湯澤に3組の西川、4人ともが組1桁順位で走っているんですよね―。

 

ハーフの持ちタイムで見ると、小松、西川はいずれも65分台ですが、今の走力から考えれば、まだまだタイムを伸ばせそうですし、勝負レースの実績を考えてもメンバーに入ってくるのでは?ここまでで14人、残る2人は1年生と予想しました。関東インカレ1500mで入賞した塩澤に高校時代の実績は世代トップクラスの名取としました。名取は故障で出遅れましたが、夏合宿前に復帰レースは走っていますし、問題無さそうかなあと。

 

2年生が9人となりましたが、決して多いとは思わないほど選手が揃っています。他には羽生も見てみたいのですが、直近のレースを見ている限り、今年度の完全復活は湊谷同様に難しそうかなあと。。。1年だと、都大路1区3位の西田がやはり強力ですよね。こちらも状況次第では16人に十分入ってきそうです。ルーキーはこの3人が抜けています。

 

3大駅伝優勝に向けて、戦力の充実ぶりはもはや語るまでもなく…主要区間は他大のエース級に引けを取らず、繫ぎ区間は凌駕するだけの選手が揃っていますね。まずは、出雲、全日本で優勝を狙っていく形になるのかなあ。出雲は前回1年生トリオが1~3区を走って3区終了時トップでしたからね。今年度のさらなる成長を考えると、独走で優勝してもおかしくないほどなのですが…

 

全日本も十分に優勝候補に名を連ねるでしょうし、前回苦しんだ箱根も主力が2年生になったのは大きいですね。前回の全日本はベストメンバーを組めなかったことがシード落ちの最大の要員となってしまいました。箱根も2区の關が万全で無かったことが大きく響いてしまいました。今年度の3大駅伝はしっかりとピーキングを合わせ、久しぶりの出雲、全日本優勝、そして悲願の箱根初優勝に向けて突き進んで欲しいです!!

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