全日本予選2017 大学別観戦記 ~17位:専修大学~
本日は、専修大学における全日本予選の各組ごとの結果振り返っていきます。 全日本予選結果はこのようになっております。主力が多数卒業し、厳しいとは思っていましたが、総合17位…過去5年はいずれも11~13位でしたが、今回も30位以下が4人出るなど苦しい走り、そんな中、3,4組で好走する選手が出てきたのは収穫でしょう。
1組 31位:横山、33位:櫻木
ともに3大駅伝・予選会通じて初出場となった横山と櫻木、特に櫻木は4年にして初となります。ともに集団後方でのレースとなると、まずは櫻木が早い段階で離されてしまい、横山も集団最後尾となる苦しい位置。櫻木が遅れてから2,3周で横山も離れ始めてしまいました。今回は1組のペースが早かったため、ここで大きく遅れてしまうと、取り戻すのは容易ではありません。
ともに30位台、トップとは1分近いタイム差をつけられてしまいましたからねえ。1組終了時で15位と出遅れてしまいました。ともに29分台をマークし、着実にタイムを伸ばしてきた選手ですが、やはり全日本という舞台で力を発揮するのは容易ではないですね。
2組 19位:小林、37位:宮下
こちらも1組に続いて3大駅伝・予選会通じてエントリーも初となった二人です。即戦力は厳しいと思われていた2年生世代が横山、小林、宮下に長谷川と8人中4人もおり、1年経って一大勢力となっていますね。ともに集団の真ん中から後方でレースを進めていましたが、宮下が遅れてしまうのがちょっと早すぎましたね―。まだ集団から数人しか遅れていない状況で離され始めてしまいました。
2組は比較的スローペースだった状況でしたが、それでも先頭とはちょうど1分という大差に。。。全日本予選で1分差をつけられるのは、予選通過を狙う上では致命的になってしまいますね。一方の小林は集団の後方に下がることはあっても、簡単には遅れずに粘りましたね―。トップとの差も23秒差に留めていますし、初の舞台としては上々の走りだったのでは?今後に期待がもてる結果となりました。
3組 14位:川平、27位:宮尾
3組は前回と同じ二人が走ることとなりました。その時は宮尾が30位、川平が34位とともに苦しい走りになっています。しかし、今回はともに前回よりも順位を上げてくることに。宮尾も集団が縦長になってから少しは粘っていたのですが、さらに縦長になって選手がこぼれてくると、ついには遅れてしまうことに。。。
一方の宮下は先頭が抜け出した際にはさすがに付いていけませんでしたが、それでも残った集団の中でしっかりとレースを進めていましたからね。トップと21秒差の14位、自己ベストを17秒も更新する走りというのは、順位・タイムともに十分過ぎる走りだったのでは?箱根予選でも稼ぐ役割を期待したいところですね。唯一30位台を出さなかった3組、2組終了時の17位から3つ順位を上げて14位となりました。
4組 13位:長谷川、37位:岩田
5千で14分4秒を持つものの、3大駅伝・予選会初エントリー&1万m未経験の長谷川に1年の箱根予選以来の出場で29分17秒のベストを持つ4年の岩田、長谷川は将来のエース候補と個人的に期待したいたのですが…ハイペースの中、きっちりと集団に喰らいつき、先頭が抜け出して遅れてからも別の集団の中でずっと粘りの走りを見せていました。
単独走になったのも最後くらいだったのでは?しっかりとペースを維持して、初の1万m,それも全日本予選最終組で29分4秒とチームトップタイムを叩き出してしまうのですから、恐れ入りました。。。将来のエース候補ではありませんでしたね。既にエースでした(笑)まだハーフの距離は分かりませんが、1万m&勝負レースでこれだけ走れるのですから、期待せずにはいられません。まだ2年生、今後どこまで成長を遂げていくのか楽しみです。
一方の宮下は苦しい走りになってしまいましたね。。。まだ数人しか遅れていない段階で集団からこぼれ落ちてしまい、その後もどんどん話されてしまいましたね。終盤にさしかかる段階で既に周回遅れになってしまいましたからね。長谷川とも1分9秒もの大差が開いてしまいましたし、最終組で37位はタイム差も大きすぎます。再び3つ順位を落とし、総合17位ということに…
4年ぶりの出場を狙う箱根予選、現状を見る限りは非常に厳しいと言わざるを得ません。ハーフの持ちタイムも箱根通過圏外ですし、かといって勝負レースで持ちタイム以上の走りが期待出来る選手といっても、長谷川らごく一部の選手かなあ。。。箱根予選は17位→15位→14位と通過争いにも絡めていないだけに、まずは13位以内が現実的な目標か…13位以内だと、来年度増枠ということになれば、狙えることになりますからね。監督が変わり、チームも変わったところを、まずは次の箱根予選で見せて欲しいです!!