全日本予選2017 大学別観戦記 ~19位:上武大学~
本日は、上武大学における全日本予選の各組ごとの結果振り返っていきます。 全日本予選結果はこのようになっております。前回の箱根予選、箱根と健闘した上武でしたが、最下位が2人も出てしまうなど全日本予選でも過去ワーストに近い走りだったのでは…今後に向けても不安が残る結果となってしまいました。
1組 24位:岡山、40位:熊倉
今年ベスト連発の岡山に5千で14分9秒を今年マークしている熊倉と楽しみな二人だったのですが…集団から選手が遅れだすと、熊倉がまず遅れてしまうことに。といっても、後ろには何人もいたはずなのですが…気がついたら最下位になっていたという感じですね。さらに、39位とも33秒差というダントツ最下位に沈んでしまうことに…
一方の岡山はまだ粘っていましたが、それでも中盤から終盤には引き離されてしまい、トップと45秒差で総合でもまさかの最下位スタートとなってしまいました。早くも予選通過が絶望的に…熊倉は5千ベストを出した記録会は私も観戦していて、今年度楽しみな選手だと思っていたのですが…
2組 16位:大森、35位:淵
前回1組19位で走っている大森に前回の箱根予選で67位の淵という3年生コンビ。淵はずっと集団の最後尾付近で走っていましたが、そこから前に移動することも出来ず、集団のペースが上がるに連れて遅れていってしまいました。4組中最もスローだった2組でトップと1分近い差をつけられていましたからね。
一方の岡山は何とか終盤まで先頭に喰らいつき、トップと21秒差とまずまずの走り、総合では1つ上げて19位となりました。うーん、ここまでで早くも31分オーバーが二人、悪いなりにもまとめてくるという印象だったのですが、今回は遅れだしたり、崩れだしたら止まらないなあという感じでした。
3組 38位:松下、40位:橋立
せめて一糸報いたい3組、前回箱根予選に出場した松下に箱根で7区17位だった橋立の二人。1万mで30分23秒の橋立に30分46秒がベストの松下では、さすがに持ちタイムを見ても厳しかったか…揃って集団の最後尾に下がってしまい、まずは橋立が40人中1番最初に遅れてしまい、続いて松下も遅れだしてしまうという最悪の状況。。。
特にその後は橋立がどんどん前との差が広がってしまい、31分27秒で最下位、トップとは2分21秒もの大差で2度の周回遅れははやられすぎですよね。松下も橋立に比べれば粘ったとはいえ、30分45秒でトップと1分36秒差…今回の上武は本当に良いところが少なかったですね。。。3組終了時、再び総合でも最下位に下がってしまうことに。
4組 27位:坂本、31位:太田黒
前回4組21位とまずまずの走りを見せている坂本に3組21位の太田黒、ともに主力の二人が順当にエントリーされ、ともに集団の中ほどでレースを進めていきました。そして、集団のハイペースにともについていけず、それぞれの集団で走っていくことに。そこから、大きく離されること無く走ってはいたのですが…
順位だけを見れば、坂本27位、太田黒が31位ということで決して良い走りではなかったと思うのですが、坂本が29分30秒、太田黒も29分44秒でまとめていますからね。他の3組とくらべても最も勝負できた組だったと思いますし、まずまずの走りだったのでは?
今回もベストメンバーとは呼べない布陣、そう考えると箱根予選に向けてはまだ希望がもてるのかもしれませんが、むしろずっとベストメンバーを組めていない状況の方が問題な気が。。。前回の箱根予選も、正直エントリーを見た時点では非常に厳しいと思っていましたから…なんとか繋いだ箱根予選の連続出場、ここで途切れさせるわけにもいきませんし、今回の走りを教訓として、箱根予選ではベストメンバー、ベストの走りを見せ、しっかりと箱根連続出場を続けて欲しいです!!