全日本予選2017 大学別観戦記 ~14位:東京国際大学~ 

本日は、東京国際大学における全日本予選の各組ごとの結果振り返っていきます。 全日本予選結果はこのようになっております。前回は全日本予選で11位、今回はベストメンバーを組めなかった影響がモロに1,2組に影響してしまった形だったかなあ。3,4組は他の予選通過校と比べてもなんら遜色は無かったんですけどね―。そいえば、ホクレン網走スタートリスト(PDF)が出ていますね。毎年のことですが、豪華です。。。

 

1組 30位:河野、38位:鈴木正

前回の箱根予選では340位に沈んでしまった河野に3大駅伝初エントリーの鈴木正、4組中最も不安な組でしたが…その不安が的中してしまうことに。全40人中、真っ先に遅れはじめてしまったのが鈴木正だったんですよねー。予選通過を狙う大学にとってこれは致命的すぎますよね…となると、もう一方の河野に期待したいところですが、こちらも中盤で遅れだしてしまうことに…

 

鈴木正はその後2人抜いたものの、トップとは1分30秒以上の大差をつけられてしまいましたからね。河野もトップと1分近い差ということで、まさに苦しすぎる結果に。。。1組終了時で19位と早くも予選通過が絶望的になってしまいました。揃って離されると、さすがに厳しいですね。

 

2組 14位:佐藤、32位:相沢

前回の箱根予選で205位だった佐藤に3大駅伝のエントリーも初だった相沢、組み合わせとしては1組と同じような形でしたね。そして、集団のペースが上がってくると、集団でずっと粘っていた相沢が遅れ始めてしまうことに。。。1組ほどでは無かったですが、まだ集団も30人ほどいる状態でしたからねえ。ちょっと遅れるタイミングは早かったですね。

 

ただ、そこから一気に下ることはせず、集団トップの2位とは25秒差とまずまずのタイム差で粘ることが出来たのは良かったですね。一方の佐藤は終盤まで集団にくらいつき、2位とはわずかに8秒差、1万mで29分39秒のベストを持っていたものの、これまで目立った走りが出来ていなかった中、今回は上々の走りだったのでは?ここで総合16位まで順位を上げました。

 

3組 18位:伊藤、24位:佐伯

前回3組36位も28分台ランナーとなって俄然注目を集めるようになった伊藤に高校時代30分7秒のベストを持っているとはいえ、ルーキーの佐伯を3組に抜擢しました。集団の中盤で走っていた伊藤、後方で走っていた佐伯ともに集団のペースアップにもすぐには落ちずに粘っていました。特に佐伯は集団の最後方に下がりながらも、ズルズル落ちなかったですからね。

 

そんな走りを見せたことで、佐伯は29分51秒とここでベストを16秒も更新する走りは素晴らしいですね。即戦力候補と言われるルーキーが多数加わった東京国際ですが、そこから佐伯がまずは一歩抜け出した感じかなあ。今後が楽しみな選手が台頭してきました。伊藤も集団が10人ほどになると、さすがに離れてしまいましたが、その次の集団で粘っていました。トップと28秒差はまずまずの走りと言っていいのでは?3組終了時で15位と1つ順位を上げ、収穫の多いレースとなりました。

 

4組 14位:タイタス、19位:鈴木博

エースのタイタスに前回3組24位で走っている鈴木博、タイタスは序盤から先頭のすぐ後ろの位置をキープする一方、鈴木博はほぼ最後尾という正反対の位置取りとなりました。ただ、集団からどんどん選手がこぼれていく中でも集団に残った鈴木博に対し、タイタスは徐々に位置を後ろに下げてしまうことに。

 

まだ中盤ですが、表情も苦しくなってしまい、他の留学生だけではなく、日本人選手からも遅れてしまうこととなりました。その後もなかなかペースは上がらず、29分6秒というのは、関東インカレ2部5000mで3位に入ったことを考えるとちょっと物足りない走りでしたかねー。一方の鈴木博も遅れながらも集団できっちりとレースを進め、さすがに終盤は苦しそうな表情でしたが、タイムは29分12秒、自己ベストをここで11秒も縮めてきたのにはびっくりしました。

 

 

日本人選手の中ではトップクラスの安定感を誇っている鈴木博ですが、また一段と力を付けたような気が…現OB1年を除くと、前回の箱根予選会ではトップタイムで走っている選手ですし、箱根予選でも大いに稼ぐ役割が期待出来そうです。総合では14位と1組終了時から5つも順位を上げたのは良かったですが、1,2組4人中3人が30位台ではどうしようもないですよね…ちょっと、チームとして噛み合わなかった印象でした。

 

全日本初出場を逃したとなると、次なる最大の目標は2年ぶり2度目の箱根予選ということになりますね。前回はエースのタイタスが途中棄権ということもあって15位と散々な成績でしたが、今回は前回多く走った現2,4年生が中心となり、新入生も充実していますからねー。ライバルである創価が既に2度目の出場を決めていますし、東国大も負けじと2度目の箱根路に戻ってきて欲しいです!!

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