日本体育大学 【2017年度 戦力分析】 自己ベスト連発で厚くなる選手層~
新年度の戦力分析、最後は日本体育大学について、見ていきます。前年度は全日本予選を3位通過すると、出雲では6位と好走、全日本では13位に沈んだものの、箱根では7位と2年連続のシード獲得を果たしました。1万m28分台、ハーフ63分台が多発するなどベストを出す選手も多かったですね。現在、登録している選手一覧はこのようになっております。
名前 | 学年 | 5千ベスト | 1万ベスト | ハーフ換算 |
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小町 昌矢 | 4年 | 13:56.50 | 28:48.75 | 01:03:00 |
冨安 央 | 4年 | 14:09.94 | 28:49.53 | 01:03:33 |
吉田 亮壱 | 4年 | 14:04.03 | 28:52.53 | 01:03:02 |
城越 勇星 | 4年 | 14:00.03 | 28:53.09 | 01:03:20 |
辻野 恭哉 | 4年 | 13:58.70 | 28:58.25 | 01:03:38 |
大崎 遼 | 4年 | 14:18.46 | 29:35.76 | 01:05:51 |
住田 優範 | 4年 | 14:25.52 | 29:45.72 | 01:04:43 |
白永 真彦 | 4年 | 14:23.06 | 29:58.72 | 01:05:28 |
重松 尚志 | 4年 | 14:24.51 | 30:18.52 | 01:04:10 |
馬場 絢也 | 4年 | 14:25.47 | 30:25.22 | 01:03:58 |
宮崎 勇将 | 3年 | 13:59.72 | 29:11.16 | 01:03:26 |
三原 卓巳 | 3年 | 14:25.59 | 29:13.29 | 01:03:55 |
室伏 穂高 | 3年 | 14:08.07 | 29:14.84 | 01:03:50 |
森崎 拓海 | 3年 | 14:21.55 | 29:28.34 | 01:04:14 |
林田 元輝 | 3年 | 14:16.40 | 29:34.27 | 01:04:48 |
中川 翔太 | 2年 | 14:07.66 | 28:59.46 | 01:03:04 |
山口 和也 | 2年 | 14:17.34 | 29:23.07 | 01:06:17 |
廻谷 賢 | 2年 | 14:19.65 | 29:57.11 | 01:04:40 |
4年生・・・チームの中心は4年生、3大駅伝経験者は5人おり、5人とも1万mで28分台のベストを有しています。そんな中でも小町はハーフも63分ジャスト、全日本7区間賞、2年の箱根も1区11位で走っていますね。3年の箱根は2区18位に沈みましたが、今年度のエースは小町と呼ぶにふさわしい走りを見せてくれれば。
吉田もハーフは63分2秒、箱根では8区5位→3区4位と2年連続で好走しています。こちらもエース格の1人として活躍が期待されますね。冨安は3大駅伝全てで主要区間を任され、出雲3区8位、全日本1区13位、箱根4区10位で走っています。
前述の3人が3大駅伝に6度以上出場している一方、城越は箱根の2度だけです。しかし、箱根4区8位→7区2位と好走を続けており、安定感がありますね。辻野も全日本3区7位、箱根5区9位といずれも一桁順位をマーク、28分台を誇る5人がそのままチームの中心として活躍してくれることでしょう。
3年生・・・箱根唯一の経験者である室伏がまず中心となるか。チームが出場した3大駅伝全てに出場し、出雲4区7位、全日本6区11位、箱根9区14位と崩れること無く走っています。5千で13分59秒のスピードを持つ宮崎は出雲は2区5位と上々の走りも全日本は5区19位に沈んでしまうことに…ハーフも63分26秒まで伸ばしていますし、3大駅伝フル出場して欲しい選手です。
続くのは三原、森崎、林田の3人かなあ。三原は1万mで29分13秒、ハーフで63分55秒を持ち、箱根にもエントリーされています。森崎も1万mで29分28秒、ハーフで64分14秒と3大駅伝に出場してもおかしくないベストですからね。林田は1万mで29分34秒を持ち、箱根にエントリーされています。
2年生・・・1万mで28分59秒、ハーフで63分4秒を持つ中川が抜けています。しかし、全日本予選は1組38位、箱根も8区12位と持ちタイムからすればどちらももう一歩という結果。勝負レースでも結果を残していって欲しい選手です。続く選手としては、山口や廻谷が挙げられるでしょうか。
山口は1万mで29分23秒、出雲・全日本ともにエントリーを果たしています。ただ、ハーフは66分台に留まっており、長い距離でもしっかりと走ってくれれば。廻谷はハーフで64分40秒のベストを持ち、全日本予選にもエントリーされていますね。4年生に戦力が集まるだけに、来年度以降を見据えても2年生の台頭が待たれます。
1年生・・・なかなか選手が判明しなかった日体大の新入生ですが、19人もいるのですね。ただ、15分オーバーは8人もいるということで、幅広く選手を獲得したということかな。そんな中でも、5千で14分18秒、都道府県対抗で1区10位で走っている池田の実績が抜けていますね。即戦力として期待されます。他には岩室が14分22秒、1万で30分2秒を持っており、この二人が持ちタイムや実績では抜けています。
他に高校ベストでは14分28秒を持つ小松までが14分30秒切り、そして14分30秒台が1人もいないというのは、ちょっと寂しいですね。選手層を厚くしてくれそうな持ちタイムの選手なだけに…ただ、日体大はこの2年、ベストを更新する選手が多く、育成が上手くいっています。1年生も多くの選手が戦力となっていってくれれば!