拓殖大学 【2017年度 戦力分析】 主力が好調を維持、箱根シード復帰へ~

続いては、拓殖について、新年度の戦力を見ていきます。前年度は、全日本予選を4位通過、箱根予選も7位通過を果たしました。トラックが苦手と言われていただけに、全日本予選の通過は正直びっくり…全日本も一時シード圏内である6位につけるなど見せ場を作っての8位、箱根では3区最下位などが痛く、14位でシード獲得とはなりませんでした。登録している選手一覧はこのようになっております。

 

 

4年生・・・昨年度一気に台頭してきたのが西、全日本8区7位、箱根1区14位と主要区間をしっかりとこなし、今年は5千で14分12秒、1万mで28分47秒を4月に叩き出しています。持ちタイムもエースにふさわしいタイムとなっており、引き続きエース区間を担ってくれれば。続くのは土師と苅田になるでしょう。

 

土師は全日本で3区9位で走っており、4月に29分38秒のベストをマーク、苅田は箱根予選で54位、箱根も7区14位で走っています。最上級生として、さらに結果を残していってくれれば。他の選手はちょっと厳しいか…2年の箱根を走った山本や3年の箱根にエントリーされた脇本あたりがメンバーに入ってくるようだと4年生の存在感も高まるのですが。

 

3年生・・・チームの中心は3年生になるでしょう。デレセは箱根予選6位、箱根2区2位などエースとして存分に力を発揮してくれました。引き続き、エース区間で快走してくれれば。箱根で5,6区の山を任された戸部、馬場もチームの中心選手。戸部は箱根5区11位で走っており、1万m29分34秒を今年度マークしています。

 

馬場も箱根6区7位と好走、5千で13分57秒、1万m29分6秒とチーム突風クラスのタイムを誇ります。正直箱根6区はもったいないのではと思うほどの実力者ですね。もう一人箱根を走ったのは今滝、ハーフは65分4秒とまずまずですが、箱根3区20位で順位を13も下げてしまいましたからね…3大駅伝で借りを返してくれれば。

 

他にも、ハーフで64分59秒のベストを出した五十嵐や1万mで30分10秒まで伸ばし、箱根にもエントリーされた峠らがいますね。既に戦力が充実する学年ではありますが、さらなる戦力が台頭してくれれば、選手層が厚くなりますね。

 

2年生・・・2年の中心は赤﨑、箱根では1年にして10区を走り12位と上々の走り、ハーフも63分41秒まで伸ばしてきました。早い段階で主力となって欲しい選手ですね。箱根予選を走った選手は他に中井、藤井といますね。中井はハーフ64分37秒のベストを持ちますが、箱根予選は165位と苦戦…

 

藤井もハーフは65分12秒を持っていますが、箱根予選は313位と非常に苦しい走りになってしまいました。タイムは伸ばしてきているだけに、勝負レースでもしっかりと走ってくれれば。他にも全日本予選にエントリーされた楠本、箱根予選、全日本にエントリーされた松下がいますねえ。拓殖にしては1年にして台頭してきた選手が多く、今後が楽しみな学年です。

 

1年生・・・雑誌を見る限り、高校ベストで最も良いのは14分42秒の松岡ということに。14分30秒切りどころか14分40秒切りが1人もおらず、14分40秒台は他に44秒の石川、49秒の清松がいるだけかな。いかにスカウトが悪く育成で勝負する拓殖と言えどもさすがに厳しすぎる気がします。ただ、4年生の主力である西、土師、苅田も高校ベストはいずれも14分50秒台ですからね。即戦力は厳しくとも、徐々に戦力となっていってくれれば!

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