関東インカレ2017展望 ~1500m~ 

2017年5月6日

今年の関東インカレは例年よりも1週間遅く、5月25日~28日の4日間行われますね。5月10日にエントリーが締め切られることとなります。関東インカレの長距離種目(1500m~ハーフまで)における展望を種目ごとに述べていきます。まずは1500mから…前年度は1500m1部結果1500m2部結果インターハイ1500m結果のようになっています。

 

~1500m(1部)~

前回優勝した秦は卒業したため、順当ならば前回の2,3,4位である東海の阪口、東洋の堀、中央の舟津に明治勢(保坂、河村、前田恋)がまず上位争いに入ってくるか。阪口、堀、舟津ともに13分55秒を切るベストを持っていてスピードは抜群です。阪口はベストも3分43秒まで縮めています。堀や舟津は1500mに出場するかは分かりませんが、出場するとなれば表彰台を争う選手です。

 

1部残留のためにもここでポイントを獲得したい明治、前回は7~9位に河村、前田恋、保坂と並びましたがポイントは3点に留まることに。ここまでのトラックシーズンを見ていると、保坂が特に良いですね。ラストの切れ味に加えて、ベストも3分45秒まで縮めてきました。

 

保坂を上回る3分42秒のベストを持つのが河村、この二人は上位入賞も期待されます。前田恋は今シーズンはまだ目立った走りが出来ていませんねえ。前回と同じメンバー&状態が良ければ、トリプル入賞も期待出来るのですが…ここまで名前の挙がった選手を上回る3分42秒のベストを持つのが中央の田母神、今年度はまだそのスピードを見せつけれておらず、前回も予選最下位に沈みましたが、関東インカレにしっかりと合わせられれば、上位争いが期待されますね。

 

前回は留学生が1人も走らなかった1500m1部ですが、棄権したワンブィが今回走ることとなれば、やはりそのスピードはずば抜けており、優勝候補筆頭となるか。ニャイロは長い距離の方が得意そうなので出場はしなそうかなあ。国士舘の新留学生のギトンガはちょっとまだ分かりませんが、800mのスピードもあるそうなので、出場してもおかしくないですね。

 

新入生では、インターハイ1500mで3分48秒で2位に入った山梨学院の飯尾、3分49秒で5位に入り、日体大に進んだ池田、6位に入り、中央に進んだ眞田、記録会で早速3分47秒をマークした順大の野口らが楽しみですかね。1500mだと新入生がいきなり活躍するケースも多く、初の大きな舞台でどんな走りを見せてくれるか楽しみです。

 

~1500m(2部)~

前回優勝した桜美林のモタンヤが連覇を狙うこととなり、やはり優勝候補筆頭かな。そこに前回3位、前々回の優勝者であり、今年度1500mで好調な井上が対抗として挙がってくることになりそう。表彰台を狙ってくるのは1500mで毎年ポイントをしっかりと稼ぐ青山学院か。前回5位に入った中村友、7位に入った梶谷の他、前々回3位に入っている吉永もいますし、誰が出場するにしてもトリプル入賞が期待されるだけの選手が揃っています。

 

他に入賞が期待される選手としては、前回の関東インカレでは決勝で最下位だったものの、日本選手権で3分46秒で走っている中央学院の横川はスピード抜群の選手、前回10位だったものの5000mも14分1桁まで伸ばしてきた上武の熊倉、明学大の大谷が前回6位、國學院の添田が9位で前回の決勝進出者はやはりスピードがありますね。

 

一気にタイムを伸ばしてきた選手としては、3分45秒をマークした駒澤の物江が勢いがありますね。前回は予選落ちでしたが、前回と走力は段違い、入賞どころか表彰台争いに加わってきてもおかしくないスピードを有しています。駒澤勢では早速ベストを縮めてきたルーキーの市澤にも密かに期待しております。

 

留学生は、モタンヤ以外は出場の可能性は低そうかなあ。創価のムイルや東国大のスタンレイ、タイタスあたりは1500m自体走っていない気がしましたが、あまり自信がない…新入生では、インターハイ1500mで3分49秒の3位、東国大の前川や同じく3分49秒で4位、國學院の河上あたりが1500mでの実績が豊富ですね。出場すれば面白そうですが果たして・・・?

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