神奈川大学 【2017年度 戦力分析】 主力が最終学年、箱根5位のさらなる上へ~
続いては、神奈川大学について、新年度の戦力を見ていきます。前年度は全日本予選ではまさかの途中棄権、箱根予選でも5位ともう一歩でしたが、箱根では2区鈴木健の爆走で2区終了時ではトップ、その後もシード争いに巻き込まれることもなく、往路6位、総合5位と久しぶりのシード獲得となりました。現在、登録している選手一覧はこのようになっております。
名前 | 学年 | 5千ベスト | 1万ベスト | ハーフ換算 |
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鈴木 健吾 | 4年 | 13:57.88 | 28:30.16 | 01:01:36 |
鈴木 祐希 | 4年 | 14:11.43 | 28:52.99 | 01:03:53* |
大川 一成 | 4年 | 14:10.39 | 29:15.83 | 01:04:25* |
大野 日暉 | 4年 | 14:17.21 | 29:18.49 | 01:03:54* |
大塚 倭 | 4年 | 14:22.94 | 29:22.18 | 01:03:12 |
西田 秀人 | 4年 | 14:29.47 | 29:30.64 | 01:05:15 |
枝村 高輔 | 4年 | 14:16.09 | 29:39.17 | 01:05:20* |
秋澤 啓尚 | 4年 | 14:33.53 | 29:56.83 | 01:04:41 |
浅利 宗一郎 | 4年 | 14:13.63 | 30:17.76 | |
山藤 篤司 | 3年 | 13:58.24 | 28:29.43 | 01:03:15* |
多和田 涼介 | 3年 | 14:11.34 | 29:27.86 | |
佐久間 勇起 | 3年 | 14:36.64 | 29:32.83 | 01:06:00* |
杉 優一郎 | 3年 | 14:11.88 | 29:51.31 | 01:06:47 |
阿比留 和弘 | 3年 | 14:31.33 | 30:05.37 | 01:04:30 |
徳川 稜汰 | 3年 | 14:28.81 | 30:13.01 | 01:06:02 |
宗 直輝 | 2年 | 14:14.44 | 29:16.83 | |
荻野 太成 | 2年 | 14:09.42 | 29:17.50 | |
越川 堅太 | 2年 | 14:11.22 | 29:20.95 | 01:04:28* |
安藤 駿 | 2年 | 14:17.31 | 29:52.64 | 01:05:45* |
安田 共貴 | 2年 | 14:18.31 | 30:06.97 | 01:04:46 |
4年生・・・最も戦力が充実しているのが4年生、その中でも鈴木健はもはや日本人大学生でNo.1と呼ぶにふさわしい活躍を見せています。箱根予選日本人トップ、箱根2区区間賞、学生ハーフ優勝とまさに驚異的、留学生との対決が楽しみです。箱根では、5区14位の大野に、6区4位の鈴木祐、8区2位の大塚、9区9位の大川と主要区間、特殊区間経験者が揃います。
大野、大塚は世界クロカンにも出場するなど箱根後も活躍、鈴木祐は28分台ランナーですし、箱根予選も2年連続で好走しています。大川も2年連続で箱根1桁で走るなど前回の箱根経験者がこの学年、そしてチームの中心となっていくことでしょう。他にも、箱根予選経験者では西田、枝村がおり、浅利は2度全日本予選を走ってどちらも1桁順位で走っています。まさに質・量ともに揃う学年が最上級生、3大駅伝でどこまで上位にこれるか楽しみです。
3年生・・・エースの1人として期待されるのが山藤、箱根予選で10位、箱根では1区5位とその実績は鈴木健に次ぐ選手です。1万mのベストは28分29秒とチームトップ、エース区間も安心して任せられそうです。他に箱根経験者がいないのはちょっと寂しいですが…多和田は1年時に全日本に出場、1万mも29分27秒まで縮めています。
佐久間も1万mのベストは29分32秒、全日本予選、箱根予選ともに出場していますが、それぞれ1組35位、151位ともう一歩かなあ。。。もう一人の箱根予選経験者である徳川は337位に沈んでしまいました。長い距離では3大駅伝・予選会は未経験ですが、阿比留がハーフで64分30秒のベストを持っています。やはり、山藤に続く選手の台頭が待たれるところです。
2年生・・・高校時代から実績のある選手が揃うこの学年、中でも越川が箱根予選で63位、箱根でも3区15位で走っており、箱根はこの学年唯一の出場者です。もう一人の箱根予選経験者が安藤、チーム9番手の140位で走り、箱根にもエントリーされています。
3大駅伝・予選会のエントリーこそありませんが、荻野は関東インカレ2部3000m障害で優勝、日本選手権でも5位に入るなどトラックで大活躍しています。他にも1万mで29分16秒とこの学年トップタイムを誇り、箱根にもエントリーされた宗、5000mで14分18秒のベスト、ハーフも64分46秒まで縮めてきた安田もおり、4年生に次ぐ戦力となりそうです。
1年生・・・高校時代の実績が最も豊富なのは井手、都大路で1区10位、都道府県対抗で1区15位といずれもエース区間で結果を残しています。さらに、ハーフも高校で既に出場、66分11秒で走っています。4年制を筆頭に戦力が充実する神奈川大学ですが、その中に割って入っていくだけの力はありそうです。
5000mのベストでは井手を1秒上回る14分15秒を持つのが成瀬、ただ、都大路では7区14位→2区6位と1,3,4区の主要区間は走っていないため、実績では井手に劣ることに…大学に入ってどれだけロードで走れるかが大事になってきますね。他の選手は高校ベスト14分30秒オーバーとなりますが、都道府県対抗で4区5位で走っている北崎がロードでは良いですね。早い段階で戦力となってくるかも…