明治大学 【2017年度 戦力分析】 箱根復帰以来、最大の危機を乗り越えられるか!?

続いては、明治大学について、新年度の戦力を見ていきます。前年度は箱根予選こそ2位通過と順当でしたが、全日本では1区17位と出遅れると総合11位、箱根では1区18位とこれまたスタートで苦戦すると、総合でもまさかの18位と箱根復帰して以来、ワーストタイとなる順位に沈みました。現在、登録している選手一覧はこのようになっております。

 

 

4年生・・・4学年の中でも最も苦しいのはこの4年生かもしれません。エース候補として期待される末次はチーム唯一の28分台&ハーフベスト63分21秒もトップですが、全日本4区11位、箱根1区18位と3大駅伝では苦戦中…勝負レースでも結果が求められるところです。続くのは磯口、全日本、箱根ともに7区10位で走っています。こちらももう一伸びに期待。

 

さらに続くのが皆浦、3大駅伝は6度エントリーされながらいまだ出場は果たせず、箱根予選では75位で走っています。最終学年、3大駅伝デビューが待たれる選手です。他にも3大駅伝エントリー経験者では5000mで14分5秒の渡邊、14分15秒の喜多、14分21秒の森といますが、いずれも3年時にはエントリーされていないのが気がかり…最後に台頭してくる選手が出てくれると良いのですが…

 

3年生・・・本来であれば絶対的エースとして君臨して欲しかった坂口が体調不良や故障に苦しみ…坂口がエース区間を走ってくれれば結果も違っていたのに…と思うファンの方も多かったのでは。箱根では10区ですが出場を果たし、その後もトラックシーズンでまずまずの走りを見せていますからね。駅伝シーズンまでに万全の状態に戻してくれれば。

 

続くのは3大駅伝全てに出場している田中、持ちタイムも14分1秒、29分8秒と伸ばしてきましたが、箱根では6区15位と苦しい走り…勝負レースで結果を残すのが待たれますね。東島も箱根に出場を果たしましたが8区17位と苦すぎる結果に終わりました。2年になってタイムもグッと縮めてきましたし、田中同様にレースでも好走してほしい選手。

 

他には竹山が箱根予選に出場、ハーフも63分台まで縮めてきました。次は3大駅伝デビューと行きたいところです。角出は箱根16人には入りましたが、1万m30分23秒、ハーフも65分51秒というベストでは出場するとなるとまだ厳しいかな…まずはタイムを縮め、10人の争いに食い込んで欲しいところ。

 

2年生・・・箱根予選、全日本にともに出場した阿部、三輪、中島の3人がこの学年の中心です。阿部は箱根予選こそ35位と上々の走りも全日本1区17位、箱根4区13位と悔しい走りなだけに巻き返しに期待。三輪はハーフで63分35秒まで伸ばしたものの、全日本3区11位、箱根3区13位とまだ1桁順位が無いだけに、こちらもさらなる成長が待たれます。

 

中島は全日本5区3位と好走も1年時は故障に苦しむことが多かったですね。高校時代からロードでの強さは定評があるだけに、1年間元気に過ごしてくれれば、欠かせない戦力となるでしょう。続く選手となると…河村は14分4秒のスピードがありますが、どちらかと言えば1500mの選手、南は箱根予選、斉藤は箱根にエントリーされていますが、ハーフは南が66分台、斉藤が68分台となっており、出場はまだ遠そうかなあ。

 

1年生・・・都大路4区区間賞の前田が実績では抜けています。ただ、まだ大学で姿を見せていないのが気がかりです。怪我などで無ければ良いのですが。次いで期待されるのは14分10秒台の4人、村上、小袖、稲田、酒井の4人となります。村上は六大学対抗でも5000mに出場して上々の走りを見せていましたし、小袖もオープンですが、明治勢トップの走りでした。

 

酒井は2年連続でクロカンで好走、都道府県対抗5区で一桁順位で走るなどロードが楽しみな選手、稲田は六大学対抗オープンでは15分オーバーでしたが、14分15秒のベストを誇りますからね。将来的にはチームの中心となる可能性を秘めるだけの選手が揃っていますし、明治の現状を考えると即戦力として活躍する選手が一人でも多く出てきて欲しいところです。

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