関東インカレ2015 2部10000m ~潰滝が圧勝で栄冠~

いよいよ、本日から関東インカレが始まりましたね。4日連続で行われる今年の関東インカレ、長距離種目では、1500mの予選と10000mが行われました。その中でも、今日は2部の10000mの結果について簡単に振り返ってみたいと思います。1万m結果はこのようになっております。

 

 

順位 氏名 所属 記録
1位 潰滝 大記(4) 中央学大 28:54.21
2位 工藤 有生(2) 駒大 29:14.66
3位 金森 寛人(4) 拓大 29:15.79
4位 西山 凌平(4) 神奈川大 29:17.71
5位 Workneh Derese(1) 拓大 29:21.10
6位 中村 祐紀(2) 青学大 29:30.48
7位 西山 雄介(3) 駒大 29:35.57
8位 戸田 雅稀(4) 東農大 29:36.95

 

 

優勝したのは中央学院の潰滝、終盤に抜けだすとそのまま差を広げてゴール、唯一の28分台、そして2位に20秒差をつける圧勝でした。今シーズンは金栗記念で学生トップ、ユニバ選考の1万mでトップ、そして関東インカレで優勝と学生に負けなしかな?過去の実績から考えると優勝候補筆頭と呼んでもいい潰滝でしたが、ここまで圧勝するとは思いませんでした。もう強いの一言ですね。最終学年となった今年、どこまで結果を残し続けるのが本当に楽しみです。

 

 

2位に駒澤の工藤、今回も積極的な走りを見せたようですね。ただ、ユニバ選考でもそうでしたが、最後まで引っ張ってそのまま逃げ切れるほどの走力はまだ無いようで・・・それでも、しっかりと2位を確保しているのがさすがですね!1年前はチケットの受付係だった選手が、1年で2位に入るまで成長を遂げるのですからわからないものです。もうチーム内でも中谷に次ぐ地位を確立しているのでは?

 

 

3位に拓殖の金森、失礼ながらちょっとびっくりしました。表彰台に上ってくるとしたら、デレセかと思っていましたが、日本人エースの金森が上回ってきました。最後は工藤に1秒差にまで迫っていますし、拓殖の日本人選手が関東インカレでここまで結果を残すのは久しぶりでは?絶望的かと思っていた全日本予選がちょっと楽しみになってきました。

 

 

4位に神奈川の西山、学生ハーフに続いての兄弟対決をまたしても制してきました。これが兄の強さですかねー。最後まで先頭集団に付いていっての4位、惜しくも表彰台には届きませんでしたがエースの走りを見せてくれました。安定感ではチームトップと言っていいでしょう。

 

 

5位に拓殖のデレセ、圧倒的な留学生の強さとまではいきませんでしたが、まずまずの結果ではないでしょうか?金森とのダブルエースは強力ですね。徐々に日本に慣れていってくれればと思います。最初はそれほどでも無かった留学生も、大学時代に一気に伸びていった例は多々ありますからね。

 

 

6位に青学の中村、青学トップは田村和か安藤かと思っていましたが、中村でしたねー。これまた、失礼しました。。。トラックでの高い安定感は二人を上回っていますし、今回の勝負レースでも入賞を果たしました。今年度はトラックだけではなく、駅伝でもメンバーに入ってきそうですね。元々、高校時代の実績も豊富な選手ですし、層の熱い青学でも台頭してきそうです。

 

 

7位に駒澤の西山、今回の走りも含めてずっと安定した結果を残してはいるのですが、予想以上の快走というと、1年時の上尾ハーフで62分台を出した時くらいかなあ。。。予想以上の走りを連発する中谷や工藤に比べるとどうしても物足りなく思えてしまいます。高校時代からの先輩である中村が一気に飛躍したのも3年時、西山も尊敬する先輩に続いて欲しいですが果たして・・・?

 

 

8位は東農大の戸田、好走とはいえないかもしれませんが、浮き沈みが激しかったことを考えると、まずまずの結果では無いでしょうか?チーム内では抜けた存在となってしまいそうな状況でしたが、着々と他の選手も力をつけているようで・・・そんなチームを牽引する存在として、結果を残し続けて欲しいです。

 

 

9位は大東大のエース大隅が惜しくも入賞には届かなかったものの、順当に結果を残したものの・・・10位に入ってきた流通経済大の酒井はちょっとびっくりですね。旭化成に進んだ吉村がずば抜けていましたが、ここまで走れるとは・・・箱根予選会、どこまで走れるか楽しみです。

 

 

逆にちょっと残念な結果に終わった選手を見てみると・・・創価の山口、後沢がともに29分50秒台で16位、17位となったのは残念ですね。特に山口は上位候補の1人だと思っていましたが。。。昨年度の勢いがチーム全体でちょっと見られないかなあ。神奈川のダブルエースの1人である我那覇が30分50秒・・・結果を残す時は残しますが、どうしても西山と比べてばらつきのあるのが治らないですね。。。むしろ、1年の時が一番安定していた気もしまいます・・・ 最も衝撃的だったのは青学の田村和、駅伝シーズンでのずば抜けた成績から、関東インカレでも最低限入賞はするだろうと思っていましたが、30分53秒の31位とは・・・どうしてしまったんでしょう?工藤が2位に入っただけに対照的な走りになってしまいました。また立て直してきて欲しいです!

 

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