監督特集 ~神奈川大学 大後栄治~

続いては、神奈川大学を2度の箱根優勝へと導いた大後監督について・・・当時は箱根駅伝出場さえ遠ざかっていたチームを立て直すと、決してスカウトが良かったわけではないものの、高い育成力で見事に箱根駅伝2連覇を達成しています。その後は、チームも低迷してしまい、シード権すら獲得出来ない日々が続いていますが、有力ルーキーの加入、エースも育ってきており、久しぶりのシード獲得に向けて陣容は整ってきました。

 

選手時代

日体大に入ると、故障の影響もあってマネージャーに転向しているんですよねー。大学での実績が豊富な他大学の監督と比べると、異質な存在でもあります。しかも、当時の日体大は監督・コーチがおらず、マネージャーが監督の代わりをしなければいけないという非常に大変な状況でした。監督に選ばれるならともかく、マネージャーや主将に箱根駅伝の出場・区間配置を決められるというのは、出場出来なかった選手からすれば、やりきれない思いもあったでしょうし、そういった人身把握というのは同じ学生という立場では難しいですよね。。。ただ、その経験が大後監督の将来の糧となります。

 

監督時代

神奈川大学の監督になったのは、1989年のことでした。当時の神奈川大学は箱根駅伝にずっと出場できていない状況であり、選手たちのモチベーションも決して高くは無かったでしょう。しかし、その2年後には箱根予選会を突破すると、その後はシードを確保するようになり、徐々に優勝候補の1校として数えられるようになります。そして、満を持して優勝を狙った1996年、4区の高嶋が疲労骨折で途中棄権というまさかの悲劇が待っていました。。。同じ年、同じ区間で山梨学院大のエースだった中村も棄権、優勝候補2校が棄権する大波乱の大会となりました。

 

しかし、転んでもただでは起きない神奈川大学、翌年度には全日本で区間賞4つを獲得し初めての3大駅伝優勝を経験し、優勝候補筆頭として箱根路に臨みます。大学を代表するようなスーパースターはいませんでしたが、全員が区間5位以内、8区間で3位以内という盤石のレースで2位以下に大差をつけて、初の箱根制覇を成し遂げました!!前年度途中棄権からの箱根制覇というのがまた劇的ですよね。勢いが止まらない神奈川大学は、翌年度の全日本も区間賞3つを獲得して連覇を達成すると、箱根も区間賞を4つ獲得する盤石の走りで2年連続の全日本、箱根2冠達成という快挙を達成しました!!

 

翌年も箱根で3位となるなど、強豪校としての地位を維持していましたが、2003年にシード権を落とすと、その後は低迷してしまい、2006年以降は箱根で14位以内に入ることが1度も出来ず、2010年には予選落ちで箱根出場を逃すという屈辱を味わいました。神奈川大学の連覇までは叩き上げのチームが優勝出来たものの、その後は強い新入生が入ってくる大学でないと、なかなか箱根は勝てないようになっていきましたねえ。。。2014年度は久々にシード獲得、それ以上の順位も狙えるような戦力が整ってきました。4年生にエース柿原に柏部、井上、小泉、赤松らが脇を固め、3年生には西山、我那覇のダブルエース、ルーキーでは浅利、大川が早くも全日本で戦力となるところを見せてくれました。4年生が充実しているだけに、今年こそなんとしても結果を残し、神奈川大学復活の足がかりにして欲しいです!!

 

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