城西大学 ~2013年度4年生特集~
続いては城西大学の4年生を取り上げます。山口、平田、佐野の3人しかいないんですよねー。ただ、これは登録している人数が少ないというより、純粋に4年生の人数が少ないんですよね。。。確か4人しかいなかったような。。。佐野は4年生になってから出てきた選手ですが、山口、平田は下級生の頃から活躍してましたねー。それぞれ3000m障害、1500mとトラックでも結果を残してきました。そんな城西の4年生を見て行きたいと思います。
山口 浩勢・・・1年生の時から3000m障害で圧倒的な強さを誇り、関東インカレ1部で4連覇という34年ぶりの偉業を達成しました。4年間しかない大学生活で4連覇というのはやはり素晴らしいですし、山口の勝負強さを感じますよね。駅伝でも1年生の時から3大駅伝全てに出場、出雲、全日本はともに1区といきなり主要区間を任されました。しかし、それぞれ区間10位、16位と悔しさの残る結果に。。。それでも、箱根では4区4位と上々のデビューを飾りました。2年生になると、1万mで早くも28分台に突入し、全日本では2区12位とまたも苦戦するものの、箱根では2年連続の4区4位でチームのシード獲得に貢献しました。
3年生では早くも主将を任されることに・・・しかし、出雲こそ3区7位という成績を残しましたが、全日本はチームが出場できず、箱根は怪我の影響で自身が出場出来ないという悔しい1年となりました。4年生では、出雲・全日本は出場できず、箱根予選は自身はチーム2位の24位で走りながら、チームは10位通過と増枠に頼っての通過に。。。そして迎えた最後の箱根、1区を任されましたがハイペースに途中までついていったのがアダになったのか、区間19位に沈んでしまうと、チームもそのまま浮上することなく総合19位で終えてしまいました。3000m障害で圧倒的な強さを誇り、5000m,1万mで13分台、28分台をそれぞれ複数回出していることもあり、トラックの印象が強いですが、駅伝でも1年生の時からチームに貢献しているんですよねー。主将であった3,4年生の時は特に悔しい思いをしたと思いますが、山口の存在は非常に大きかったですねー。。。
平田 啓介・・・山口と同じく、1年生から活躍してきた選手ですね。全日本5区8位、箱根では8区13位という結果を残しています。トラックでは1500mで活躍していたこともあり、どちらかといえば短い距離が得意という印象でした。2年生では、1万mで大学ベストとなる29分37秒、ハーフで64分5秒を出しています。タイム的には2年生が一番良かったかなあ。駅伝では全日本は4区10位でしたが、箱根では山下りの6区で4位と好走しました。結局、平田の3大駅伝での唯一の好走と呼べるものになってしまった気もしますが・・・3年生では出雲6区9位、箱根では5区棄権のため、参考記録ですが6区を12位相当で走っています。。。最終学年では、なかなか万全でレースに出場することが出来ず、箱根予選も95位でしたし、箱根には出場することが叶いませんでした。うーん、上級生になってからは怪我に苦しむことが多かった感じですねー。そのため、成績もあまり伸ばすことが出来なかったかなあ。それでも、人数の少ない学年で山口とともに1年生から出てきてくれたのはチームに大きく貢献してくれたと思います。
佐野 瑛一朗・・・3年生までは5000mで15分を切ることすらなかなか出来ず、このまま終わってしまうのかと思いましたが、3年の学生ハーフで65分47秒の大学ベストを出すと、5000mで14分28秒、1万mで30分29秒といずれもベストを更新して、チームから佐野の成長に期待する声があがってくることに。。。4年生で初めて出場した箱根予選では、124位、チームでも7番手の成績を残して予選突破に貢献しました。すると、箱根でも7区で3大駅伝最後にして最初の出場を果たしました。結果は区間19位でしたが、3年生までは箱根は非常に遠いものだったであろう選手が、4年生で大きく伸びて出場するまでになったというのが凄いですよねー。後輩たちへの良い手本となってくれたのでは無いでしょうか。
やはり、ちょっと人数が少なすぎるのは気になりますよねー。その分、3年生たちに出場機会が増えて成長してきたとも言えますが・・・ただ、決して谷間の学年とはならず、チームを引っ張る学年でいてくれたのは良かったと思います。特に山口は関東インカレでの貢献度はとんでもないものがありますしね。ただ、4年で出てきた佐野と違い、山口、平田が上級生になって苦労していたのがやはり残念だったかなあ。1年生で出てきて、4年生まで安定して活躍し続けるのがいかに難しいかということを痛感させられました。。。