2012年度4年生卒業の影響について
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4年生が卒業することによる影響の大きさを各大学ごとに分析してみようと思います。箱根上位10人と3年生以下上位10人を比較し、1万、ハーフの平均がどれだけダウンするかを見てみました。東海のみ箱根上位10人ではなく、大学上位10人にしております。その結果が以下の表になります。
1万mの平均PBで4年生の卒業の影響が少ない順に並べてみました。背景が水色はダウンが少ない上位5大学、黄色はダウンが大きい5大学です。上位3大学、下位3大学を見ていきたいと思います。やはり1番影響が少ないのは帝京、卒業するのは山川だけですから、来年も強いです。ハーフも3位という影響の少なさです。来年は勝負の年でどこまでいけるか??次に日体大…3年生に主力が多いだけに4年生の影響はそこまででもないですね。来年も強く優勝候補となるでしょう。3位は大東文化…1万mの上位10人でいなくなるのは成田・田口のみ。来年こそはシードを狙いたいところかな?
その一方で最も戦力ダウンが大きいのは東海大学…ダントツでトップ2の村澤・早川が抜けるわけですから当然ですよね。とはいえ、新1,2年生は粒ぞろいなだけに楽しみなチームでもあります。ワースト2位は駒澤大学…1万mで28分台の4年生が5人も抜けるのですから、これまた当然です。油布・窪田・村山・中村の上位4人とそれ以外の差が大きく空いてしまうだけに、3年生以下のさらなる成長が必要になります。ワースト3位は早稲田大学…平賀・前田・佐々木と下級生の頃からチームをけん引してきた選手が抜けるのですから、これまた妥当な結果です。
こうしてみてみると、戦力ダウンの大きい東海・駒澤・早稲田はいずれも今年のスカウトで勝ち組と呼ばれている大学ですね。大学としても戦力ダウンが大きいのを見越して、それだけスカウトに力を入れていたということでしょうか?逆に戦力ダウンの少ない帝京・日体・大東はいずれもスカウトがあまりよろしくなかった大学ばかりです。ここまではっきりと明暗が分かれるのも珍しいのでは?4年生の抜けた穴をどれだけ埋めることが出来るのかが、2013年度の三大駅伝を占う上で重要な要素となるのは間違いなさそうです。
ちなみに、1万mの戦力ダウンはワースト4位ですが、5千、ハーフでワースト1位なのが順天堂大学です。実は、ここが戦力ダウンが一番大きいと思っています。ハーフの平均PBが1分7秒下がるというのは4年生が抜ける影響の大きさが分かります。田中、大池をはじめとして箱根を走った4年生がごっそり抜けるにも関わらず、今年はスカウトもそんなによくは無さそうですし、苦しい1年となりそうです。元々、駒澤以上と言われたスカウトだった学年ですからね。3年以下の奮起が無ければシート維持は絶望的な状況かも・・・