2014年 全日本大学駅伝結果考察 ~8位:大東文化大学~

続いては8位となった大東文化大学について、全日本大学駅伝の結果を考察してみます。大会結果はこのようになっております。確定オーダーを見た感想としては、ルーキーの原がいない以外は順当かなあという印象でした。ただ、7区に大学での実績に乏しい石田がエントリーされ、8区の植木も前回シードラインに迫ったとはいえ、区間8位でしたし、シード権獲得には市田兄弟で大きくリードを奪い、6区までにシードラインに対し大きくリードしておく必要があると思っていました。結果としては、6区までにそれほどリードを奪えず、7,8区がともに区間14位以下という苦しすぎる走りでシードを逃すことになってしまいました。。。

 

 

1区は市田孝、エース級が揃う1区でどこまで戦えるかと思っていましたが、素晴らしかったですね。今大会、最も高いレベルの走りを見せてくれた選手の1人ではないでしょうか?村山兄弟の5kmからのペースアップにも付いていくどころか、積極的に孝自身も引っ張ってペースを上げ、後続を引き離していきました。さらに、村山兄弟、孝の3人の先頭集団となった終盤にはロングスパートを仕掛け、二人を一時は置き去りにする走りを見せました。さすがにラストスパートのキレでは謙太、紘太に劣るだけに区間3位となりましたが、それでも区間トップと1秒差ですし、シード権獲得に向けてこれ以上無い最高の走りをしてくれたと思います。

 

2区は宏、1秒前に駒澤の中谷がおり、付いていければさらに後続を引き離すことが出来るのでは?と思っていましたが、中谷のハイペースの突っ込みには付いていかずに自重しましたね。好調時の宏ならばきっと付いていったと思いますので、今年度はなかなか調子が上がらないのかなあ・・・区間6位は前回の7位を上回っていますが、トップとはトップとは1分12秒もの差をつけられ、シード権を争う大学とも差をあまり広げられなかったのが痛かったですね。

 

3区は北村、前回は5区13位で最後はフラフラになりながらのタスキリレーでした。今回は区間10位、総合順位こそ4位をキープしましたが、前とは差をつけられ、シードを争う大学が揃って二桁順位だったことで差はつけられましたが、5000m,1万mともにベストを更新するなど、ここ最近の勢いを見ていると、もう少し走れても良かったかなあ?それでも、前年度よりは遥かによくなっていますし、今後は主力になっていって欲しい選手ですね。

 

4区は大隅、主要区間は4年生で固めてくるかと思いましたが、3年の大隅を起用してきました。やはり、それだけ監督からも期待されているのでしょう。結果は区間10位、総合も4位をキープし、主要区間を走ったことを考えればまずまずの走りだったと思います。しかし、シードを争う早稲田、東海、山梨学院がともに力のある選手を投入してきていずれも区間5位以内の好走、ここで大きく差を詰められることになりました。2区以降は決して悪くは無いですが、良くもないちょっともどかしい状況が続きましたね。

 

5区は池田、9月に5000m,1万mともにベストを更新し、主要区間を任されてもおかしくない選手です。区間6位というのはまずまずかなあ?2番目に短い区間とはいえ、優勝を狙うような大学は強い選手が揃いましたからね。総合順位は5位と1つ落としてしまいますが、これは後ろから区間新を遥かに上回るペースで爆走してきて横手に抜かれたものなので、さすがにどうしようもないでしょう。

 

6区は平塚、出雲が中止になったこともありますが、実は4年生にして3大駅伝のデビュー戦なんですよねー。2年時から箱根予選を走ったりもしていましたが、なかなか3大駅伝には縁がありませんでした。それでも、力のある選手ですし、区間6位でまとめてきました。まずまずのデビュー戦だったと思います。最初で最後の箱根でもいい走りを期待したいです。

 

7区は石田、高校時代14分11秒のタイムを出しながら、大学では怪我に苦しみ続け、ようやく3年生になって出て来た選手です。ただ、まだ1万mも30分は切れていないですし、正直厳しいかなと思っていたのですが、区間14位とやはり苦しい走りとなってしまいました。東海には逆転されて更に大きく差を付けられ、山梨学院にも大きく迫られての6位で、もうシード権はほぼ絶望的になってしまいました。それでも、来年度を見据えると大隅以外の3年生が3大駅伝を経験出来たのは良かったです。

 

8区は植木、もう後ろから追いかけてくる早稲田の田口、山梨学院のオムワンバから逃げるしか無い状況でしたが、田口にはあっさりと捕まってしまい、引き離されると、オムワンバにもかわされて総合8位まで順位を落としてしまい、そのままフィニッシュとなりました。区間15位はさすがに悪すぎですよね。。。前回は8位でタイムも今回よりも1分30秒ほど良かったわけですから、シードは元々厳しかったでしょうが、ちょっと残念な走りとなってしまいました。

 

 

1区は完璧なスタートでしたが、2~6区がいずれももう少し稼いで欲しかったかなあ。どの区間も決して悪い走りではなかったのですが、物足りない走りとなってしまいました。上手くハマればひょっとしたらシード権も?という思いもありましたが、そう甘くはなかったですね。来年度は市田兄弟、平塚、池田、植木と今回走った選手が5人も抜けます。4年生の穴の大きさは今回全日本に出場した中でもワーストでしょうし、来年度は正直全日本予選の突破も厳しいかと思います。それだけに、何とか全日本のシード権を取って欲しかったのですが・・・

 

箱根に向けては、やはり選手層の薄さが気になるところです。全日本を走る8人を揃えるだけでも精一杯という感じでしたし、10人になる箱根ではどうなるのか・・・ハーフの距離だと強い選手が他にいるというわけでも無さそうですし、箱根でも厳しい戦いとなりそうです。2年生で1万m29分台を持っている選手たちが、北村以外にももっと出て来て欲しいのですが。。。箱根ではシード権のボーダーを争う戦力かなあとは思っています。市田世代が最終学年ということを考えても、是非とも箱根で2年連続のシード権を確保して欲しいです!!

 


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