90回箱根駅伝を振り返る ~順天堂大学~

続いては順天堂大学について・・・結果はこのようになっております。もう順天堂がシードを落とした理由は明確ですよねー、ベストメンバーが組めなかったことに尽きるでしょう。特に、箱根ではチームにとって最も重要な選手であろう西郷を5区に起用出来なかった時点でもうシードは無理だと思っていました。それでも、選手層が薄いと言われながらも、山以外は結果を残しましたし、総合16位ではありますが、決して来年度に向けて悲観的になる必要はない結果だったと思います。そんな順天堂の走りを振り返ってみたいと思います。

 

1区は松村優樹、全日本に続いてハイペースになると踏んでの1区優樹起用でしょうか?結果としてはこれが正解でした。超ハイペースな展開に今の順大で付いていけるのは優樹だけだったと思います。結果は区間9位、62分台で走っていますからねー。スターターとしていい走りをしてくれたと思います。ただ、本音を言えば優樹以外で1区を走れる選手が出てきて欲しいところですね。1区でエースを起用するのであれば、他にエース級がいないと厳しいです。2区は小澤、前回に続いての2区でしたが区間14位はまずまずなのかちょっと物足りないのか・・・今シーズンは怪我があったりと苦しいシーズンということを考えればよく走ってくれたと思います。しかし、結局ハーフは6分台のまま卒業なのですね。。。もう少し、順大の主力はハーフに積極的に出場してもいい気がするのですが・・・

 

3区は稲田、実績・持ちタイムを考えてもここは苦しいと思っていました。やはり、松枝が万全ではなく8区に回ったしわ寄せが来てしまったかな?それでも、区間15位はまずまずの走りだったと思います。これまた、ハーフ6分台の選手ですしねー。。。なんだかんだで箱根に出場する選手は合わせてくるのが順大の調整力といったところでしょうか?4区は西澤、2~4区までハーフ6分台を並べたのは順大だけです。。。しかし、西澤はさらに実績が乏しく・・・正直箱根を走るとは思っていませんでした。故障者の影響で出番がきたのが正直なところかな。結果は区間19位ですがこれはしょうがないと思います。ベストメンバーを組めなかったチームとしての責任かなあと。まだ1年、いい経験になったでしょうし、これをきっかけに飛躍してくれればと思います。

 

5区は山下、西郷が走れなかった時点で非常に厳しいのはわかっていましたが、それでも区間21位(実質ブービー)は痛すぎます。5区の差がそのままシード権との差になってしまった感じですね。西郷が万全の状態で走れていればと思わずにはいられない結果となってしまいました。往路を終えて19位という結果は前回6位のチームとして悲惨でした。まあ、3~5区はどう考えても本来のオーダーでは無いですからね。。。6区は山下、順大の6区は比較的安定した結果を残しているのですが、結果は5区と同じく21位・・・箱根で最も大事とされる5,6区でともに21位では勝負になりませんねえ。。。総合順位はついに20位まで落ちてしまいました。ここで終わっては何の収穫もないところでしたが、7区以降の選手が粘ります。

 

7区は松村和樹、エース級として活躍する兄とは違い、今回は初の箱根となりましたが、区間11位できっちりと走りました。一斉スタートの6区で出遅れてタスキをもらってのこの走りは見事だったと思います。来年度は、兄とともにチームを支える選手となって欲しいです。8区は松枝、怪我の影響もあってか繫ぎ区間である8区での起用でしたが、区間11位でまとめてくれました。前よりは安定感が出てきたように思えますねえ。ただ、復路を走っていては困る選手ですし、来年度は万全の状態で主要区間を走ってほしいと思います。9区は田中、今シーズン順大で最も伸びてきた選手といっていいかもしれません。全日本8区9位も健闘したと思いますが、箱根9区5位はびっくりしました!!これまたハーフ66分きりがやっとの持ちタイムなのですが、持ちタイムなんて関係ないという走りでしたし、一気にチームの主力となってきました。まだ2年生というのも今後のさらなる成長が楽しみです。チームの柱となってほしいですね。

 

10区は聞谷、1年生に23kmのアンカーを任せるのはちょっと珍しいなあと思いましたが、区間8位で好走しました。いやあ、9,10区の走りには驚かされましたねえ。と同時に、もったいないという気もしてしまうのですが・・・ハーフの持ちタイムは67分きりがやっと、順大のハーフ持ちタイムは本当に当てになりませんね。1年生にして23kmを区間一桁で走れるのですから、これまた今後が楽しみです。山では絶望を味わいましたが、7区以降は来年度以降に期待が持てるレースだったのでは無いでしょうか?総合でも16位まで順位をあげましたからね。

 

持ちタイム上位、3大駅伝出場経験でいえば、的野、西郷、岩崎、森といった選手は箱根を走って欲しい選手でしょうし、ただでさ選手層が薄い順大にとって、やはりこれだけ故障者・不調者が出たのではしょうがないかなという結果ですねえ。来年は2区小澤、5区山下、6区林が抜けますが、今回走れなかった3年生以下でその穴は埋まりそうです。新入生も13分台を持つ花澤を始め、村島、栃木など期待の選手も入りますし、既に来年度は戦力アップしそうな勢いですね。ここに、今伸び盛りの中堅選手がさらに成長してくれればいいチームになると思います。ただ、順大は箱根予選会を苦手としてますからねえ。。。さすがに予選落ちすることはないと思いますが、まずはしっかりと箱根予選にピークを合わせ、本戦でも大暴れしてほしいと思います!!

 


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