第36回(2024年)出雲駅伝 レース結果 ~國學院がアンカー勝負を制して優勝~

3年前ほどではないですが、今年も暑い中でのレースとなった出雲駅伝、まずは全大学がタスキを途切れることなく繋げたのが良かったです。レース結果(PDF)はこのようになっております。先頭がどんどん入れ替わり、最終区まで分からない優勝争いは見ごたえ十分でした。上位10校+関東勢のレース結果を大学ごとに見ていきます。

優勝: 國學院大學

1区青木が区間3位と好スタート、2区山本も区間5位で繋いでまず見事だったのが辻原、ここで区間4位でまとめて青学や駒澤との差を最小限に抑えたのが繋がりました。個人的に最も期待以上だったのが4区の野中、3大駅伝初出場で区間賞という会心の走りで優勝を近づけました。5区の上原も連続区間賞で先頭に立つと、アンカーの平林が駒澤の篠原とのエース&主将対決を制して5年ぶり2度目の優勝、前回の優勝を見て國學院を選んで平林が再び優勝のゴールテープを切ることとなりました。

2位:駒澤大学

理想的なレース展開だったと思います。1区のルーキー桑田は区間6位で粘ると、2区の帰山も区間4位で青学や國學院は上回る順位でまとめました。3区の山川はエースの走りで区間2位、先頭と秒差につけると4区の伊藤も区間3位で先頭に立つことに。最も驚きだったのは5区の島子、ここが最も苦しいかと思いましたが区間2位と会心の走りで先頭と秒差で繋ぎました。6区の篠原は区間3位も國學院の平林に突き放されて勝負あり、さすがに平林が凄すぎましたね。それでも主力が大量に卒業、圭汰を欠いた中で優勝争いを繰り広げての2位は価値があります。

3位:青山学院大学

優勝候補筆頭と目された青学がまさかの3位にとどまることに。1区の鶴川は会心の走りで区間賞、完璧なスタートを切りました。2区の野村が区間6位ともう一歩で集団に巻き込まれると、3区の黒田は区間3位もここで狙い通り先頭に立つことに。しかし、4区の宇田川が区間5位で一歩さがって総合2位、6区の若林も区間5位で先頭と24秒差になったのは痛かったですね。6区の太田は区間3位でまとめたものの、そのまま3位でのフィニッシュとなり目標としていた3冠は消えました。区間配置は完璧だと思ったのですが、完璧すぎましたかね?青学が強いときは予想外の区間配置で爆走が多いので…

4位:創価大学

当日変更でムチーニを起用出来ないアクシデント、それでも1区の石丸惇が区間10位で走ると、2区の吉田響は別格の走りで区間賞を獲得、区間2位とも32秒もの大差をつけました。総合でもトップに立ちましたし、最短距離である2区で凄まじい走りでした。3区の山口は区間7位、ルーキーが急遽の出場で良く走りました。今後ますます活躍してくれることでしょう。4区の吉田凌が区間4位でまとめて総合4位はキープ、その後は3大駅伝初出場組、黒木が5区6位、小暮が6区6位でまとめてそのまま4位となりました。目標の3位には一歩届かずもエースを欠いての結果でしたし、上出来と言って良いのでは。

5位:アイビーリーグ選抜

大健闘だったのがアイビーリーグ選抜、前回も1区2位と好走を見せましたが、今回も1区2位と2年連続の好スタート、さらに2区でも区間2位だったのが素晴らしかったですね。3区は区間8位で総合6位まで下がったものの、4区で再び区間2位で巻き返し、5区が区間9位で総合6位に順位を下げたものの、アンカーが区間7位、最後も粘って1つ順位を上げて総合5位という好結果を残しました。これまでは参加するだけという印象でしたが、しっかりと出雲駅伝に合わせてきてくれて、個人的には嬉しかったです。

6位:早稲田大学

1区山口智が区間12位、関東勢最下位と出遅れたのは衝撃的でした。区間賞候補だと思っていたので…2区の伊藤も区間10位で総合11位、3区の山口峻も区間11位とエース級を投入してこの状況は後半区間のレースが心配でしたが…4区の藤本が区間7位でまとめると、5区の長屋が区間3位と見事な走りで復活、そしてアンカーの工藤が区間2位と会心の走りでさらに2つ順位を上げて総合6位、定位置とも言える6位でしたが…長屋、工藤という2年生コンビの活躍は今後につながる結果だったのでは。

7位:城西大学

1区の斎藤が区間11位と出遅れてしまうことに…前回は転倒しての9位でしたが、そこから順位を下げるとは思いませんでした。2区の山中も区間13位とほろ苦い3大駅伝デビューに。それでも3区のキムタイが区間賞の走りで12→5と7つ順位アップ、しかし4区の平林も区間9位とキムタイ以外のエース格が振るわなかったです。そんな中で5区4位だった鈴木の走りは光りました。6区の久保出は区間9位で2つ順位を下げて総合7位、鈴木以外はちょっと物足りない結果となってしまいました。

8位:帝京大学

1区の山中が区間4位と好スタート、エースを1区に起用してきましたがさすがの走りを見せました。2区の尾崎も区間6位とまずまずの走り、3区の廣田も区間9位でしたが総合では9位まで下がってしまうことに。後半は楠岡が区間8位で総合8位に浮上、鎗田は5区11位で再び総合9位に下がりますが、6区福田が区間8位で総合8位でのゴールとなりました。山中がエースの走りを見せてくれたこと、廣田や楠岡といった2年が3大駅伝を経験できたのは良かったかな。

9位:法政大学

当日変更で野田、武田が入ったときは俄然楽しみになりましたが…1区の大島が区間9位ともう一歩、2区の野田は区間8位、3区の小泉が区間6位で走ったものの、後ろが速く総合10位まで下がってしまいました。しかし、前との差は最小限だったことで4区武田が区間5位の走りで10→7位と3つ順位アップ、5区矢原も区間8位で総合7位は守りましたが、6区の宮岡は区間10位、2つ順位を下げて9位となりました。ベストに近い布陣が組めたと思うのですが…出雲はどうしても嚙み合わないですね。

10位:大東文化大学

1区入濱が区間5位と好スタート、駅伝では苦戦していましたがここで1つ好結果を残しました。さらに2区のルーキー大濱が区間3位と素晴らしい走りで総合4位に浮上、ここで3区キプロップと期待が高まりましたが…ここで区間12位に沈んでしまうことに。大東大の留学生、駅伝で苦戦することが多いですね。総合7位に下がっています。さらに4区小田も区間15位と関東勢の全区間でワーストの順位に沈んでしまうことに。そんな中で5区7位で走ったルーキーの中澤は悪くなかったですし、大濱とともに存在感を示しました。6区西川も区間5位とさすがの走りでしたが、総合10位は変わらずでした。3,4区で崩れたのが痛かったですが、ルーキーや入濱の快走など収穫もありました。

11位:東洋大学

まさかの関東勢最下位に沈んだ東洋、松山、梅崎、石田、小林と主力を大量に欠いたとはいえ、衝撃的な結果でした。1区の緒方は区間7位、タイムも順位も悪くなかったです。しかし、2区の濱中が区間11位で総合10位に下がってしまうと、3区に抜擢された網本は区間13位で総合でも12位に下がってしまうことに。4区迎が区間10位、そして5区の西村も区間12位とルーキーも主力も苦しい走り、アンカーに抜擢されたルーキーの宮崎も区間11位で総合11位になりました。全日本では巻き返すと思いますが…東洋が関東勢最下位となるのは1998年以来26年ぶりの出来事であり、新戦力を試したとはいえどれだけ得るものはあったのかと心配になりました。

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