第100回(2024年)箱根予選 戦力分析 ~日本大学~

続いては前回の箱根予選で13位だった日本大学について、箱根予選の戦力分析を行っていきます。箱根予選で私が重視しているエース力、選手層、予選会力、持ちタイムの4項目を中心に見ていきます。

エース力はまだ未知数な部分もありますが…キップケイメ、西村、安藤が3本柱ということになるか。キップケイメは全日本予選で4組29位、まだ勝負レースで目立った走りは見せられていませんが…箱根予選通過を目指すのであれば20位以内では走ってほしいところ。西村は前回チーム3番手、安藤は4番手で走っている選手。西村はハーフで62分台をマークしていますし、今年度は出遅れたものの箱根予選には合わせてくれれば。安藤も勝負レースでの実績が豊富で全日本予選も3組6位と快走しています。ともに前回は100位オーバーでしたが、ここから大幅に順位を上げてきてほしいところ。


選手層はエース力に比べるとまだ戦えそうか。トラックではエース級の活躍を見せている下尾は今年度箱根予選でも結果を残してほしい選手ですし、前回の箱根予選に出場した中澤、土井、大仲らも万全であれば出場が有力。全日本予選で2組に出場した久保、山口月も含めて9人。ここに後はチームの中心である2年生がどれだけ入ってくるかかな。


冨田、鈴木、本間、滝澤、古川、小路など候補者は多いです。ルーキーも山口彰太、聡太、片桐、山室らがいて、1,2人はメンバーに入ってきてほしいところ。12人をめぐる争いは激しそうですが、その中で150位以内や200位以内で走れそうな選手となると選手層の薄さは否めないかな。前回は150位以内は5人、200位以内は8人となっています。

予選会力は少なくともこの3年は見せられていないです。過去3大会は18→21→13位、主力が出場出来なかったり、出場しても力を発揮出来なかったりというのが続いています。新監督に代わってそこが改善できるかは期待したいところですが…特に前回の箱根予選は主力の4年生が力を通過する可能性はあっただけに、もったいなかったです。今年度の戦力を考えても、しっかりと主力も中間層も力を発揮できないと通過争いに加わるのは厳しいです。


持ちタイムは正直厳しいです。私がDB管理している24大学(2022年度以降3大駅伝出場を決めた大学)の中で1万、ハーフともに最下位となっています。特にハーフは23位とも50秒以上の大差がついています。62分台が西脇1人、63分台が安藤1人なのはともかく64分台が中澤1人というのが寂しいです。高速ハーフには出場していませんが、学生ハーフは多くの選手が出場しましたからね。キップケイメもハーフは持っていませんし、箱根予選では多くの選手が自己ベストをマークすることを期待したいところ。


予選会に向けては…ボーダーを争う大学の1校ということになるのかなあ。前回と同じ13位であれば通過できるというのは一つの希望ですよね。全日本予選も2年連続通過とはなりませんでしたが、決して悪く走りではありませんでした。まずは箱根予選にどれだけ合わせることが出来るのか。ベストに近い布陣で臨むことは最低条件です。箱根予選会自体も稼ぐべき選手が稼ぎ、ずっとうまくっていない集団走も含めた予選会での戦略も大事になってきます。予選会は厳しい戦いになるとは思いますが…日大が箱根に戻るのであれば今回は絶対に逃せないチャンスです。過去3年間の悔しさを糧に4年ぶりの箱根出場、是非とも勝ち取ってほしいです!!

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