第92回(2023年)日本インカレ エントリー感想 ~1500m~

日本インカレのエントリーが昨日発表されました。昨年は3日間でしたが、今年は2023/9/14~17の4日間で行われます。今回も長距離種目は力をいれる大学とそうでない大学の差が激しいです。箱根上位校だと中央、順大あたりは多くエントリー、駒澤、青学はほぼエントリーがありません。合宿明けであることも多いこの時期にピークを合わせるのも大変ですからね。


まずは1500mのエントリーを見ていきます。1500mは参加A標準が3分47秒、B標準が3分50秒といずれも前年度より1秒短縮されています。前年は5組でしたが、今回は3組×3+タイムで6人の合計15人が決勝進出となります。

~1組~

日本選手権でも活躍を見せる北大大学院の高橋が抜けています。3分38秒という抜けている資格記録、前回も4位に入っていますし、優勝候補の1人です。前回決勝進出者としては、東海の松本、順大の塩原がいますし、関東インカレの走りでは2部で5位だった東国大のルーキーである松尾、7位だった城西の小島、決勝進出した青学の片山らおり、決勝進出の候補たち。


他に関東以外では環太平洋の前田が3分44秒のタイムに中距離での実績が豊富、関西学院の佐藤、広島経大の東が3分47秒の資格タイムを持っています。東は800mでも力のある選手ですね。これだけ選手が揃っていながら、順位で通過出来るのは3人だけですから、決勝進出争いは熾烈です。

~2組~

3分42秒を持つ日体大の高村が関東インカレ1部で優勝を果たしており、今回も優勝候補の1人です。中距離での勝負強さは抜群で、実績でも抜けているかなあ。他にも関東インカレで結果を残している選手も多く、1部2位だった順大の後田、9位と入賞まであと一歩だった東洋の石川、2部8位だった創価の濱口らが勝負レースでの実績があります。


持ちタイムでは800mでも活躍する東海の安倍が3分42秒の資格タイムで高村に次いで2位。関東以外では鹿屋体育大の小手川が前回決勝進出して11位に入っており、3分46秒の資格タイム。他にも3分46秒で関西学院大の吉崎、3分47秒で関西大の石丸、北大の林、札幌学院大の大柳らが続きます。

~3組~

何と東国大のベットがエントリー、3分40秒というエントリータイムですが…5千、1万のスピードは圧倒的ですし、このまま出場となれば優勝候補筆頭か。他にも日体大エースの一角を占める漆畑、中央で今年度最も躍進したと言っていい吉中ら5000mで活躍を見せる選手が1500mにもエントリーされていますね。そこまで1500mの印象は無いですが、勝負レースで実績を残す2人の走りが楽しみ。


関東インカレで4位に入った順大のルーキー大野も実力者、前回決勝に進出し、3分44秒を持つ環太平洋の高嶋もいます。持ちタイムでは他に3分43秒を持つ筑波の井内、3分44秒を持つ立命館の大森らが上位です。大森は5千でも13分台のベストを持ち、エースの1人です。

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