第55回(2023年)全日本予選結果 ~16位:山梨学院大学~

2023年6月24日

続いては16位だった山梨学院大学の全日本予選結果を見ていきます。組配置はともかくある程度主力が出場しての16位というのはなかなかに厳しい結果となりました。8人中6人が30位台という結果でしたからね。箱根予選に向けてもちょっと不安になってしまいます。レース結果はこのようになっております。

~1組~ 34位:高田、37位:砂川

砂川が先頭を走るなど積極的な走りを見せたものの37位、高田も34位に沈んでしまい、この時点で通過はかなり絶望的に…前回は揃って3組を走っていた2人が1組の時点で状態は上がっていないのかなと思っていましたが、それにしても苦しい走りでしたね…というよりも、そんな状態の2人を起用せざるを得なかったチーム状況の方が苦しいのかも。

~2組~ 22位:徳田、38位:占部

徳田が22位とまずまずの走り、日本人選手の中では最も良い順位でした。これまでの1万ベストは31分台だったので、30分24秒とベストを41秒も縮めてきました。3大駅伝出場に向けて予選会をまずは経験できたのも良かったかな。期待のルーキー占部は38位と苦しい走りに…すでに1万で29分51秒を入学後にマークしていたものの、勝負レースデビューはほろ苦い結果となってしまいました。

~3組~ 36位:品田、37位:村上

関東インカレ3000m障害で8位入賞した品田が3組に抜擢されましたが、さすがに3組は厳しかったのか36位…3000m障害以外の実績を考えると、ある程度は仕方ないと思うのですが…村上が37位に沈んでしまったのはさすがに厳しいですね。前年度から好タイムをマークし、箱根では往路の3区を任された北村に次ぐ主力として期待される選手ですからね。1組に続いて平均順位が35位以下となってしまいました。

~4組~ 2位:ムトゥク、31位:北村

ムトゥクはさすがにベットにはラスト勝負で及ばなかったものの、しっかりと2位は確保しました。個人的に予想していた順位もベットに次ぐ2位でしたし、しっかりと持てる力は発揮してくれたのでは無いでしょうか。一方の北村は31位、タイムも29分38秒とこちらも日本人エースとして物足りないかなあ。まずまずの走りだったのが徳田だけだったのはかなり危機感を覚える結果だったのでは。

箱根予選に向けて

箱根出場校の中で16位は最低順位、箱根予選落ち校に対して何校も先着を許している状況は正直厳しいです。単純計算だと全日本シード校8+16=24位ということになりますからね。この25年で全日本予選における最低順位となっています。さらに前回12人中6人が4年生で半分が抜けることになります。これだけ見ると箱根予選は厳しいように思えますが、そう単純なものでもないですよね。


エースのムトゥクに北村は前回も18位で走っている実力者、さらに前回は箱根3区を走った村上、5区を走った新本、9区を走った高木らは箱根予選に出場していません。他にも砂川、横山、徳田らはいずれもハーフで64分前後のベストを有していますが、前回の箱根予選には出場出来ていません。こういった選手が箱根予選にコンディションを合わせて出場出来れば、そこまで卒業生の穴を心配する必要は無いのでは。


ルーキーも宮地、占部らが早速存在感を示していますし、前年度よりも箱根予選のメンバー争いは熾烈になりそうなんですよね。その一方で全日本予選にはチームとして合わせられなかったこともまた事実ですし、箱根予選会における経験不足も否めません。箱根予選もベストに近い布陣が組めなければ、箱根出場を逃してしまう可能性ももちろんあります。全日本予選の苦しすぎる走りを糧に箱根予選では各選手が役割を果たし、4年連続の箱根出場を果たして欲しいです。

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